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第9回 切らずに治る!保存療法


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(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。

ずっとひざ関節痛について巽先生にお話を伺っているんですが、この膝関節痛の患者さんには、手術をする前にまずちょっとやってみましょう!ということで、「体重を減らす」、「正しい歩き方をする」、「大腿四頭筋を鍛える」、こういう保存療法に取り組んでもらうんですよ、という巽先生です。

(つボイ)
なぜそういう取り組みになったかと言いますと…?

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(巽)
僕ね、手術が大好きなんで、始めたころはこれっぽちも保存療法のことは…いやそんなことないな(笑)、一応先輩に習ってから、ここまでやっても痛みとれん人は手術、みたいなことは聞いていました。でも手術して、ドラマチックにね、車いすで来はった人が、2週間の入院でタッタッって歩いて帰るっていう、それがやっぱカッコいいでしょ?そういうのがあったから、保存療法ってのはね、全然頭になかったんですよ。でもある日突然、「切らんで治る」っていう素晴らしさを、患者さんから教えてもらってやりだしたんですけど。どんな保存療法か、保存療法って言っても人それぞれなんですよ。これやったら良いっていうものでもないんですよ。簡単に一言で言おうと思ったら、『膝が痛くなった原因を取り除く』、それなんですよ!

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(小高)
だから痛み止めなどの対症療法ではなくて、原因を取り除く!というのが大切だということなんだそうですが、それでは、保存療法で痛みがなくならなかった人が、手術に取り組むということなのかな?という、この辺りのお話です。巽先生です。

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(つボイ)
先生の保存療法をやってもあかん人が、次の手術へ行くという解釈でよろしいんでしょうか?

(巽)
そうなんですけど、なかなか難しい。保存療法をやりだして13年になるんですけど、6か月やる人もいます。僕はみんな、患者さんに決めてもらうんですよ。手術をやって良いことも悪いこともある。切らんで治すってことも良いことと悪いこととある。自分がどっちが向いているかどうか、僕わからんですわ。だから、患者さんに決めてもらう。どう決めるか?楽になったらそれでいいんですよ。

(小高)
マメにちゃんと決まった運動をするというのがどうもできない性格の人に無理にやってもらってもなかなか改善はしていかない。

(巽)
私は今世では痩せとうないんや!っている人もいるんですよ。歌を歌う人なんてね、痩せたら声出えへんようなったりね。

(小高)
職業的にそういう方もいらっしゃるでしょうしね。

(巽)
ホンマかどうかわらなんけども、そういう人もいるんですよ(笑)。

(つボイ)
ということで、手術にいくと。

(小高)
そうすると手術のほうが合ってるかなっていう患者さんもいらっしゃると。

(巽)
そういうことですよね。はよう先生、なんもややこしいこと言うてんと早うやってくれ、という人もいる、性格でね。まあそういう人なら、僕手術好きやから「ああどうぞ~いらっしゃ~い」ってやるんですけどね。

(小高)
先生手術好きだから「よっしゃ!やろう!」って時もある。

(つボイ)
患者さんの性格、ちゃんとできるかどうかということで色々総合的に判断をしていくと。

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(小高)
だから、手術する・しないっていうのは、もちろんその人の症状がどっちに向いているかっていうことも、それはひとつ最優先であるんですが、患者さん本人の環境であるとか考え方、生活、そして今後生活をどうやって送っていくのかということを見極めて、総合的に判断していくと。

(つボイ)
最終的には、患者さんが結果を納得して受け入れる方法を選択すると、こういうことでしょうね。

(小高)
それでは来週からは、手術で使う「人工関節」とはどういうものなのか、そして手術の具体的な方法などをお聞きしていきます。『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。