グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ




不妊症検査について


ホーム > 外科系 > 産婦人科 > 不妊外来のご案内 > 不妊症検査について

不妊症検査の流れ

1.基礎体温の測定

毎朝、起きた直後に婦人体温計を舌の下にはさんで体温を測り、基礎体温表に記入します。一般に2相性(山と谷がある)ならば排卵があると考えられますが、2相性でも高温相が短かい場合、1相性(常に低温相)である場合は、排卵に異常があると考えます。

2.血液検査

精子不動化抗体とAMHは、自費扱い希望者のみに行います。
  • クラミジア抗体‥卵管に炎症が起こり、卵管閉塞の原因になることがあります。
  • プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)‥排卵や着床を障害するホルモンです。
  • 精子不動化抗体‥精子に対する抗体ができているかを調べる検査です。この抗体ができると、体の中に入ってきた精子を殺してしまうので自然妊娠はできなくなります。
  • AMH((抗ミュラー管ホルモン) ‥卵巣の予備能(卵子がどのくらい残っているか)を調べます。

3.子宮卵管造影

造影剤を子宮内、卵管に注入してレントゲン撮影を行い、子宮と卵管の形、卵管の通過性、卵管出口周囲の癒着の有無などを調べることができます。また、この検査で卵管の通りが良くなり、3ヶ月くらいは妊娠しやすくなります。ある程度、痛みと出血を伴う検査です。月経が終了してから1週間以内の妊娠していない時期が望ましいですが、避妊されていれば月経中以外のいつでも検査できます。検査日は火・水曜日の12時からです。

4.卵胞検査(超音波検査)

卵子は液で満たされた卵胞という袋に入っています。卵胞は月経が終わる頃から毎日直径が2~3mmずつ大きくなり、直径が20~25mmになると破れて中から液と共に卵子が流れ出ます。これが排卵です。排卵前に超音波検査をして卵胞の大きさを測ると排卵日を予測することができます。卵子は直径0.1mm程度なので超音波では観察できません。

5.フーナーテスト(性交後検査)

排卵日頃の早朝に性交して来院していただき、子宮の出口から頸管粘液をとってきて、泳いでいる精子の状態を顕微鏡で調べます。検査の痛みはありません。

6.黄体機能検査

排卵が起こると卵巣に黄体が作られ、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されます。このホルモンが少ないと、基礎体温の高温相が短かくなり妊娠しにくい状態になります。高温相の中頃に血液で検査します。

7.精液検査

朝自宅でマスターベーションにより精液を採取後、奥さんに病院に持ってきていただき、顕微鏡で精液量、精子濃度、運動率、奇形率などを調べる検査です。3~5日間の禁欲期間が適しています。体調によって大きく影響を受けることがあるので、検査結果に異常が認められた場合には、2~3ヶ月後に再検査を行います。ご主人のカルテを作成し、自費扱いとなります。

<正常精液所見> 精液量/1.5ml以上、精液濃度/1ml中に 1500万以上、運動率/40%以上

8.腹腔鏡検査

全身麻酔下で臍のあたりから内視鏡を腹腔内に挿し込み、子宮、卵巣、卵管などを観察する方法です。子宮卵管造影検査で卵管の閉塞が推測される時、子宮内膜症が疑われる時などに施行します。腹腔鏡をしながら青い色素を子宮内に注入し卵管の先から色素が流れ出る様子を見ることにより、卵管が通っているかどうかわかります。また卵管周囲の癒着や子宮内膜症があるかどうかもわかり、同時に手術をすることも可能です。

これらの検査が終了した時点でお話をゆっくりお聞きし、一緒に治療方針を考えていきたいと思います。