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第2回 心臓外科医の日常と専門について


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(小高)
さぁ、日本人の死因の第2位となっている「心臓の病気」を中心に、健康と最新医療について専門の先生に教えていただくコーナーです。ゲストは一宮西病院のハートセンター・センター長で、心臓血管外科統括部長の菊地慶太先生です。よろしくお願いします。

(菊地)
よろしくお願いします。

(つボイ)
先週から、私と小高さんはね!

(小高)
そうそうそう!個人的に聞きたいことばっかりでね。

(つボイ)
該当者ですからね、この病気の。

(小高)
2人ともそれぞれ別の心臓病の経験者ですので。

(つボイ)
だから前回もいろいろ教えていただいたんですが、心臓の病気も何種類かあって、内科的・外科的とかいろいろな治療方法もあるということなんですけれども。先生はどの立場でいらっしゃる先生なんですか?

(菊地)
私は心臓外科医ですので、外科手術を専門に行っています。特に外科の手術も様々なものがありますが、私の得意としているところは、いわゆる「冠動脈バイパス手術」という、狭心症や心筋梗塞に対する手術。それと、心臓の弁膜症の、例えば弁を修復する形成術や、人工弁に取り替える手術を専門にしております。さらに最近は小さい傷で手術を行う、昔は胸骨という心臓の真ん中にある骨を大きく縦に切って行う手術が主だったんですね。

(小高)
そっか、心臓は骨に守られているから。

(つボイ)
胸骨や肋骨にね。

(菊地)
ご存知ですか?神様が「頭は絶対手を入れてはいけない」と言って、がっちり頭蓋骨で守っていますよね。心臓も「手を入れてはいけない」といって、骨で守っているんです。

(つボイ)
がっちり守っていると。神様は守ろうとしてやったんですが、手術するほうとしては・・・えらい邪魔っけな話ですね、これは。

(菊地)
そうなんですよ。ですから、神様をリスペクトして、あまり大きく開けずに小さい傷で皆さんの心臓を治す、というのを専門に私は行っています。

(小高)
どうやってやるんですか?

(菊地)
一番は胸骨という胸の真ん中の骨をなるべく切らずに温存して、例えば部分的に切ったり、肋骨と肋骨の間を切開して、そこから心臓に到達して手術を行うんですね。

(小高)
すごく狭いじゃないですか。

(菊地)
そうですね。ですから、きちんと通常な手術に習熟して、それから専門の手術を行っていくことになります。やはりこういうものに慣れてくると、小さな傷の手術も安全に行うことができるんです。

(つボイ)
患者さんの負担は少ないなと思うんですけど、手術をするほうは大変ですよ。隙間から手術をやるわけでしょ?

(菊地)
やはりそれで患者さんが喜んでいただけるのであれば、我々はそういうことをしっかり行っていかなければならないんじゃないかな、と思います。

(小高)
そりゃ普通に考えて骨をガガッと切るよりは、なるべく切らないでやってもらったほうが、手術の後の痛みとか、治り具合とかもずいぶん早いんですよね。

(菊地)
例えば日常生活への復帰が早いとか、輸血する量が少なくていいとか、痛みが少ないとかいろいろな報告がされています。やはり、そのような小さい傷で行う手術は一人ではできないんです。ハートチームという、内科の先生やわれわれ外科医、麻酔科の先生、看護師さん、さまざまなスタッフみんなによって、そういう治療が成り立つんです。

(つボイ)
1つチームを作るわけですね。

(菊地)
「ハートチーム」といわれています。

(小高)
でも心臓の病気の患者さんもすごく多いでしょうから、先生もお忙しくないですか?

(菊地)
けっこう忙しいです。

(小高)
いまの“けっこう”はかなり忙しい感じの“けっこう”でしたね。

(菊地)
昨日も実は、予定の手術を行った後、夕方から緊急手術を行いました。

(つボイ)
そうなんですよ。心臓ってね、他の病気と同じく「じゃあ一週間後に手術しましょう」みたいな病気もありますが、私のように突然なる人もいますもんね。

(菊地)
そうですね。心臓はやはり突然・・・という方が多いですね。そういう方にもきちんと、最高の医療・最善の医療を施さなくてはいけないと思いますので、どんなときでも24時間365日、対応できるようにしています。

(つボイ)
大変だなぁこれ・・・。

(小高)
そんな菊地先生には、また来週もいろいろと心臓のお話の続きを伺っていきたいと思いますので、先生来週もよろしくお願いいたします!

(菊地)
ぜひよろしくお願いいたします。

(小高)
「健康のつボ~心臓病について~」でした。