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第13回 低侵襲心臓病手術はこんな患者さんに


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(小高)
日本人の死因の第2位、たくさんの人がかかってしまう「心臓の病気」を中心に、健康と最新医療について専門の先生に教えていただくコーナーです。ゲストは一宮西病院のハートセンター・センター長で、心臓血管外科統括部長の菊地慶太先生です。よろしくお願いします。

(菊地)
よろしくお願いします。

(小高)
ここのところは「心臓弁膜症」についてお話を伺っております。色んな治療方法があって、先生は主に「低侵襲心臓手術」をやっていらっしゃるというお話も先週ありました。色んな治療方法がある中で、「低侵襲心臓手術」はどんな患者さんに有効なんでしょうか?

(菊地)
はい、まずはやはり“仕事に早く復帰したい方”にはとても良い治療法だと思います。また、糖尿病の方は傷の治り具合があまり良くないんです。そういう方は胸を大きく開けた場合に骨にばい菌がついてしまう、とても怖い病気になることがあります。低侵襲手術ではそういうものも予防できます。我々外科医としては、できるだけ多くの患者さんにこういうような治療法を当てはめていきたいですが、ただ、どうしてもこの治療法が難しい方もいらっしゃいます。複雑な手術になる場合は胸の真ん中をしっかり開けたほうが安全ですし、心臓の機能が弱っているような方や心臓がものすごく大きい方には良い適応ではありません。

(小高)
先生の中では、その対象の範囲をこれから広げていくことを考えているんですか?

(菊地)
実は私は5年以上前からこの手術を行っていますので、割と多くの方にこの方法を提供できているんですけれど、この「低侵襲心臓手術」自体はまだまだこれから伸びていく分野だと思っています。ですから、若手の先生もベテランの先生もどんどんこれからこの方法をされていくのではないかと思います。

(小高)
ここのところ菊地先生には心臓の病気について伺っておりますけれど、手術だけでなくて、お薬とか内科的な治療とか色んな方法があって、それぞれその患者さんに一番合った方法を総合的に判断するんですよね。その中で「低侵襲心臓手術」というのは非常に負担が軽くなる手術なのでできる方にはやっていく、と。

(菊地)
やはり大切なことは、例えば『外科医だから手術!』というわけではなくて、患者さんにとってどの治療法一番いいのかというのを、我々ハートチームの内科医と外科医が色々相談して、組み合わせてベストな治療を探していく、というのがこれからの医療だと思います。僕も外科医ではありますが外科の手術にこだわっているというわけでは全く無いんです。内科的な治療法のとてもすばらしいところはたくさんありますので、その中の1つとして外科の手術があると考えています。ですから、多くの循環器・心臓病の中でうまく治療を当てはめていくことが皆さんにとって一番良い治療法を見つけることに繋がると思います。

(小高)
その一番良い方法を見つけるためには、早めに診察を受けて早めに病名を確定しておかないと段々と選択肢は狭まっていきますよね。

(つボイ)
なかなかね~病院に行くのがね~。

(菊地)
そうなんです。皆さん「病院に行く」というのが怖いんですよね。本当は、何もしないのが一番怖いんですよ。色んな治療法が今はたくさんありますので、まずは病院・クリニック・医院などどこでもいいですからそのドアを叩いて、大丈夫かどうか検査をしてもらってください。その後いろいろな治療法を当てはめて、皆さんのなるべくご希望に沿った方法で、安全で確実な治療法を我々専門家が見つけていきます。一緒に相談して見つけていくのが今の治療法だと思いますので、怖がらないで病院にいらしてください。

(つボイ)
放っておくほうが怖いし不安。

(菊地)
その通りです。

(小高)
ですから心臓がキューッとなったり息苦しいなと思ったりして、そんなにたいしたことないかも・・・と思ってもまずは1回病院で診てもらうことが大事!

(菊地)
ぜひお願いします。

(小高)
菊地先生には心臓病について色々とお話を伺ってきましたが、実はつボイさん、このシリーズは今日が最終回なんです。3ヶ月にわたってお話を伺ってまいりましたが、本当に早めの受診が大切だとよく分かりました。

(つボイ)
先生のお話を聞いているだけで安心感があったので、これが終わっちゃうなんて寂しい気持ちなってきました。

(菊地)
あっという間でした。

(小高)
もっと聞きたいことがあったんですけど、本当にどうもありがとうございました。

(つボイ)
ありがとうございました。

(菊地)
ありがとうございました。

(小高)
一宮西病院の菊地慶太先生でした。「健康のつボ~心臓病について~」でした。