introduction

精神科疾患は特別な疾患ではなく、生活習慣病のように誰もが罹りえる病気。

上林記念病院 精神病棟 上林記念病院は<A4>急性期治療病棟、<B2>精神一般病棟(閉鎖)、<B3>精神一般病棟(開放)、<B4>精神一般病棟(高齢者対応・身体合併症対応)の4つの精神科病棟を有しています。精神科疾患は現在「5大成人疾患」に挙げられており、成人の患者数としては323万人(平成20年)と一番多くの患者数を抱えています。また最近では特別な病気ではなく生活習慣病のように誰もが罹りえる病気であるとの認識が広まり、外来受診の敷居も下がってきました。当院の入院対象になる疾患の内訳は統合失調症、ストレス社会の中で増え続けているうつ病を代表とする感情障害、小児精神領域、発達障害、薬物依存、神経症、摂食障害、高齢化社会の中で増え続けている認知症等、様々な疾患が対象になります。その中で各病棟が、役割分担して協働しながら精神科看護を実践しています。急性期治療病棟においては、短期集中的に治療ケアを行い症状の緩和を図りつつ、アドヒアランス向上に向けた心理社会療法プログラムを積極的に行っています。また精神科クリパスを活用し、医師・看護師・薬剤師・臨床心理士・作業療法士・精神保健福祉士との連携により必要最低限の期間で入院治療を終了させ地域へ戻す関わりを行っています。急性期治療病棟においては26年度の入院患者数412名、平均在院日数は46日でした。精神一般病棟においては、急性期治療後のQOL向上のための受け皿・社会的入院患者の退院促進・社会復帰に向けた心理社会療法の実施等様々な役割があります。また地域医療貢献のため看護学生の実習受け入れも行っています。高齢者対応病棟においては在宅や施設内において認知症の症状により生活が困難になった方へ、速やかに症状が緩和する治療を行い、再び在宅・施設へ繋げる、また、身体合併症を併発した患者さまの身体管理も行い心から身体までケアできる体制をとっています。