外来化学療法
化学療法による有害事象(副作用)や点滴方法に対する管理技術が年々進歩してきており、今まで入院でしか出来なかった化学療法も、通院で行えるようになってきました。通院で化学療法を行う場合、患者さまの日常生活に出来るかぎり支障を来たさないように配慮し、化学療法をより快適な環境でより安全に行うため、当院では平成21年12月より外来化学療法室を開設し、治療を行っています。また平成22年11月には、日本がん治療認定医機構 認定研修施設を取得しました。外来化学療法室は完全予約制で、室内にはベッド3床、リクライニングチェア5床を設けています。心地よい音楽を流したり、すべての治療スペース毎に液晶テレビを設置するなどして、リラックスして治療を受けていただける空間づくりに努めています
治療内容
医師の指示のもと看護師がケアにあたり、治療中の経過管理を行っており、薬剤師は薬剤の管理調整だけでなく副作用やスケジュール等の説明を行っております。また、ソーシャルワーカーや、栄養士、医療事務等も連携して患者さまへのサポートをしています。
治療実施は平日のみとなります
※土・日・祝日・年末年始は除きます
※土・日・祝日・年末年始は除きます
外来化学療法のリスク
外来通院での抗がん剤治療は副作用の発見やその対応処置が、入院に比べて遅れてしまう可能性があります。このため、外来化学療法を受ける患者さまには、自己管理していただく必要があります。私たちは出来るかぎり副作用の予防に努め、副作用出現時にはその対応が遅れることのないよう心がけ、昼夜を問わず患者さまからの連絡での対応や、時間内及び時間外外来受診での対応で支援を行っていく体制を整えています。
外来化学療法の診療の流れ
1.再来機受付
1階の再来機コーナーにて診察券を通し受付を行った後、化学療法室にお越しください。
2.化学療法室
外来化学療法室で体重測定と採血を行います。その後レントゲンやCT撮影のある方は、別途ご案内します。
3.ブロック受付
診察前に「体温」と「血圧」を測ってください。
4.各診察室
診察室前のソファーでお待ちいただき、診察になりましたらお呼びいたします。主治医の判断により、当日の治療を中止する場合もございます。
5.化学療法室
治療が決定しましたら、外来化学療法室にお戻りいただき治療を開始します。
6.会計窓口
当日の治療が済み体調に問題なければ、次回の予約票を受け取り、会計窓口及び精算窓口(自動精算機)にてお支払いとなります。処方が出ている場合は処方箋を持って、院外薬局にてお受け取りください。
副作用や治療を継続していく上でのお困りごとなどがございましたら、 化学療法室の看護師までご相談ください。 |