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薬剤科




スタッフインタビュー / 薬剤科統括科長 三輪耕次

●三輪科長が考える、当院における理想の薬剤師像を教えてください

当院の薬剤師に求められるのは「スピード」と「精度」です。薬剤師はすべての患者さんをみないといけないのでスピード感がないとつまづきますし、そもそも仕事をする上で精度がないと意味がありません。僕が思う理想の薬剤師像は、「スペシャリスト」ではなく「スーパージェネラリスト」です。医者と違って薬剤師は、特定分野だけではなく、頭の先から足の先まであらゆる知識が求められます。全体を見られる薬剤師としてのスーパージェネラリストを目指し、その全てに答えられることが目指すところです。でも最近はすべて診られる薬剤師が少ないというのが僕の印象です。

●当院が高い水準で業務を行えている要因は何だとお考えですか?

一宮西病院data

DPC特定病院群 465床
  • 薬剤師在籍数:27名
    (産休3名含む)
  • 薬剤管理指導算定数:2856.2件
    (2019年度下期月平均実績)
  • 退院指導件数:1043.3件
    (2019年度下期月平均実績)
  • 病院機能評価認定:3rdG:Ver.1.1
    3.1.1. 薬剤管理機能を適切に発揮している 評価S

システムを抜本的に変えました。作業効率や目的、看護師さんとの連携を考えた上でマニュアルを作り変えました。その結果、夜8時までかかっていた調剤業務が定時(17時20分)で帰れるようになりました。それをされに推し進めると、16時ぐらいに業務を終えるようになり、業務時間内に勉強会ができるまでになりました。これを毎日繰り返していくことで、全ての患者さんを毎日診れるようになったことが1番大きいですね。時間は限られています。時間を意識して仕事をしない、例えば「明日でいいや」なんて言っていると、その本人の人生そのものもつまらないものになってしまうというのが僕の考えです。意識すべきは「未来」を見据えた活動をすることです。過去を振り返ったり、過去にとらわれすぎると時間が足りなくなります。将来を見据えた薬剤指導、薬剤管理、医師・看護師とのチーム医療をやっていくことが、1番重要だと考えています。それが出来るのは薬剤師だけです。

●今はとても忙しいですか?

むちゃくちゃ忙しいですね。ただ充実感があります。毎日色んな事がありますよ(笑)。今日は楽しいことがあった、明日はどうなるだろうと考えながら過ごしていくと、毎日充実した生活が送れるんじゃないかと思っています。

●若い多くの薬剤師が、調剤薬局やドラッグストアに流れている現状はどう思われますか?

やはり病院に勤めてほしいという気持ちはあります、ただそれは僕個人の意見であって、それが絶対に正しいとは思っていません。勤め先で自分の力が発揮できるのであれば、それは幸せなことだと思います。全ての薬剤師が僕のようになることが良いとは思っていませんし、個々がそれぞれ一生懸命、自分でやっていけるのであれば、将来は明るいのでないかと思っています。

●病院に勤務されて、印象に残っているエピソードなどはありますか?

この病院に来てからの話ですが、ある大病院から赴任された医師から、「ここの薬剤師は堅物だ」と言われたことがありました。なぜかというと、「先生これはどうなんですか」「経験したこがなから教えてください」「これでいいですかね?」というコミュニケーションを、常に医師と取っていたからです。その医師は「なぜ医者の言うことをそのまま通さないのか?」と思っていたようでした。でも僕らは常にコミュニケーションを取り続け、お互いの信頼関係を築くことが大切だと思っています。疑問に思ったことも聴き続けます。数年後、その医師が退職する前に「ありがとね」と挨拶してくれたことは、確かに色んなことがありましたけど、「報われた」と感じた瞬間でしたね。

●就職・転職ともに、病院勤務を考えてる人にアドバイスなどはありますか?

病院って、尻込みしちゃうことがあるんです。よく面接で聞かれるのが「私、出来るでしょうか?」という質問です。僕は迷わず、「出来るよ!」と答えています。客観的評価で出来る・出来ないではなく、自分が一生懸命出来ていると思えるかどうかが重要だと思うからです。一生懸命やりさえすれば、それはその人の100%なんですから、それはそれでいいんじゃないか?と思っています。すべての基準が僕ではないですし、周りの人もいて薬局が成り立ちます。一生懸命出来れば患者さんも救われ、医師、看護師とも協働できます。「一生懸命やれる」っていう答えが、その後の「出来る」に変わるんじゃないかなって思います。

●どんな組織にしたいですか?

「褒めること」が重要だと考えています。頑張って努力して、業務の精度を高め、さらに科として掲げている目標をスタッフたちが達成したら、それはものすごいことだし褒めるべきことです。褒めれば士気も上がりますよね。褒める、認められるという風土があり、コミュニケーションを密に業務に取り組んでいくと、誰もが育つと思います。お互いがお互いの能力に嫉妬せず、切磋琢磨できる環境が整っていれば、すごく良い組織ですよね。

●今後の目標を教えてください

最終目標という形ではなく、常に進化するのが目標です。科内の勉強会、地域との勉強会をしっかり行えば、精度もどんどん高まり、薬剤師のレベルも上がり続けます。教育もできてくると思います。今でも病棟の勉強会を毎月のルーティンワークとして行っています。我々もアウトプットするいい機会なので、今後は病棟単位ではなく、病院全体でやれるような環境ができればさらに能力も向上するんじゃないかと思いますね。

採用情報

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いかなる状況下においても「感じること」が薬剤師の意識変革、成長を促してくれることがあります。今回、私が考える「感じること」での効果をご紹介したいと思います。