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第13回 コロナ禍で外出できない人のための肩のセルフリハビリ


(小高)水曜日は『健康のつボ~肩の痛みについて~』。一宮西病院 整形外科部長 兼 肩関節センターセンター長の梶田 幸宏(かじた ゆきひろ)先生にお話を伺ってきました。このシリーズは、今日が最終回になります。

(小高)今日も、塩見アナウンサーがつボイさんのピンチヒッターとして「聞けば聞くほど」をお送りしております。塩見さんは肩の痛みとか経験ありますか?

(塩見)私は実はあまりないんですけど、まわりはすごく多くて四十肩、五十肩とかになって、私ゴルフするんですけど、一緒にゴルフする人の中にはそれで何年もゴルフ出来なくなっちゃった人もいるんですよ。辛いんですってね~これね~。

(小高)野球選手もよく肩壊したりとかってよく聞きますよね。

(塩見)そうですそうです。ありますよね。

(小高)今日は「肩の痛み」最終回の今日は「コロナ禍で外出できない人のための肩のセルフリハビリ」、自分でできるリハビリというテーマで梶田先生にお話しいただきます。つボイさんと私、小高で伺っています。



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(梶田)肩の痛みが出やすい人は、ある程度生活のリズムがあるんですけども、運動習慣がない人、あとデスクワークが多い人は肩の痛みが出やすいです。

(つボイ)ほぉ~。

(梶田)もちろん座った状態になっていると猫背になってきますから。そうすると肩上げていかないですし。

(小高)先生、私ドンピシャですね!

(梶田)そういうような生活習慣を変えていくことがまず大事かなと思います。

(小高)いきなり難題来たな!生活習慣を変えましょう!そこをまず頑張りましょう!

はい、そしてそのうえで。

(梶田)はい、座ってることが多い方に関しては、できるだけ肩を使ってほしいんですけども。テーブルの上を拭く際には、できるだけ手を大きく伸ばして拭いたりですとか、そういうことをやってもらうといいと思います。

(つボイ)テーブルを拭く作業、これが肩にとってよろしいと。

(小高)大きなテーブルを、自分が動かず肩で大きく拭くような感じってことですね。

(梶田)そうですね。

(小高)これはテーブルも綺麗になるし一石二鳥ですねー。他に出来るような簡単なストレッチとかありますか?

(梶田)あとは、肩甲骨の動きが肩は大事になってきますので、肩甲骨の動きを出すためのリハビリが必要になってきます。基本的にはベッドの上で猫が背伸びをするような動きをしてもらうのがいいかなと思います。

(小高)ほうほう、猫が背伸びをするような。

(梶田)ぐーっと背中をそらすというかね。

(小高)背中をそらす感じですかね。ちょっと後ろにそるような感じのストレッチ。肩とかぐるぐる回したりとか、そういうのってどうなんですかね?

(梶田)はい、あれも非常にいいと思います。僕は振り子運動といって、お辞儀をした状態で肩をぐるぐる回したりすることをお願いすることもありますし、タオルを使ってね、両手にタオルを持っていろんなところに肩を動かしてもらったりとかすることもあります。

(小高)ちなみに、肩によさそうと思ってやりがちなんだけど、実はそれちょっと違うんですみたいな動きってありますか?

(梶田)体より後ろのほうで肩を使うっていうのは避けてほしいんですけど。例えば、車の後部座席のものをぐっと持ち上げたり、シートベルトを体を捻らずに肩の動きだけで取ろうとすると、容易に肩を痛めやすいので、そういう動きは避けてもらったほうがいいと思います。

(小高)あーでも、後部座席のものちょっと取ろうとして、あんまり捻らずよいしょって取ることってよくありますよね。あれやっぱ肩にはよくないんですか。

(梶田)そうですね。あれで腱板が切れるってのはよくあります。

(小高)あーでも先生は後ろのもの取る時はどういう風に取るんですか?

(梶田)自分が移動して取るか、体を思いっきり捻って取るようにしてますね。

(小高)腰から捻って。

(梶田)そうですね。

(つボイ)横着して肩だけでってのはあかんてことだね。

(小高)腰から捻って。でもこれは、無意識にやりがちだから気を付けたほうがいいですね。

(つボイ)ありそうですよ日常で。

(小高)あとは前回かな?下半身が結構肩に負担をかけてるよなんてのもありましたけど、下半身のストレッチも肩に効くってことなんですか?

(梶田)そうですね、効くと思います。特に若い子は下半身の動き大事ですので、非常にそれは大事だと思います。

(小高)どんなストレッチを?

(梶田)股関節の硬さが結構大事だと思うんですけども、股関節のストレッチっていうのは肩に限らずやってもらったほうがいいと思います。

(つボイ)これは具体的に?

(梶田)前屈運動であったりとか、股関節を時々開いてもらうとか、そういうことをやってもらうといいと思います。

(小高)いろんなところのストレッチが実は肩にもくるんだということですね。ただやっぱり、いいストレッチと悪いストレッチがあるんで、間違ったストレッチをすると逆に負担かけるよってことですね。



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(小高)どうです?自分でできる肩の運動!

(塩見)なるほどね、急に捻ったりするのはよくないんだなってわかりましたね。

(小高)肩だけ使うっていう感じの動かし方ってよくない。

(塩見)肩甲骨の可動域広げようと思って、時々無理にやったりするんですけど、ああいうのよくないってことですよね。あ、でもね下半身のストレッチは最近するようになったの。あの綺麗なお姉さんがヨガとかやってるやつ見て。

(小高)ああ、ヨガね。猫のポーズとかありますもんね。

(塩見)それ毎日見てるんですけど、やってるんですけど!そのお姉さんみたいにはなかなかできないんですが~。

(小高)まぁ徐々に徐々にね。下半身のストレッチも肩にいいということもね。

(塩見)それ知らなかったですわ。

(小高)はい。今シリーズは、肩の痛みについて一宮西病院 整形外科部長 兼 肩関節センター センター長の梶田幸宏先生にお話しをうかがってきました。長い間いろいろお伺いした梶田先生ありがとうざいました。

(小高)そしてこのコーナーでは、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。

(小高)聞きたいところとかありますか?最近気になってるところとか。

(塩見)3年くらい前に肘痛めてから、ずっと肘痛いんですけど。どうしたらいいんでしょうかね。

(小高)はい、なんでもいいですよ、こうやって聞いてください!

(小高)『健康のつボ~肩の痛みについて~』でした。



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