第2回 脳卒中の治療法 ストロークチームの意義
(小高)
先週からこの時間は日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について伺っています。
(つボイ)
健康を維持するためは色んなことを学んで、予防できることは予防する。ましてや前回のお話によりますと、毎日の生活の中にその病気が潜んでいる・原因を作ってしまっているということですからね。
(小高)
そうですね。今日も脳卒中の専門家の先生に教えていただきます。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いいたします。
(宮嵜)
よろしくお願いいたします。
(小高)
いきなりなんですが、私はいま「ストロークチーム」という言葉を言いましたけど、「ストロークチーム」って何ですか?
(つボイ)
君は分からずに紹介していたの!?
(小高)
そうなんですよ~。
(宮嵜)
一緒に脳卒中の治療を行っているチームです。僕は脳神経外科の者なんですが、脳卒中の治療というのはもちろん僕だけでは出来ませんので、神経内科の先生やリハビリのスタッフ、脳卒中を専門にする看護師、場合によってはソーシャルワーカーや歯科衛生士などもチームに加わっています。
(つボイ)
ちょっと待ってください。大体は理解できましたけれど、歯科衛生士の方というのは“歯”ですよね?それが脳の疾患にどういう関わりをしてくるんですか?
(宮嵜)
脳卒中の患者さんは、急性期の2週間以内に「合併症」を起こす方が6割近くいらっしゃいます。
(小高)
結構な割合ですね・・・。
(宮嵜)
その中で一番多い合併症が「肺炎」なんです。飲み込みが悪くなって、誤嚥性の肺炎を起こす方が多くなっています。そのときに体のどこから雑菌が入るかというと歯や口腔内からなんです。ですから歯科衛生士の方が口の中をチェックし口腔ケアをします。
(つボイ)
常に口の中を衛生的に保っていくため歯科衛生士の方が活躍するんですね。
(小高)
全員が一丸となってチームで治療に当たっていく、ということですね。
(宮嵜)
脳卒中が発生したその時点から、脳卒中自体の治療だけではなくて合併症の予防や後遺症の軽減のためのリハビリを始めていきます。
(小高)
「ストローク」という言葉の意味は何ですか?
(宮嵜)
「ストローク」というのは脳卒中の英語の呼び方です。実はテニスのボールをワンバウドさせて打つ方法も「ストローク」といいますよね。
(つボイ)
あと、ギター弾くときにコードを押さえてジャランジャランとやるも「ストローク」といいますよ。それが一緒かどうか分かりませんが。
(宮嵜)
つまり、“一撃”という意味なんです。
(つボイ)
やっぱり!キターもそうや!
(宮嵜)
“突然の一撃”という意味が、英語でいうとストロークということなんです。
(小高)
じゃあ「ストロークチーム」は「脳卒中チーム」なんですね。
(宮嵜)
そういうことになります。
(小高)
そしてその中には歯科衛生士さんもいて、総合的に脳卒中に対して治療に当たっていく、と。なんかカッコいいね、「ストロークチーム」って。
(つボイ)
そやな~。
(小高)
私たちもなんとかチームってつける?
(つボイ)
なにチームや?あかんチームだろうな、私たちは。
(小高)
ね~。
(つボイ)
でもやっぱり、前の心臓病のときもそうでしたが、チームを組むのは大事なことですね。
(宮嵜)
大事ですね。やはり一人の力では限界がありますから。僕は外科を担当する、つまり手術をする。内科の先生は内科的な治療、いわゆるお薬とか点滴とかです。リハビリの人が入って後遺症を少なくし、歯科衛生士が肺炎の予防をしています。
(小高)
心臓も脳も、今は病気を総合的に見ていただくんですね。
(つボイ)
聞いていて安心しましたね。
(小高)
では来週からは脳卒中の中にも色々な病気があるとのことでしたので、具体的に1つ1つについて伺っていきたいと思います。先生、よろしくお願いします。
(宮嵜)
よろしくお願いします。
(小高)
一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。
先週からこの時間は日本人の死因の第4位となっている「脳卒中」について伺っています。
(つボイ)
健康を維持するためは色んなことを学んで、予防できることは予防する。ましてや前回のお話によりますと、毎日の生活の中にその病気が潜んでいる・原因を作ってしまっているということですからね。
(小高)
そうですね。今日も脳卒中の専門家の先生に教えていただきます。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。よろしくお願いいたします。
(宮嵜)
よろしくお願いいたします。
(小高)
いきなりなんですが、私はいま「ストロークチーム」という言葉を言いましたけど、「ストロークチーム」って何ですか?
