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「認知療法・認知行動療法」について聞いてみたい5つのこと


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「認知療法・認知行動療法」について聞いてみたい5つのこと

1.「認知療法・認知行動療法」とはどのような治療法ですか?

人間を含めて全ての動物は、より適応的な生き方を選択するようにできています。ところが、ときにみずからに、あるいは周囲に苦痛や困難をもたらしてしまう不合理な習慣を身につけてしまうことで「悪循環」が生まれ、困難や苦痛の解消が困難になってしまうことがあります。認知とは、物事の受け止め方あるいは考え方のことです。

認知療法・認知行動療法による精神療法の目的のひとつは、個人や集団における問題や症状を、「望ましくない行動および、そのきっかけ、あるいは結果によってもたらされる悪循環」として捉え、それを解消することにあります。心の問題や精神症状を行動、つまり「習慣」あるいは「反応パターン」として捉え、その量的な側面の変容をすすめていくことで「悪循環」の解消につなげていきます。

2.どんな病気に効果がありますか?

気分が低下してうつ的になっている人、パニック障害で苦しんでいる人、パーソナリティ障害のため対人関係で悩んでいる人やリストカットがやめられない人、人の声が聞こえてきて不安緊張の強い人、人格解離で日常生活が不安な人、緊張が強くてまともに人と会話ができない人、PTSDのフラッシュバックで悩んでいる人などが主な対象となります。時に、自分が何のために生きているのか分からないから辛いという人も対象になり得ます。認知療法・認知行動療法の適応でないのは、重度の認知症や重い知的ハンディキャップを持つ人たちです。今までの経験ですが、年齢は10歳以上であれば原則可能と考えます。

3.人によって向き不向きはありますか?

認知療法・認知行動療法を受けてみたいという人であれば、向き不向きはありませんが、認知療法・認知行動療法の適応になるかどうかはその人の状態によります。治療効果には人によって差はありますが、悪くなることはないですし、副作用もありません。

4.治療期間はどれくらいですか?

16回のセッションで終了します。1セッション60分で、毎週できれば4カ月で終了しますが、予約の混み具合によって、毎週受けていただくことが難しいかもしれません。お手数ですが、その都度予約状況をご確認ください。

5.認知療法・認知行動療法はどうすれば受けられますか?

まず、精神科の外来初診の手続きをとっていただくことからスタートします。最初の診察時に認知療法・認知行動療法の適応になる状態なのかを判断させていただきます。適応ということになれば、本格的に開始するための準備に2週間かけます。もし、不安緊張が高い場合、例えば希死念慮が強くてそんなに待てないのであれば2週間の入院をしていただき、その間に準備をします。その場合、個室での対応となります。