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第11回 医療における最新の技術(医療テクノロジーの発展)


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ~病院の上手な使い方」、いざという時に頼って行く病院とはどういう付き合い方をしていけば良いのでしょうか? 一宮西病院 事務長の前田昌亮さんにお話をうかがっています。

つボイ 参考になることが多いです ね。

小高 そうです ね。 さあ、そして今日は、医療における最新の技術のお話です。 技術の進歩は患者さんの命を助けるだけではなく、病院の運営にとっても大切だということです。 前田昌亮さんです。

前田 昨今は、多分皆様もお聞きいただいたことがあると思いますが、今はロボット手術が各病院 にどんどん 取り入れ られてます ね。

小高 そうですね。

前田 「ロボットが手術するの?」っていうわけではもちろんないんです。例えば、ロボット手術の場合でしたら、外科の先生が、ロボットを操って手術をします。何が今までと違って高度な医療になってるんですかっというお話をさせていただきますね。

前田 ロボットが手術をするとより低侵襲(ていしんしゅ) に手術ができます。

小高 低侵襲(ていしんしゅ)?患者さんが非常に楽?

つボイ 負担が少ない?

前田 おっしゃる通りですね。 本当に傷がそもそも少ないです。

小高 はい。

前田 体を大きく手術でメスが入って、パカッと開いていきますと、体に実はものすごい負担があるんです。

小高 はい。

前田 例えば「心臓の手術をやりましょう」ってなった時に心臓は体を開くだけでは見えません。 周りに骨があります。胸骨ですね。だから今までですと骨を切断して、 直接臓器が見える、触れるようにする必要ある。

つボイ 皮膚切って骨切って。

前田 その後ですよ、骨を繋いで皮膚を縫合しないと元に戻らないんです。

つボイ はい。 はい。

小高 もうわざと骨折させちゃった状態ことですもんね。

前田 おっしゃる通りです。なので、当然ながら手術の後、なかなか退院ができないってことになるんです。その点ロボットはですね、そういった骨とかを切らずとも、小さな穴を開けて、そこから臓器の方に簡単にいうとアプローチをしてくんです。

つボイ なるほど。

前田 「不要なものをしっかりと切っていく」というイメージの手術なんです。

小高 はい。

前田 あとは、特に女性の方とかですと傷跡とかは、やっぱり嫌ですよね。普通に考えましても。ですからそういった傷跡もほとんど残らずに手術ができてしまうっていうのが最先端の今のロボット技術が行ってるということですね。

小高 はい。

前田 これは、実は国も後押しはしてるんです。

小高 うん。うん。

前田 退院は患者様にとっても 早くできた方がいいでしょうし。 病院としてはですね、やはり高齢化社会が進んでますので、病院にかかりたいっていう患者様はやっぱりたくさんいらっしゃるんです。

小高 はい。

前田 患者様の入院を取ろうとした時に、今いらっしゃる方は、早く退院いただかないといけない。

小高 うん。うん。

前田 でも、重大な手術ですと、やはり何日も 2 週間も 3 週間も病院の中で過ごさないといけない。これがあのロボット手術ですと、もう本当に大げさに言うともう半分で済むんです。

つボイ なるほど。

前田 当然ながら、今の日本の状況を考えますと、国もやっぱりこういったロボット手術をどんどん後押ししていきましょうという形になってます。

小高 はい、はい。

つボイ だからどんどん退院させる~悩む~。もっといたいのに~。こんなに早く出されて大丈夫なんだろうか?ですけれども、ちゃんと負担が少ない形なんですね。次の待ってる患者さんを入れた方がやっぱりいいだろうということなんですね。

小高 患者さんにとっても負担が が少なくて。 早くお家に戻れるっていうのは実はいいことですし、追い出されるっていうわけではなくて、お家に帰ったあとは通院で定期的なチェックで大丈夫ですよね。っていうところで帰っていただく。

前田 はい。

小高 今大変な怪我をしている病気になってる人に早く病院に行って治療してもらう。サイクルができる。

前田 おっしゃる通りですね。

小高 ロボットの他には今どんな最新の技術なんていうのがあったりするんですか?

前田 そうですね。例えば、CTという機械は、もうよくお聞きがあると思うんですけども、今はPET-CT。

小高 PET-CT?

前田 PET-CTという機械があります。

つボイ ワンチャン用のあのCT?

小高 ペットボトルでできてるCT?

前田 あ、近いかもというか全然近くないです。(笑)

小高 あはは~

前田 全然 2 人とも外れておりました。(笑)

つボイ はい。 はい。(笑)

前田 例えば、PET-CTで画像を撮りますよね、お 2 人が。

小高 はい。

前田 そうするとですね、実は癌細胞だけが光って見えるというCTなんです。

小高 ああ~

前田 はい。なので、そのCT検査をやっていただきますと、どこに癌があるかというのは一目瞭然になる。

つボイ 診断がすごくしやすい。

前田 おっしゃるの通りです。これは、病院側にとっても診断がしやすいのでの癌の見落としがない。

つボイ うんうん。

前田 患者様にとってももちろん見つかった方がいい。なので、そういったような機械も今は、どんどん導入が進んでいってます。

つボイ こうした最新技術の医療機器は、高額ですし、維持費もかかる。でも、早く退院できることで、患者さんも助かるし、病院も新しい患者さんを取ることができて、うまく回って行くということなんですね。

小高 国の方針でもあるということでしたね。

小高 て、「健康のつボ」ではいろいろな病気について専門家の先生に解説していただいています。
皆さんも、テーマとして取り上げて欲しい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして、教えていただきます。

つボイ はい、質問お待ちいたしております!

小高 「健康のつボ!~病院の上手な使い方~」でした。

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