尾西紀念病院では、中学生の職場体験学習を受け入れています。地域に密着した病院事業の一環として看護部が窓口となり毎年実施しています。今年も市内の3校（萩原中学校・尾西第三中学校・尾西第一中学校）2年生27名の参加でした。1～2日間を通して、学生さんが病院の仕事に興味をもってもらえるように、院内で働く様々な部署を回り、職種と役割についての説明は部署ごとに工夫をして臨みました。サイズぴったりの白衣を着て見たり聞いたり、普段は体験できない看護用具に触れたり、検査科・放射線科からは、体外からは見ることのできない体の中の状態を知ることのできる器械の説明もありました。リハビリ科では在宅復帰を目指して励む患者様にも出会いました。薬剤部では「アンパンマンラムネ」を使い分包化された本物同様の処方を受け「かわいい」と表情が和みました。病棟では入院患者さまの器械入浴の様子を見たり、食事前の「パタカラ体操」などを患者さまと一緒に行い、短時間でしたが責任を持って働くことの大切さを感じてもらえたのではと思います。学生さんからは、「普段見ることのできない体験ができました、沢山の仕事をする人たちがいました」などが感想でした。最後に、体験を通して感じたことが将来の進路を考える時の参考になれば幸いです。

看護部