グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




第6回 狭心症や心筋梗塞の検査について(診断方法)


ホーム > 病院紹介 > 健康のつボ! > 心臓病について > 第6回 狭心症や心筋梗塞の検査について(診断方法)

(小高)
この時間は、日本人の死因の第2位となっている「心臓の病気」を中心に、健康と最新医療について専門の先生に伺っております。ゲストは一宮西病院のハートセンター・センター長で、心臓血管外科統括部長の菊地慶太先生です。よろしくお願いします。

(菊地)
よろしくお願いします。

(小高)
心臓病にはいろいろ種類があるんですが、先週からは「狭心症」と「心筋梗塞」というものがどんな病気なのかを教えていただきました。

(つボイ)
「狭心症」というのは心臓を冠状に取り囲んでいる冠動脈が、動脈硬化によって血管内が狭くなっている状態。「心筋梗塞」はそこに血栓ができて塞がってしまい血流が途絶えた状態ということで、緊急性は「心筋梗塞」の方がより急がなきゃいけないということですよね。

(菊地)
ええ、重症度も高いですね。

(小高)
治療法は違ってくるんですよね?

(菊地)
そうですね。病状も違いますので、治療法も変わってきます。例えば、診断というものが非常に重要になってきます。症状が意外と分かりにくくて、また「狭心症」の場合は症状がすぐに治まるので、見過ごしたり「大丈夫かな」と思ってしまうことが多いんです。詳しくお話しをさせてください。例えば「狭心症」の患者さんはどんな症状が起こるかというと、胸が苦しくなったり、階段を上がったり急いで歩いたときに胸が重いような感じがしたり、あごや肩が痛い、というような症状がでます。しかしちょっと休むとすぐに治ってしまって、「大丈夫かな・・・治ってしまったし」と病院にいかないでそのまま様子を見ることもあります。かたや「心筋梗塞」の場合はなかなか症状が治まらないんですね。5分以上続く、胸が重苦しい、突き刺さるような胸の痛みがあります。逆に言うと、このような痛みの場合はわかりやすいんですが、救急車を呼ばなければいけないような重篤な症状になってしまいます。

(つボイ)
私の場合はいてもたってもいられず「とにかく病院に行くんだ!」くらいの症状でした。

(菊地)
だた、そこまでいく前に、なんとか検査をしなきゃいけないですよね。

(つボイ)
そうかそうか~!

(菊地)
なので少しわかりにくいですが、動いたときに胸が重苦しい症状があるときは専門の病院に行っていただく必要があります。ではどんな検査をするのかをお話させてください。まずは病院に行ったら、詳しく病状を医師に伝えてください。どういうようなときに胸が苦しくなるか・痛くなるかというのを教えてください。そのあと一般的に行われるのは、血液の検査と心電図検査になります。まずは一般的な「狭心症」についてお話させていただきますが、実は「狭心症」の場合は、多くの患者さんは心電図では変化がありません。

(小高)
そうなんですか!?

(菊地)
一般的になにも症状がないときに心電図を取ってもほとんど心電図の変化はないんですね。じゃあどうするかというと、我々は「負荷心電図検査」といって、1~2段の小さい階段を昇り降りしていただいたあとに心電図をとったり、心電図を行いながらトレッドミルの上を歩いていただいて心電図の変化が出るかを検査したりします。これによって多くの場合が分かります。また、負荷心電図検査でも分かりにくい場合や足が不自由な方の場合は、すぐに造影剤を使った冠動脈のCT検査を行います。こういった検査でおおよその病変が分かります。

(つボイ)
動脈の様子が分かるんですよね

(菊地)
そうですね。我々も診断に迷う患者さんもいらっしゃいますし、しっかり分かるという意味ではCT検査も行うべきだと思います。最終的には「冠動脈造影検査」といって、最近では右手の親指側の橈骨(とうこつ)動脈に細い1mmくらいの管を入れて直接冠動脈に造影剤を入れて検査をする方法を日帰りや入院で行います。いわゆるカテーテル検査です。ここまで行うと確実な診断ができます。ちょっと怖い気もするかもしれないですが、心臓というのはとても大切な臓器ですので、しっかりと検査をする必要があります。

(つボイ)
それを放っておくともっと怖い現状があるということですもんね。

(菊地)
さきほどつボイさんがお話された「心筋梗塞」になってしまうと、救急車で運ばれてくることが多いんですね。その場合は心電図には明らかに変化があります。ただ、そうなってくると非常に重体・重篤な病状になります。

(小高)
救急車が遅かったらどんどん危なくなっていきますもんね。

(菊地)
その場合はすぐにカテーテル室にいって「冠動脈造影検査」を行う。検査をしながら治療を行っていく状況です。

(小高)
だからこそ救急車で運ばれるような状態になる前に、ちょっと「あれ?」と思ったときにこういった検査を早く受けないといけないですね。

(つボイ)
分かりました!

(小高)
一宮西病院の菊地慶太先生に伺いました。ありがとうございました。

(菊地)
ありがとうございました。

(小高)
「健康のつボ~心臓病について~」でした。