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第12回 全置換術と半置換術


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(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺っています。最近は人工関節の手術について、詳しくお話を伺っていますよ!

(つボイ)
膝に5つある靱帯、これを傷つけずに手術することができるという半置換術の方が、患者さんにとって術後、自然な感覚が残りやすいという、そういうお話でしたね。

(小高)
そうすると、どんな状態だったら関節全てを置き換えるという全置換術ではなく、軟骨のすり減った片側だけを置き換える半置換術が行えるのか、どうやって使い分けるのか、っていうところですね。巽先生のお話です。

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(小高)
これはもう、患者さんの症状、どこが痛いとか、どこが削れちゃってるかとか、そういうことによって全置換の人もいれば半置換で行けそうだなって人もいるんでしょうか?

(巽)
そうですね、半置換の患者さんを見られてね、先生!うちも半置換でやってください!って遠くから来られて、で診てみたらあ~あなたは無理や、っていう場合もあるんですけど。だけどうちでは今、6割5分が半置換なんですよ。

(小高)
これ全置換と半置換では、患者さんにとって、痛みとか、手術そのものの負担というのは、あんまり変わらないものですか?

(巽)
それは難しい質問でね。アメリカ人はこうや、日本人はこうや、っていう言い方みたいなもんで。アメリカ人でも日本人でもいろんな人いるでしょ?患者さんもいろいろいるんですよ。だから、術前の痛みと術後の痛みがどれくらい変わるか、っていうことの方が大事。で、半置換のほうが全置換より良いとか悪いとか、そういう問題でもない。

(小高)
っていうのはね、つボイさんも聞きたいって。手術は痛いか?しんどいか?って話なんですけど(笑)そこは全置換・半置換で関係ないよってことですか?

(巽)
そりゃ、触るところ少ない分、半置換はよっぽど全置換より痛みは少ないです。

(つボイ)
手術に関する時間も少ないですよね?

(巽)
そうですね、手術が半置換で大体50分くらい。で全置換やと90分くらいですね。

(小高)
全体的に、どっちも短めだなって。思ったよりも。

(巽)
ぼくらこればっかりやってますからね。昔は腰も手術したり、骨折もいっぱいやってたけど。今は膝しかやってないから、だんだん早くなってきたんですわ。

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(小高)
保存療法のお話のときにね、保存療法が可能な人と、手術しなければいけない人っていう話のときもそうだったんですが、全置換術と半置換術、どっちを選択するのかっていう問題も、先生が仰るには人それぞれ、症状にもよるし、患者さんの環境も違うし、希望も違うので、その人それぞれということになりますよ、と。

(つボイ)
半置換のほうが切る部分も少ないし、手術にかかる時間も短いと。患者さんの体への負担は少ないと。これは事実のようですね。

ここでメッセージが来てますのでご紹介します。フェイスマークDさんからいただいております。以前テレビで「スーパードクター」と呼ばれる、先生がやるこの膝関節の置換手術を見たんです!と。普通は皮膚切開して、膝関節の近くの筋繊維を切開して置換手術を行うらしいんですけど、そのテレビで紹介していた先生は、皮膚切開した後に、筋繊維を切開せず、掻き分けるようにして膝関節に到達して、狭い隙間から置換手術をしてしまうらしく、筋繊維を切断しないために、術後二日で立たせられる…とか、やってました。筋繊維を切断しないので、治りも早いんですよね?肉体への負担も少ないので、80歳を過ぎた患者さんの置換手術もやっているという。なんか見ててホントすごいなーって思いましたわって。

(小高)
それね、巽先生のことじゃないかな?筋繊維を切らない低侵襲の手術って、巽先生が得意としている手術らしいですし、あとスーパードクターでね、テレビで紹介されたことありますよ!って仰ってたから、そうなんじゃないかな?ということで、来週はそのあたりの体に負担がかからないという低侵襲手術のお話を伺います。『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。