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第10回 人工関節ってどういうもの?


(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。

さあいよいよ今週からは、「変形性膝関節症」の手術に使う人工関節についてのお話です。

(つボイ)
今までの関節の痛さ、劇的に治るともいわれている人工関節手術、ということですよね。

(小高)
まずはですねこの人工関節とは、そもそもどんなものなんでしょうか?

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(小高)
この人工関節、要は人工的に作られた関節ですよね?これは何でできているものなんですか?

(巽)
金属でできてるんですよね。関節といえば大体、体の中で曲がる場所ですわ。そこの中で人工が多いのが、股関節と膝、その次が肘で、最近は肩もよう出てきました。大体この4つが多いですね。でもちっこい指の人工関節とかもあるんですけど、大体はその4つです。

(小高)
で、先生は主に膝関節を中心にやっている。膝が一番難しいからと前回仰ってました。これは素材は1個?部位によって違うんですか?

(巽)
大体、骨が割れて痛いんで、割れんようにするために金属で覆うんです、まず骨をね。で金属と金属の間に、人工のクッション、軟骨となる医療用ポリエチレンを入れるんです。金属が悪いからってセラミックを使った時代もあったんですけど、やっぱり膝は金属のほうが良いってことで、今は金属の間に医療用ポリエチレン、この形が定着してきました。

(小高)
素材も時代の流れの中で、より良いものをって進化してきたんですね。

(巽)
そうですね。ポリエチレンの質もいろいろ変わってきてます。20年前よりも今の方が長持ちする人工関節が入りますね。

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(小高)
年々進歩していく人工関節なんです。

(つボイ)
20年前に入れた人工関節と今の手術で入れる人工関節は、クッション材のポリエチレンも違うということもね、仰ってました。でも人工関節は金属でできていますからね、金属だから簡単にすり減ったりはしないでしょうから、手術したら一生大丈夫!と言っていいのかどうか?ということなんですが。それとも何年かたったらまた入れ替えなければならないのか?というところは気になりますよね。

(小高)
そのあたりのことも、順番にこれから聞いていきますよ。来週はまず、人工関節手術の種類について、巽先生にお聞きします。

(つボイ)
これはぜひ聞いてみたい話ですよね。

(小高)
はい!『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。


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