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単独インタビュー


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臨床・学術の両面で世界基準を知るドクター 循環器内科医 旦一宏

臨床・学術の両面で世界基準を知るドクター 循環器内科医 旦一宏



旦 一宏(だん かずひろ)先生
所属:循環器内科 副部長
卒業:2002 年卒(藤田保健衛生大学)
資格:
  • 医学博士
  • 日本内科学会 認定医・指導医
  • 日本循環器学会 循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会 認定医・専門医
  • 米国心臓病学会 特別正会員(FACC: Fellow of the American College of Cardiology)
経歴:
  • 岡山済生会総合病院 臨床研修
  • 岡山医療センター 循環器科
  • 三豊総合病院 循環器科 副医長
  • 岡山大学病院 循環器内科
  • 福山市民病院 心臓血管センター 循環器内科 科長
  • 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 循環器内科学
2017年11月よりアメリカ MedStar Washington Hospital Center, Interventional cardiology (Prof. Hector M Garcia-Garcia, Prof. Ron Waksman)へ留学。


心臓カテーテル治療の見識を深めるために渡米

どんな志を持って⼀宮⻄病院への赴任、そして海外留学を決めたのですか?

岡山大学関連病院で研鑽しながら、難しい慢性完全閉塞病変(chronic total occlusion:CTO)は故・光藤和明先生(倉敷中央病院)を定期的に招聘し、ご指導いただきました。
当院赴任後、著名な国内他施設の先生方が見守る中でのCTO(retrograde approach)や高度石灰化病変に対するrotational atherectomyを含めたカテーテル治療を合併症無く、普段と同様に治療していたこと、さらに専門医・医学博士号を取得済みであったことから、カテーテル治療についての見識をさらに深めるために留学を決めました。国際学会へ発表に行った際、高名なイタリア、スペイン、アメリカのdoctorと直接話をして、全ての施設から留学許可をいただきました。
最終的にどの施設が面白い論文を書けそうか、という観点でアメリカに留学することを決めました。詳細な経歴、留学先決定の経緯などについてはTCROSS NEWSの私の記事(こちら)を参照ください。

留学先の決定に影響する要素

  • 留学先の上司の人柄
    (特に直接指導してくれる人が優しいと、大ボスや他施設PIとの仲介をしてくれるので、仕事がスムースに運びます。)
  • 留学先の施設で行っている研究内容で論文の内容とインパクトが変わってくる
    (例:Randomized controlled trialのPI施設かどうか)

  • (例:アメリカ or ヨーロッパ)と言語(英語がメインで使える国かどうか)
  • 研究部門(例:core labo)と臨床部門(例:cathe labo)が共存しているか
  • 留学先から給与が支給されるかどうか
    (米欧ともにresearchではほとんどの場合が無給です。給与サポートが必要であればそういう施設を狙うしかありませんが、研究内容は施設の意向に従わざるを得ないと思います)
  • 医局からの紹介 or 日本人留学生の後任 or 個人でapply
    (今まで日本人留学生のいない施設でも、日本人であれば受け入れてもらえる可能性が高いと思います。国際学会で留学先の上司と直接話をすることが大切。CVを用意して、学会会場のどこで待っていれば世界的に有名なdoctorと話ができるのか、会場の規模に応じて対応策を考える必要があります。私の場合はそのように行動した結果、特に問題なく留学許可をいただきました。)

世界レベルの医師や最新デバイスに囲まれた環境で研鑽

海外の病院では、どんなご経験をされ、どんなスキルを磨いてこられましたか?

米国首都、Washington DCにあるMedStar Washington Hospital Center, Interventional cardiologyに留学しました(2017年11月~2020年6月)。この施設は、年間数千件のPCI、数百件のTAVRをしているだけでなく、世界的に有名な医師が多数在籍しており、いくつものrandomized controlled trialを手がけています。そしてLancetやNew England Journal of Medicineなど著名な雑誌に掲載された質の高いデータベースをもとに研究することができ、多くの論文を書くことができました。(論文業績参照)
臨床面ではnew device(intravascular lithotripsy、double functional intracoronary imaging、生体吸収性scaffoldなど)にふれることができる環境でした。
また、私個人として、複数の米欧の循環器、特にカテーテル治療専門雑誌の論文査読依頼をほぼ常時受けています。
◎旦医師の論文業績はこちら

技術習得だけでなく、高水準で臨床研究の指導もできる病院へ

一宮⻄病院をどんな病院にしていきたいですか?

研修医の先生方は医療技術を習得するのに熱心ですが、一方で、後期研修を終える頃には知的欲求にかられるようになります。医師にとって専門医資格をとるのは最低限必要ですが、国際学会での発表や論文作成など、それ以上の指導を一般病院で受けるのは難しいことが多く、ある一定の年次になると大学病院へ移っていく方が多いのではないでしょうか。私がそうであったように、一般病院でclinical questionを見つけ、データを集め、臨床論文を書き始めることができれば、大学院の早期卒業も可能になります。留学中、米国での仕事以外に、当科のcase reportを4本指導、論文化しており、帰国後はoriginal studyの準備を進めています。自身の経験から米欧の循環器施設への留学(apply方法など)についても相談可能です。(ご相談いただいた先生のお一人はすでに米国へ留学されています。)臨床だけでなく、臨床研究にも興味がある若い先生は、ぜひ当科で一緒に働いてみませんか。(見学希望の方は当院人事部まで遠慮なくご連絡ください)

研究データは、高レベルの臨床を実践するためのもの

これから、どんな医療を実践していきたいですか?

最新の海外・国内データをcatch upして、新しいカテーテル治療の道具も導入される予定です。そして、複雑な病変(特に狭心症、心筋梗塞といった冠動脈疾患)に対して、安全かつより良い治療結果につながるカテーテル治療を提供していきます。



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