(つボイ)
君は分からずに紹介していたの!?
(小高)
そうなんですよ~。
(宮嵜)
一緒に脳卒中の治療を行っているチームです。僕は脳神経外科の者なんですが、脳卒中の治療というのはもちろん僕だけでは出来ませんので、神経内科の先生やリハビリのスタッフ、脳卒中を専門にする看護師、場合によってはソーシャルワーカーや歯科衛生士などもチームに加わっています。
(つボイ)
ちょっと待ってください。大体は理解できましたけれど、歯科衛生士の方というのは“歯”ですよね?それが脳の疾患にどういう関わりをしてくるんですか?
(宮嵜)
脳卒中の患者さんは、急性期の2週間以内に「合併症」を起こす方が6割近くいらっしゃいます。
(小高)
結構な割合ですね・・・。
(宮嵜)
その中で一番多い合併症が「肺炎」なんです。飲み込みが悪くなって、誤嚥性の肺炎を起こす方が多くなっています。そのときに体のどこから雑菌が入るかというと歯や口腔内からなんです。ですから歯科衛生士の方が口の中をチェックし口腔ケアをします。
(つボイ)
常に口の中を衛生的に保っていくため歯科衛生士の方が活躍するんですね。
(小高)
全員が一丸となってチームで治療に当たっていく、ということですね。
(宮嵜)
脳卒中が発生したその時点から、脳卒中自体の治療だけではなくて合併症の予防や後遺症の軽減のためのリハビリを始めていきます。
(小高)
「ストローク」という言葉の意味は何ですか?
(宮嵜)
「ストローク」というのは脳卒中の英語の呼び方です。実はテニスのボールをワンバウドさせて打つ方法も「ストローク」といいますよね。
(つボイ)
あと、ギター弾くときにコードを押さえてジャランジャランとやるも「ストローク」といいますよ。それが一緒かどうか分かりませんが。
(宮嵜)
つまり、“一撃”という意味なんです。
(つボイ)
やっぱり!キターもそうや!
(宮嵜)
“突然の一撃”という意味が、英語でいうとストロークということなんです。
(小高)
じゃあ「ストロークチーム」は「脳卒中チーム」なんですね。
(宮嵜)
そういうことになります。
(小高)
そしてその中には歯科衛生士さんもいて、総合的に脳卒中に対して治療に当たっていく、と。なんかカッコいいね、「ストロークチーム」って。
(つボイ)
そやな~。
(小高)
私たちもなんとかチームってつける?
(つボイ)
なにチームや?あかんチームだろうな、私たちは。
(小高)
ね~。
(つボイ)
でもやっぱり、前の心臓病のときもそうでしたが、チームを組むのは大事なことですね。
(宮嵜)
大事ですね。やはり一人の力では限界がありますから。僕は外科を担当する、つまり手術をする。内科の先生は内科的な治療、いわゆるお薬とか点滴とかです。リハビリの人が入って後遺症を少なくし、歯科衛生士が肺炎の予防をしています。
(小高)
心臓も脳も、今は病気を総合的に見ていただくんですね。
(つボイ)
聞いていて安心しましたね。
(小高)
では来週からは脳卒中の中にも色々な病気があるとのことでしたので、具体的に1つ1つについて伺っていきたいと思います。先生、よろしくお願いします。
(宮嵜)
よろしくお願いします。
(小高)
一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。