グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




子どもの睡眠について


ホーム > 内科系 > 小児科 > 子どもの睡眠について

近年、子どもたちの生活が夜型化しています。これは睡眠時間の減少につながり、成長の遅れ・注意力や集中力の低下・疲労感などをもたらします。子どもたちが、児童期、成長期を健康的に過ごすためにはどうしたらよいか?当院の小児科部長・杉山医師が睡眠の重要性について解説します。

睡眠の重要性

睡眠は『脳と身体を同時に休息させる』唯一の方法です。疲労を回復させ、自律神経の調節をしたり…と様々な機能があるので、睡眠が健康にとっていかに重要であるかがわかります。「学校がないから」「早く帰宅したから」といって遅くまでYouTubeを見たり、ゲームをして夜更かしすることは、自律神経やホルモンのバランスを崩し、睡眠の質を低下させます。こうなると、実生活でその子が本来持っているパフォーマンスが発揮できなくなってしまいます。質の良い睡眠のためには、毎日、規則正しい睡眠習慣を続けることが必要不可欠となります。毎日、同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することを心がけましょう。

最適な睡眠時間とは?

「睡眠時間はどれくらい必要ですか」とよく質問されますが、最適な睡眠時間は人それぞれです。同じ人であっても、年齢によって理想的な睡眠時間は変化します。小学生は10時間、70代は5.5時間などといいますが、これはあくまでも平均的なもので、その人に適した睡眠時間ではありません。6時間未満の睡眠でスッキリ目覚める人は短眠者、9時間以上寝ないとスッキリしない人を長眠者といいます。大人にも長眠者はいて、物理学者のアインシュタインは1日10時間の睡眠を確保していたそうです。因みに、ナポレオンやエジソンは短眠者だったといわれています。

寝だめはできない?

睡眠学的に、睡眠はためておくこと、いわゆる「寝だめ」はできないとされています。ただ寝不足気味の時はどこかでリセットしないと身体に変調をきたしてしまいますので、休日は自然に目が覚めるまでしっかり眠り、眠れなかった分を返済しましょう。夜の睡眠時間がうまくとれない、日中眠気に襲われるといった場合は、お昼寝を活用しましょう。

睡眠は最初の3時間が大事

人は眠ると、ノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入ります。眠りについてから1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。睡眠の前半3時間は、睡眠段階3~4の深い眠りが多く、この3時間が重要といわれています。
これらを守ることで、疲労回復や記憶の定着(学力アップ)など、お子さんの成長の手助けにもなり、身体の免疫力も高めるのです。

規則正しい生活を送るための睡眠3箇条

動画内で解説しています。ぜひご覧ください!

睡眠ダイアリー

睡眠でお悩みの場合は、以下の『睡眠ダイアリー』をダウンロードいただき、診察の際にご持参ください。

睡眠日誌は自分の眠りを正確に記録するための睡眠記録です。
自分の睡眠状態が分からないという方も毎日の状態を記録することで症状が具体的になり、原因の特定や対処法を考えやすくなります。
日誌をダウンロードして、まずは2週間くらい記録してみましょう。