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精神科医師 スペシャル対談


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取材日:2021年11月

出演

髙橋 正洋 (たかはし まさひろ) 上林記念病院副院長 / 精神心療科
精神科医歴20年の大ベテラン。上林記念病院へは2019年度入職。
モットーは「明るく、楽しく、ともに治療に向き合いましょう!」

荻野 元生 (おぎの もとお) 上林記念病院 精神心療科
大阪の病院で専門医プログラムを履修したあと、2021年度に上林記念病院へ入職。
医師5年目にしてバリバリ活躍する若手の星。

渡邊 真治 (わたなべ まさはる) 上林記念病院 精神心療科
2021年度に上林記念病院に入職&専門医プログラムを履修中。つまり当院での
プログラム第一号者。まさかの顔出しNGでスタッフを驚かせた照れ屋さん。

上林記念病院の魅力

髙橋: 渡邊先生と荻野先生は今年度に入職されたわけじゃないですか。たくさん病院があると思うんですけど、当院を選んだ理由っていうのは何でしょう?

荻野: 僕がこの病院を選ばせていただいたのは、上林記念病院が愛知県で初めて内部医局に属さずに専門医プログラムにのっかれるという話を聞いて、おそらくこの病院は愛知県でどんどん活性化してくる病院なんだろうな…と考えました。で、僕としては若手でにぎわっている病院の方が働きやすいなと思っていたので、それを大きな理由としてこの病院を受けましたね。

髙橋: へぇ~!荻野先生、すごくしっかりしてるね!

荻野: いやいや⁉ はははははは!(照)

髙橋: 僕が言おうとしてたこと全部言われちゃった。渡邊先生はうちの『新専門医制度』にのっかっているわけですけど、渡邊先生はどんな感じでうちを選ばれたんですか?

渡邊: 僕は3年目で精神科を選ぼうと思って、民間で研修できるのが良いなと思ったので来ました。初期研修が岐阜のほうだったので近くで探していて、初期研修のころから『杏嶺会』『一宮西病院』っていうのは研修の環境や福利厚生が良いって有名だったので、どういうものかな?って思って杏嶺会について調べたら、症例もたくさんありましたし福利厚生面もしっかりしていたので選ばせていただきました。

髙橋: なるほどなるほど。渡邊先生は前は初期研修は岐阜のほうで?

渡邊: そうですね。

髙橋: 荻野先生はどちらでしたっけ?

荻野: 初期研修は大阪ですね。

髙橋: なるほど。



当院の精神科専門医プログラム

髙橋: うちでは2021年から基幹病院として『精神科研修プログラム』をスタートしています。これは愛知県の民間病院では第一号です。連携施設としては、一宮西病院・一宮市民病院・大雄会とかクリニックも入って、地域密着型の研修ができるようにしております。みなさんご存じのように、精神科救急であったり小児精神であったりアルコール依存症であったり様々な疾患にうちは全て対応してますから!充実した研修ができるようになっています。

髙橋: 荻野先生は“新専門医制度”の前の段階の専門医研修をやられている?

荻野: 僕、ギリギリ新専門医制度第一号です。

髙橋: あ!第一号⁉ 今の制度にのっかってます?

荻野: のっかってます。のっかって、昨年度に終わりました。

髙橋: そっかそっか!前の病院で新専門医制度の第一号のプログラムにのっかって、それが終わってからこちらの病院に来たんですね。そしたらこちらに来た時点ではかなり精神科の経験があったんですね。まぁ今の働きぶりを見ていてもわかるけど!

荻野: いやいやそんなことない全然そんなことない(照)

髙橋: かなりデキる精神科医だと思うけど、前の病院での研修は結構大変でした?

