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認知行動療法(CBT-I)~薬に頼らない不眠症治療~


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認知行動療法(CBT-I)について(~薬に頼らない不眠症治療~)のご案内

当院の睡眠外来では、「認知行動療法(CBT-I:Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia)」という、不眠症に対する科学的に効果が証明された治療法を取り入れています。
これは、眠れなくなる原因となっている“考え方のクセ”や“生活習慣”を見直し、自然な眠りを取り戻す方法です。薬だけに頼らず、不眠の根本的な改善を目指します。

認知行動療法では、こんなことを行います

睡眠環境や生活習慣の見直し(睡眠衛生指導)

カフェインやアルコールの摂取、寝る前のスマホなど、睡眠を妨げる要因をチェックして改善します。

ベッドと睡眠を結びつけ直すトレーニング(刺激制御)

「ベッドに入っても眠れない」状態をなくすため、眠くなってから寝る、寝つけないときは一度ベッドを離れるなどの工夫をします。

眠る時間の調整(睡眠制限)

あえて就寝時間を短くすることで、睡眠の質を高め、夜にしっかり眠れるようにします。

不安や思い込みの見直し(認知の修正)

「眠れないと大変」「早く寝なきゃ」といった思い込みを、柔軟で現実的な考え方に変えていきます。

リラックス方法の習得(リラクセーション法)

呼吸法や筋肉の緩め方を学び、眠りやすい心と体の状態をつくります。

このような方におすすめです

•寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める方
•睡眠薬に頼らずに眠れるようになりたい方
•睡眠薬を減らしたい・やめたいとお考えの方
•不眠が長引いていて悩んでいる方

治療の進め方

通常は週1回、約30分の面談を4〜8回ほど行います。内容はお一人おひとりの睡眠の状態に合わせて調整します。最近では、ワークブックやオンラインツールを使った簡易版も取り入れており、無理なく続けていただけます。