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認知症疾患医療センター


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診療内容

いまいせでは、実存的な「ナチュール・ユメーヌ」に根ざした診療を行っています。
現在のわが国の新オレンジプランでは、「早期診断・早期対応」が重要視されていますが、早期診断して抗認知症薬を処方するだけでは、しばしば言われるように「早期診断・早期絶望・早期寝たきり」となりがちです。そこでわたしたちが目指すのは、「早期診断」はカナダでそのトレーニングを受けた認知症専門医が的確に行います。「早期対応」は、精神科医を交えて専門の医療スタッフが認知症のタイプや進行程度に合わせて、ご家族に安心できる適切な方向性を示すように日夜努力しております。

実存的な「ナチュール・ユメーヌ」とは

これまでの認知症を持つ人へのケアとしては、ほとんどがケアを施す側の視点での医療行為やサービスがなされてきました。つまり、主体は「ケアを施す側」であり、それを受ける側は常に受動的な立場として議論されてきました。しかし、このスタンスではケアを受ける当事者の経験を掴むことは困難です。認知症になる人にとって、その経験は言うまでもなく初めての経験です。認知症というハンデイキャップを持つ人たちは、自分の心身に何が起こっているのか、的確に認識して判断することは困難です。認知症を持ちながらも、一生懸命に生きている方々の「いま・ここ」での状況を日常生活の中で具体的に把握することが求められます。そのために、認知症を持つ人たちが、記憶や体験が薄れ浅くなってゆく過程をどのように捉えているのか、「人間存在の自然なあるべき本来の姿」(人間の本質)を捉える実存的な把握が必要不可欠です。

ケアとは

パーソン・センタード・ケア

「ただ在ること」を肯定する体験です。
米国の精神科医アーサー・クラインマンがそのエッセーで認知症の妻をケアする現実とその意味を「ケアとは、ただ在ることを肯定することであり、より人間らしくなるための旅」と言っています。

パーソン・センタード・ケアを補強する

わたしたちが今行っているパーソン・センタード・ケアはアウトカムを重視しながらメソッドを紐解いていくというスタンスをとるため、認知症を持つ人の視点に立つアセスメントを重視しません。ここで実存的な「ナチュール・ユメーヌ」という視点を導入することによって、さらなる展望が開けます。重度の認知症に至るまでには、記憶が失われていくことへの気づきがあり、そして自らの心身の変化への不安や苦悩があり、それを適切な言葉で伝えることのできない辛さがあることがわかります。そのような思いや気持ちを実存的に理解して把握しながら、その人と共にそこに在る姿勢、つまり現前性こそが実存的な「ナチュール・ユメーヌ」への出発点なのです。

作業療法

当病棟における作業療法では、様々な活動を通し、生活のリズムを整えたり、気分転換、達成感や自信を取り戻すことなどを目的としています。集団でのプログラムが中心となっています。現在、2名の病棟専属作業療法士が、ご本人のこれまでの人生経験を踏まえるなどして、個々人に合った関わりを大切にしています。
体操 皆さんで体を動かしたり、声を出したりしています。体力の維持や、ストレス発散に。
カラオケ マイクを手に歌ったり、懐かしの歌に耳を傾けたりして過ごしています。
創作活動 季節の貼り絵、毎月のカレンダーや、ぬり絵などをしています。手を動かしながら、季節や昔の話をして過ごしています。
レクリエーション 風船バレーや昔の遊び、唱歌など、皆さんで楽しみながら、体を動かすなどしています。
※大人数の中で過ごすよりも、少人数で過ごすことで安心感を得られる方には、医師や看護師と相談し、別途少人数での活動を行っています。

認知症病棟

入院病棟では、パーソン・センタード・ケアに加えて実存的な「ナチュール・ユメーヌ」という視点に基づき、認知症で入院された方々一人ひとりとのかかわりを大切にし、尊厳を守ることを重視したケアを行い、ご家族が病気の進行とともに変化してゆくご本人とどのように向き合うのがよいのかなどについて、主治医を含めた認知症スタッフが真摯に取り組んでまいります。入院中は、楽しく食事を摂っていただき、レクレーション活動にも参加していただくなど、生活全般についての無理のない援助を通して、日常生活の基本的なリズムを整えながら、ご本人のライフスタイルに周りの環境を適応させていくかたちをとることによって、混乱の少ない安定した生活ができるように工夫しています。また、退院前には、ご本人、ご家族、ケアマネジャー、相談員、主治医、看護師などによって、退院後の具体的で現実的な生活環境が確保できるように調整を図ってまいります。退院後も地域関連施設などと密に連絡をとりながら地域での安定した生活が実現できるように努めてまいります。

こんなとき 認知症疾患医療センターにご相談ください

こんなとき認知症疾患医療センターにご相談ください

  • 認知症について、一体どこに相談していいのかわからない?
  • 最近、もの忘れが増えてきた気がするけど、ひょっとしたら…?
  • 成年後見制度の内容や、利用の仕方がよくわからない。
  • 家で世話をすることになったけど、上手くできるか心配。介護のコツを知りたい。
  • デイサービスで対応が困難だといわれてしまった。どうしよう…?
  • 夫が若年性認知症と診断された。小さな子供を抱えて、これからの生活をどうしよう?

相談室のご案内

相談内容に応じて、専門の機関・人と連携します。
対象 ご本人、ご家族、ケアマネージャーなど
相談内容 認知症に関する相談全般
※幅広く、生活問題・家族間の問題等について相談に応じます。
費用 相談は無料です。
開設時間 月曜日~金曜日 8時30分~17時20分
相談方法 電話、面談相談
相談場所 いまいせ心療センター内 認知症疾患医療センター

地域認知症検討会

地域認知症検討会を毎月開催しております。こちらをご覧ください。

電話でのご連絡・お問い合わせ

出来るだけ待ち日数・待ち時間を
少なくしたいと考え予約制をとりいれています。


認知症疾患医療センター(いまいせ心療センター内)
専用電話: 0586-80-0647

※専用電話がつながりにくい場合は
代表電話におかけください
代表電話: 0586-45-2531
※電話のみ24時間受付可

FAX連携のご案内

もの忘れ外来では、地域の医療機関との連携をすすめ、FAX予約システムを導入しています。地域の病院・診療所で認知症の相談があった場合、受診日を決定して、ご連絡差し上げています。

認知症疾患医療センター(いまいせ心療センター内)
FAX:
0586-44-7411(代表)


患者・家族の会のご案内

名称 ひまわりの会
日時 毎月第2木曜日 14時00分~15時30分
場所 いまいせ心療センター内
内容 患者さまのグループと分かれて話しをします。ご家族のグループは、ご家族の困っていることや、社会資源の利用方法などを話し合います。
名称 えがおの会
日時 毎月第3火曜日 15時30分~16時30分
場所 いまいせ心療センター内
内容 患者さま、ご家族さまとスタッフがともに体を動かし運動しています。(卓球・ボーリング・散歩など)

スタッフ紹介

鎌倉 理人(かまくら まさと)

【メッセージ】
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
出身大学 藤田保健衛生大学 平成19年卒
経歴 岐阜病院
岐阜大学医学部附属病院
所属学会 日本精神神経学会
理念 安心して医療を受けていただけるよう、努めてまいります。
メッセージ ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。