荻野: あ~、前の病院での研修はうちの病院と結構似ていて、精神科自体がカリキュラムでガチガチにやるよりかはある程度幅を持たせてやれました。ドクターは皆そっちのが好きっていのを前の病院もわかっていましたね。僕たちの都合に合わせてカリキュラムを組んでくれたので、あんまり大変という感じではなく、楽しく学習してそれなりの実力がつけれたかなと思っています。

髙橋: なるほどね。ということは、新専門医制度というのは非常に良い研修ができる、ということですね。

荻野: おっしゃる通りです。
髙橋: 渡邊先生は今の当院のプログラムをやっているわけですが、実際やってみてどうですか?まだ1年経っていないんですけど。

渡邊: そうですね。すごく学ぶことが多いんですけど、フレキシブルにいろいろカリキュラムなど対応していただけています。先に入職されている先輩の先生方にもいろいろ聞きやすい環境ですし、高橋先生にもすごく助けていただいてますし、すごく勉強になっています。

髙橋: とくに今困っていることとかあります?研修で「こんな研修を無理やりさせられてるんだけど…」とか。

荻野: あははははは!

髙橋: 大丈夫?そんなところない?

渡邊: う~~~ん……。例えば対人関係とかはどこでも大きな問題になると思うんですけど、ここでは上の先生とかとも関係性がよくって、驚くほどないですね。

髙橋: 同期というか、同じくらいの年齢層の先生たちがたくさんいると思うんですけど、彼らはどうですか?教えてくれますか?

渡邊: すごくフランクに教えてくださいますし、精神科以外のことも仕事後(プライベート)のお付き合いもあります。荻野先生にもすごく頻繁に教えてもらってます(照)

荻野: いえいえ(照)

髙橋: 荻野先生にもこの前うちの精神科研修医プログラムについてみてもらったけど、前の病院と比較してうちの病院のプログラムはどうでしょう?

荻野: 前の病院と共通するところではあるんですけど、児童思春期分野で専門外来を持っているっていうのは、他の民間病院と比べたらかなり差になるところかな、と思います。

髙橋: そうですね。児童思春期分野においてはうちは「こども発達センターあおむし」っていう小児の発達を中心とした外来を行っています。さまざまな患者を受け入れて活発に初診を受けたり、言語療法や作業療法、心理療法であったり、小児のデイケアもやってます。これができる民間病院は、愛知県でも非常に稀、全国でも稀だと思いますね。なので「小児精神を研修したい!」という方はぜひうちに来ていただければ密な研修ができる、ということになります。



入職前と後のギャップ

髙橋: 入職前と入職後の印象の違いってありますか?実際体験してみてこんなことがあった、とか全然聞いてなかったこととか。

荻野: 入職前のイメージとしては、僕が見学にあまり時間を割かなかったというのもあって、あまり若手の先生が前に出てくる感じがなかったんですけど、実際に研修してみると若手に仕事を任せてくれるので、若手は結構前のめりに活躍できる病院だな、という印象を受けました。いいところ、悪いところもちろんあるんですけど、そこが印象として違いがありましたね。

髙橋: なるほど。渡邊先生はどうですか?

渡邊: そうですね、まず精神科の単科病院というところで「どのくらいハードなのか」というのが恐る恐るな部分があったんですけど、予想以上にフレキシブルに対応できてゆとりが大きくて、だいぶ助かってるところではあります。

髙橋: 良い部分が多いってことですね。良くなかったことってなかったですか?

渡邊: 良くなかったことですか…。えーと…。

髙橋: 言いにくいのかな。ハッキリ言っていただければ。

当直室

荻野: ………当直室があまりキレイじゃなかった(小声)

髙橋: あっ当直室ね!それも今改善に向けて取り組んでいますのでね💦そういえば一宮市は住んでみてどうですか?

渡邊: 一宮市は、上林記念病院を選んだ理由の1つもであるんですけど、やっぱり場所が良いですよね。名古屋にも近いし岐阜の方にも行きやすいですし、住みやすいですし。
髙橋: 渡邊先生は噂によると車に乗らなくなったと聞いたんですけど、車なしでもこちらに通勤できるんですか?

