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第7回 心臓病の各論…心筋梗塞


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(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~心臓病について~』。日本人の死因の第2位の心臓病について専門の先生にお話を伺います。ゲストは一宮西病院・循環器内科副部長の寺村真範(てらむらまさのり)先生です。よろしくお願いします。

(つボイ)
よろしくお願いします。

(寺村)
よろしくお願いします。

(小高)
さぁ今日はですね。先週も少し話に出てきましたが、心臓病のひとつ『弁膜症』について詳しく教えていただきます。弁膜症とはどんな病気なのでしょうか?

(寺村)
心臓には4つの部屋があることはご存知かと思います。体には動脈と静脈があって、動脈は心臓から出ていく血管で、血液を全身に配ります。静脈は全身に血液を配り終えて、心臓へ戻る血管です。静脈が最初に戻ってくる部屋が右心房というところです。右心房から右心室に行き、右心室から肺動脈というところへ行って、肺で新鮮な酸素を多く含んだ血液へとガス交換をします。その血液が肺から戻る場所が左心房というところです。左心房から左心室に行って、左心室から大動脈を通って動脈で全身に血液(酸素)を配るというのが心臓の4つの部屋の順番です。そこで、血液の流れが一方向へ流れるように部屋と部屋の間にあるしきりのようなものが、心臓の「弁」と言います。弁の開きが悪くなったり、締りが悪くて血液が逆流することを心臓の『弁膜症』といいます。

(つボイ)
僕の実家がね、建付けが悪くて隙間風が入ってきちんと締まらないの。それは弁膜症的な建付けですね。

(寺村)
ははは。まぁそうですね。心臓の中の弁の建付けが悪いとも言えます。

(小高)
今のお話聞くと、心臓の弁は複数あるということになると思いますが、いくつあるのですか?

(寺村)
4つあります。大動脈弁、僧帽弁、三尖弁、肺動脈弁という弁が主です。この中で特によく建付けが悪くなり、治療が必要になるのは大動脈弁と僧帽弁が多いですね。

(小高)
「弁の締りが悪くなる不具合」は病気で言うと?

(寺村)
『閉鎖不全症』ですね。しまりが悪くなって、血液が逆流してしまいます。逆に、弁が硬く、開きが悪くなって血液が次の部屋に進みにくくなる病気を『狭窄症』といいます。

(つボイ)
僕の実家みたいに扉が開かない、と。

(小高)
なるほどね~。「流れが悪くなり、逆流することがだめ」ということですけど、そうなるとどうなるのですか?

(寺村)
例えば大動脈弁でいうと、全身に血液を配る出口のところにあたるので全身に血液を送れなくなります。流れが悪くなった狭い出口を超えて、心臓は血液をぎゅーっと押し出さないといけないので・・・。

(つボイ)
じゃあ、いつも蓋がかけてる状態になるのか。

(寺村)
そうです。

(つボイ)
ぎゅーっと押し出さないといけないのね。

(小高)
つボイさんの狭い口からう~っと押し出さないといけないと。

(つボイ)
そういうことだね。

(寺村)
毎回その狭い出口を越えてから血液を全身に配らないといけなくなり、それを何度も繰り返していくうちに、心臓はだんだんへばって動きが悪くなって『心不全』とよばれる状態になるのことが『弁膜症』ですね。

(つボイ)
命に関わる?

(寺村)
はい。

(つボイ)
『閉鎖不全症』というのは?

(寺村)
それも同じで、血液が逆流して起こります。心臓は「血液が戻ってくる部屋」でもあるので、一つの部屋から次の部屋に血液を全て送り出すはずが、そのうちの半分が逆流してしまうと、手前の部屋に血液がどんどんたまっていき、部屋の圧が上がってしまいます。そうすると心臓に血液が戻れなくなり、戻れなくなった血液が余分な水分として全身に溜まって、胸に水が溜まって苦しくなったりとか足がむくんできたりすることが『心不全』の症状の一つです。

(つボイ)
うちも水が溜まってるわ。雨漏りして。

(小高)
雨漏りですね。

(つボイ)
それはまた別の話だわ。

(小高)
やっぱり命に関わる大きな問題なのでなんとかしないといけないんですねぇ。

(つボイ)
そうですねぇ。

(小高)
では来週はですね、なんとかするにはどういった治療をするか、「弁膜症の治療法」についてお聞きしていきます。来週もよろしくお願いします。新生活フロッピー、『健康のつボ~心臓病について~』でした。