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頭痛の話~怖い頭痛の見分け方、つらい頭痛の治し方~



講演者

一宮西病院
副院長 / 脳神経内科部長
山口 啓二

⇒プロフィールの詳細はこちら

はじめに

“頭痛”は結構ありふれた病気ですが、専門医というのは愛知県に47人※1。多いと思われるかもしれませんが、人口あたりでいうと10万人あたり0.62人です。
頭痛を経験したことがない方はほぼいないと思いますが、病院に来る方というのはその中の一部。毎日3,000~4,000万人ぐらいの方が頭痛を患って悩んでおられるというので、患者数だけでも1,000万人くらいになるといわれています。
およそ1,000万人の患者さんを数少ない頭痛の専門医だけで診ることはほとんど不可能なので、一般的にはお近くのかかりつけの先生に相談して薬をもらったりしているのではないかと思います。

頭が痛くなったらどうしてますか?

①治るまで我慢している
②市販の頭痛薬を飲む
③かかりつけ医に頭痛薬をもらう

頭痛になったらどうするかというと、治るまで待とうという考え方がまずひとつあります。あと、最近では痛いときに市販薬を買って飲んでいる方も多いのではないかと思います。また、「市販薬は怖い」ということで、かかりつけの先生に相談して、お薬をもらっている方もいるかもしれません。
頭痛の時にどんな対処をしているか(複数回答可)

出典:「頭痛・生理痛に関する調査(2021年)」(第一三共ヘルスケア)

過去1年間に頭痛を経験した男女824名に、頭が痛いときの対処方法を聞いてみると、やはり薬を飲んだり、我慢したりしている方が多く、病院に行く方は少数のようです。

これらの対処方法で問題が起きることはほとんどないので、それで大丈夫だと思っていると、ときどき怖い病気が潜んでいることがあります。救急車を呼んですぐ病院に来ないと命にかかわったり、後遺症が残る・寝たきりになるような怖い頭痛がごく稀にまぎれ込んでくるわけです。みなさんはそういった頭痛になったときに、救急車を呼べるでしょうか。普段は痛くても救急車を呼んでいないわけですが、どういうときに呼んだらいいかというお話をします。

あともうひとつ、命にかかわらない慢性的な頭痛でも、つらくて寝込むような頭痛がある方は、頭痛専門の先生に診てもらわないとなかなか治らないということがあります。後半はそのことについてお話をします。

頭痛についての基礎知識

放置してはいけない頭痛

普段は頭痛を放置しているわけですが、どういうときに放置してはいけないかというと怖い頭痛の場合です。怖い頭痛というのは、治療が遅れると命にかかわる、あるいは放っておくと障害が残ったり寝たきりになってしまうような頭痛のこと。
もうひとつ、つらい頭痛というのは、頭痛薬を飲んでいても、仕事や日常生活に支障をきたすような頭痛のことです。
このつらい頭痛と怖い頭痛は、放置してはいけない。
怖い頭痛
治療が遅れると命にかかわる、後遺症が残る頭痛。
つらい頭痛
仕事や日常生活に支障をきたす頭痛。

頭痛のメカニズム

そもそも頭痛というのは何なのか。頭が痛いと多くの方が、脳に何か病気が起きているんじゃないかと心配されますが、脳というのは痛みを感じているけど感知はできません。脳を手術するとき、意識があるままの状態で手術することすらできるんです。

では、どういうところが頭の痛みを感知するかというと、頭の骨の外側と内側に感知する場所があります。大部分は頭の外側で感知することが多く、特に頭の側面あたりというのはすごく厚い筋肉で覆われていて、その筋肉のコリからくる緊張型頭痛がすごく多くあります。ですので、頭が痛いといっても大部分は脳がやられているわけではなくて、頭のまわりの筋肉が凝ったりするケースが多いわけです。大体は姿勢が悪いことで起こって、頭が締めつけられるように痛みます。ですが、筋肉のコリからくる痛みはそんなに激しい痛みにならないことが多くて、寝込むようなことは少ないです。

しかしながら、ときどき頭の中の病気で頭痛になることも当然あります。頭の中で痛みを感知できるところは、脳の中を走る太い血管、あとは脳を覆う膜(硬膜動脈、頭蓋底主幹動脈、静脈洞および流入静脈、頭蓋底部の硬膜など)でも痛みを感じることができます。