渡邊: そうですね~。車なしでも電車の路線が近くに通ってますので、電車で通わせていただいています。

髙橋: じゃあ車のない人や運転免許のない人でも、うちには十分勤務できるという環境があるんですね。

渡邊: そうですね。



専門医プログラム 2年目について

髙橋: 2年目はもう少しこちらで研修した後、一宮西病院や宮市民病院などの総合病院の方で研修してもらおうかと思っています。それは精神科リエゾンといって、いろんな他の科の先生やスタッフと協力して身体合併症のうつ病であったり認知症であったり、あるいはせん妄を診ていってもらうことになると思います。


※精神科リエゾン……「リエゾン」はフランス語で「連携」や「連絡」意味する言葉。身体疾患に伴うさまざまな心理的問題をチーム医療のなかで扱おうとするもの。さまざまな診療科と密接な連携をとりながらチーム医療に貢献する臨床形態が特徴です。


髙橋: その辺は以前の研修ではどんな感じでやられていました?

荻野: 僕たちの以前の病院でも総合病院を1つと精神科の単科病院を1つ回るのがカリキュラムの中に組み込まれていまして、精神科の単科病院の方はアルコールを中心に勉強して、総合病院の方では、高橋先生が先ほどおっしゃったリエゾンを中心担当させていただいておりました。

髙橋: 渡邊先生は来年は総合病院での研修になってきますが、不安とか期待はありますか?

渡邊: 不安…しかないですね。

髙橋: 不安しかない⁉ 大丈夫だって!うちと連携してる一宮西病院にはね、上林先生といって精神科に優れた先生がいらっしゃって、しっかり指導してくださるから!ぜひそこでリエゾン精神科というのを学んいただければ良いかなと思います。



求める人物像

髙橋: 今後どんどん入職者というか専攻医を募集していくことになるんですけど、皆さんはどういった方に入ってきて欲しいですか?

荻野: まずは精神科のことが好きで興味をもっていただいている先生だったら誰でも来ていただきたいな、というが本音のところですね。まぁ数も少ないですからね、精神科の先生は。

渡邊: そうですね。精神科にある程度興味を持っていただけている方なら誰でも。うちにいらっしゃる精神科の先生はだいたい誰とでも仲良くできる先生なので、どなたでもうまくやれるのかなと思いますね。

髙橋: 2人が言ってくれたように安心な職場なのでね。あとはコメディカルと協力できる人であったり、病院全体の目標に向けてしっかり取り組むことができる人であったり、あとは熱意とユーモアを持って『仕事も遊びも!』という先生が来てくれたら嬉しいなぁと思っております!

荻野: プライベートも充実させられる環境ですからね。

髙橋: 当院の精神科研修プログラムはまだスタートしたばかりで、荻野先生の前の病院と比べてまだまだ至らない点があるかと思いますが、基幹病院としてさらに機能を増やしていく予定なので、皆さんと一緒に良いプログラムを作れたらと思っております。よろしくお願いいたします。



若手先生&学生さんに一言!

髙橋: では最後に、こちらに入職希望の若手先生や学生さんにメッセージをいただきたいと思います。

荻野: うちの病院は先ほどもお伝えした通り、愛知県で初めて専門医プログラムを導入した精神科の病院であります。今後さらに人が増えて楽しくなる職場になる思いますので、一緒に楽しく学びたい人はぜひうちの病院にお越しください!お願いします!

渡邊: 上林記念病院は思ったよりも働きやすくて、だいぶ過ごしやすい感じがあります。実際に見学に来ていただくと雰囲気とかもわかると思いますので、ぜひ見学に来ていただければと思います。

髙橋: 入職希望されている方は、とにかく一度うちの病院に連絡していただいて、私あるいは院長の話を聞いてもらって、それで入職するかどうかの相談をしていただければと思います。皆さんが思っているイメージと実際は違ったりすることも多いのでね。私は皆さんとの出会いを大切にしているので、ぜひ一度お越しください!よろしくお願いします。

荻野・渡邊:よろしくお願いします!