第10回 あらためて大腸内視鏡検査と大腸CT検査

東 大腸内視鏡検査は、先端に小型のカメラがついた直径12ミリほどの内視鏡をお尻から挿入して、大腸の中を直接見て調べる検査でいわゆる大腸カメラのことです。
小高 はい。
東 事前に下剤2リットル程度を飲んでいただいて、大腸をきれいにしてからおこないます。腸の中で見つかったポリープなどを直接観察して、診断しておこなう検査になります。
つボイ 直接見るという確かさがありますよね。
東 同時に治療をおこなう場合もあります。
つボイ 覗いただけじゃなくて、治療もできちゃう場合もある!
東 できる場合もありますので、その辺はメリットがあるかなと思います。
小高 大腸内視鏡検査のメリットは、直接見るので見逃しが少なくなるということですか?
東 特に平べったいポリープってたちが良くないんですけども、そういうものを見つけるには大腸カメラが良いかなと思いますね。
小高 そして、場合によっては検査の時に病変を取っちゃうこともできますよと。逆にデメリットはどんなことがあるんでしょうか。
東 患者さんにもよるんですけれども、お尻からカメラが入ってくるのは不快で気持ちがいいものじゃありませんし、中には痛みを強く感じたりする場合があります。あと、お腹の手術をされている方だと、腸が癒着して痛みが強い場合があります。また、腸がすごく長くて、なかなか奥まで入らないという方もいらっしゃいます。みなさんが必ず全大腸を観察できるかと言われると、そういうわけではないです。
小高 お医者さんとしてのデメリットはそういった部分ですよね。つボイさんも私もやったことありますけど、受ける方のデメリットはやっぱり下剤の量! 飲んで出すという、事前の処置が大変でした。
つボイ ビールとかだったら2リットルすぐ飲めるんですけどね(笑)。なかなかこの2リットルは、みなさん苦労なさってるんじゃないでしょうか。
東 苦労なさってますね。飲めない方もいらっしゃいますし、途中で戻してしまう方もいらっしゃいます。
つボイ でも、飲んで腸内のものをきれいに全部出さないといけませんから、飲まないとできないですよね。
東 そうなんです。
小高 受ける側のデメリットが結構大きいかなと思いましたね。これが大腸内視鏡検査のメリットとデメリット。一方、大腸CT検査のメリットとしては何がありますか?
東 やはり下剤を飲む量が少ないということです。あと、検査時の痛みや不快感が非常に少ないですので、その辺が患者さんにはメリットがあるかなと思います。
小高 患者側のね。さっきの内視鏡検査で嫌だなと思った部分はフォローできるよというのが大腸CT検査。
つボイ でも、下剤はちょっと飲まないかんわけですね。
東 前日に少し、200mlちょっとぐらいですね。
小高 200mlだったら、コップ1杯ぐらいですよね。随分と下剤を飲む負担は少なくなりますね。それからデメリットは?
東 デメリットは、5ミリ以下の小さなポリープはちょっと見つけにくいことと、あと平べったい腫瘍が大腸CTだと難しいです。
つボイ 分かりにくいんですか。
東 段差がないので分かりにくいんですけども、頻度としてはすごく少ないですので、ある程度のものは大腸CTで見つけられるかなと思います。
小高 大腸内視鏡検査だとちょっと見つけにくいものもあるみたいな話がありましたけれども、大腸CT検査はそこをカバーできたりするんですか?
東 大腸にはひだがたくさんありまして、ひだの裏側っていうのがなかなか見にくいんです。できるだけひだの裏を見ながら検査していくんですけれども、やはりどうしても死角が出てくる場合があります。大腸CTですとひだの裏まで画像で見えますので、その辺はメリットかなと思います。
小高 はい。
東 事前に下剤2リットル程度を飲んでいただいて、大腸をきれいにしてからおこないます。腸の中で見つかったポリープなどを直接観察して、診断しておこなう検査になります。
つボイ 直接見るという確かさがありますよね。
東 同時に治療をおこなう場合もあります。
つボイ 覗いただけじゃなくて、治療もできちゃう場合もある!
東 できる場合もありますので、その辺はメリットがあるかなと思います。
小高 大腸内視鏡検査のメリットは、直接見るので見逃しが少なくなるということですか?
東 特に平べったいポリープってたちが良くないんですけども、そういうものを見つけるには大腸カメラが良いかなと思いますね。
小高 そして、場合によっては検査の時に病変を取っちゃうこともできますよと。逆にデメリットはどんなことがあるんでしょうか。
東 患者さんにもよるんですけれども、お尻からカメラが入ってくるのは不快で気持ちがいいものじゃありませんし、中には痛みを強く感じたりする場合があります。あと、お腹の手術をされている方だと、腸が癒着して痛みが強い場合があります。また、腸がすごく長くて、なかなか奥まで入らないという方もいらっしゃいます。みなさんが必ず全大腸を観察できるかと言われると、そういうわけではないです。
小高 お医者さんとしてのデメリットはそういった部分ですよね。つボイさんも私もやったことありますけど、受ける方のデメリットはやっぱり下剤の量! 飲んで出すという、事前の処置が大変でした。
つボイ ビールとかだったら2リットルすぐ飲めるんですけどね(笑)。なかなかこの2リットルは、みなさん苦労なさってるんじゃないでしょうか。
東 苦労なさってますね。飲めない方もいらっしゃいますし、途中で戻してしまう方もいらっしゃいます。
つボイ でも、飲んで腸内のものをきれいに全部出さないといけませんから、飲まないとできないですよね。
東 そうなんです。
小高 受ける側のデメリットが結構大きいかなと思いましたね。これが大腸内視鏡検査のメリットとデメリット。一方、大腸CT検査のメリットとしては何がありますか?
東 やはり下剤を飲む量が少ないということです。あと、検査時の痛みや不快感が非常に少ないですので、その辺が患者さんにはメリットがあるかなと思います。
小高 患者側のね。さっきの内視鏡検査で嫌だなと思った部分はフォローできるよというのが大腸CT検査。
つボイ でも、下剤はちょっと飲まないかんわけですね。
東 前日に少し、200mlちょっとぐらいですね。
小高 200mlだったら、コップ1杯ぐらいですよね。随分と下剤を飲む負担は少なくなりますね。それからデメリットは?
東 デメリットは、5ミリ以下の小さなポリープはちょっと見つけにくいことと、あと平べったい腫瘍が大腸CTだと難しいです。
つボイ 分かりにくいんですか。
東 段差がないので分かりにくいんですけども、頻度としてはすごく少ないですので、ある程度のものは大腸CTで見つけられるかなと思います。
小高 大腸内視鏡検査だとちょっと見つけにくいものもあるみたいな話がありましたけれども、大腸CT検査はそこをカバーできたりするんですか?
東 大腸にはひだがたくさんありまして、ひだの裏側っていうのがなかなか見にくいんです。できるだけひだの裏を見ながら検査していくんですけれども、やはりどうしても死角が出てくる場合があります。大腸CTですとひだの裏まで画像で見えますので、その辺はメリットかなと思います。
つボイ 二次検査にはそれぞれのメリット・デメリットがあるということですので、自分に合った方法でおこなうと良いそうですね。
小高 だからよく考えて、先生とも相談して選ぶといいということですね。来週はそもそも大腸がんにならないためにはどうしたらいいかということ、東先生に教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~大腸がんの検査~」でした。
小高 だからよく考えて、先生とも相談して選ぶといいということですね。来週はそもそも大腸がんにならないためにはどうしたらいいかということ、東先生に教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~大腸がんの検査~」でした。

