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第5回 PSA検査


(小高)
水曜日のこのコーナーは「健康のつボ~前立腺がんについて~」昨今、日本で、罹患数増加が最も著しいと言われている「がん」、「前立腺がん」について、一宮西病院 泌尿器科部長の 永田大介(ながただいすけ)先生にお話をうかがっていきます。

(つボイ)
前立腺がん・・・、いろいろと理解してきました。

(小高)
罹患数は増えてきていますが、早期発見・早期治療で5年生存率は極めて高い「がん」であると・・・。

(つボイ)
しかも最近では、男性機能もちゃんと保存できる技術が進んできているという心強いお話!

(小高)
つボイさん的には、それポイント高いですよね。でもそれもこれも、初期にはほとんど自覚症状がないので、ひとえに早期発見にかかっているとのことです。今日はその前立腺がんの早期発見のための検査、PSA検査について詳しく教えていただきます。


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(永田)
PSA検査というのは 『血液による検査』で、『腫瘍マーカー』のひとつです。オプションであることが多いですね。

(つボイ)
私は、毎年検査していますよ。

(永田)
一般的には検査の数値が4.0以下(50代では3.0以下)が推奨されていますね 。4.0を超えたら専門医(泌尿器)のところで、超音波検査MRI検査などで痛みがない精密検査をしていきます 。数値が4.0以上で即前立腺がんという訳ではないです。数値が4.0~10ぐらいで受診していただく方の20%ほど(約5人に1人)の割合で前立腺がんを有していると言われています。

(小高)
検査で「疑わしいな」という事になってくると・・・。

(永田)
MRI等の検査で前立腺がん疑わしいなという場所が出てきましたら、そこを針で『前立腺針生検(ぜんりつせんはりせいけん)』と言われる組織検査(肛門から針を入れる)をさせて頂きたいなと。 組織検査でがんと診断されたら、そのがんがどこまで広がっているかチェックして治療をスタートさせる。

(つボイ)
話聞くだけで怖い・・・。

(小高)
女性として聞いていても痛そうですね・・・。

(永田)
麻酔をして、痛くない状態にして検査させて頂いております。

(つボイ)
しかし疑わしい場所は白黒ハッキリつけないといけないですからね。

(永田)
そうですね。白黒ハッキリさせましょう。検査後、がんと診断された後は、その癌がどこまで広がっているのか病巣を確認して治療に移行していきます。


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(小高)
毎年検査をしていれば数値の変化がわかるので、やっぱり継続的な検査が重要なんでしょうね。

(つボイ)
メッセージもいただいています。RN.星ひかるちゃん「現在88歳の父は、今のつボイさんぐらいの年齢の時、幸いステージ1で見つかり、腹腔鏡手術を受けました。今も元気にしております。ですが20年も前のことだし、男性機能を残したかどうかは、恥ずかしくて聞けません!」RN. 「斎藤ドーちゃん」も、62歳の時にPSA検査で数値が7まで上がり、生検を経て腹腔鏡手術を受けました、とのことです。
RN.質素な質素な大家&トレーダさん「父は前立腺がんで亡くなっています。早期発見は大切ですね。父が見つかった時は、腰に転移していました」

(小高)
大勢の方が、前立腺がんを患っていますし、PSA検査の大切さを訴えているんですね。

(小高)
PSA検査で早期に発見できれば、治療の選択肢も広がるそうです。来週は、「前立腺がん」と診断された時の治療方法について 永田先生に教えていただきます。 『健康のつボ~前立腺がんについて~』でした。