では、頭の中の病気にはどういったものがあるかというと、こんなにいっぱいあるんですね。
頭の検査で異常が見つかる頭痛
分類 疾患
脳血管の異常 くも膜下出血、未破裂動脈瘤
動脈解離(頭蓋内・頭蓋外)
脳静脈洞血栓症
脳梗塞・脳出血、下垂体卒中
血管奇形、血管炎
脳血管攣縮症候群
脳を覆う膜や
血管への圧迫
硬膜外血腫・硬膜下血腫、脳内占拠性病変(脳腫瘍など)
脳の感染症 髄膜炎・脳炎・脳腫瘍
その他 脳脊髄液減少症、高血圧性脳症・子癇、一酸化炭素中毒、急性緑内障発作、副鼻腔炎
こんなにいっぱいあるわけですが、大きくわけると4つ。
脳血管の異常として、脳の血管が破れると痛みを感じることがありまして、代表的な疾患はくも膜下出血や脳出血。
あともうひとつ、脳を覆っている膜や血管が圧迫されている場合にも痛みを感じます。脳の中にできものができたり、血がたまったりすると、脳のまわりの膜が圧迫されて痛くなる。
頭の中の病気でも痛くなることがないわけではないんです。

怖い頭痛の見分け方

診断の遅れが命とりになる頭痛
脳血管の障害による頭痛 くも膜下出血、椎骨動脈解離、脳静脈洞血栓症、脳出血、脳梗塞、RCVS
脳圧を高める病変による頭痛 急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫など
感染症による頭痛 髄膜炎、脳炎
では、命にかかわる頭痛、後遺症が残るような頭痛をどうやって症状から見分けていくか。

診断が遅れると怖い頭痛3選 ①脳腫瘍

脳腫瘍のMRI画像

脳の中にできものができて痛みがでる疾患として、有名な脳腫瘍というのがあります。腫瘍が小さいときには痛みがでないんですが、徐々に大きくなっていくので段階的に悪くなっていきます。気づかないうちに大きくなっていって、あるときにかなり大きくなった段階で痛みを感じだして、どんどんひどくなっていくことが多い。
主な症状 早朝頭痛、振盪性頭痛、頭痛の消退

診断が遅れると怖い頭痛3選 ②脳出血・脳梗塞

脳出血のCT画像

脳出血はある日突然血管が破れて、前触れなくいきなり症状がでます。血管が破れてはじめて症状がでるので、破れる前に破れそうなところを見つけることはほとんど不可能で、事前に検査をしてもなかなか防ぐことができないんです。残念ながらこういった頭痛は症状がでてからすぐ病院に来て、取り返しがつかなくなる前に治療していただくという対応になるわけです。
主な症状 めまい、呂律がまわらないなどの症状をともなう後頭部痛

診断が遅れると怖い頭痛3選 ③くも膜下出血

くも膜下出血のCT画像

くも膜下出血というのは、血管に動脈瘤というコブができて、そのコブが破れるとドカッと出血します。その時に経験したことがない頭痛がでて、そのまま亡くなっちゃう人もいるし、後遺症が残る人もいる。動脈瘤が破れるまでは基本的に症状がでないことがほとんどですが、破れる前にMRIの検査をすると、このコブが事前に発見できることがあるわけです。事前にコブがあることがわかっていれば、破れる前に処置することができて事なきを得るので、前もって検査をしっかりやっておくと防げる可能性があるんです。毎年検査をやる必要はないですけど、定期的に脳ドックなどで検査をしていると防げます。検査で偶然見つかったおかげで予防ができて助かることがある。
僕も「ちょっと脳みそを萎縮してて嫌だな…」と思いつつも、ときどき自分でMRIを撮ってます。だからこういったものを未然に防ぎたいと思ったら、怖くても転ばぬ先の杖で、ちゃんと検査を受けるといいでしょう。

CT画像の白い部分は出血したところで、もうこうなってしまうとなかなか助からない。厳しいものですから、なる前に防がなきゃいけない。
くも膜下出血になったら、そのうち3割が一ヶ月以内に亡くなり、1割は高度な後遺症、社会復帰できるのは4割以下。若くてもなる人がいますが、やはりなってからでは治せないので、未然に動脈瘤を見つける必要があります。

①血管に動脈瘤ができた状態

②動脈瘤が破裂した状態

くも膜下出血になったら…
  • 3割が一ヶ月以内に亡くなる
  • 1割に高度な後遺症
  • 社会復帰できるのは4割以下
残念なことに動脈瘤は小さいと処置できないんです。一般的にいわれているのは5ミリくらいのサイズになってくると、予防的な処置ができます。
脳動脈瘤クリッピング術
動脈瘤に血が流れないようにクリップでとめる処置です。これは手術になりますので、頭を開けるのでちょっと抵抗感があります。

脳動脈瘤コイル塞栓術
最近では処置の大部分が、コイル塞栓術でおこなわれます。血管のコブのところまでカテーテルを近づけて、そこにコイルをつめていく。つめ切ると、コブに血が流れなくなって破れなくなるということで、頭を開けなくても治療ができます。

動脈瘤は大きければ大きいほど破れやすいので、サイズがある程度大きくなったら予防していただくという流れになっています。

では、くも膜下出血で血管が破れたときにどういう症状がでるか。一般的には突然頭が割れるような痛みや、ガーンとハンマーで殴られたような激しい痛みに襲われます。気を失うくらい痛くなるときもあるんですね。
こういう痛みがでれば、さすがにみなさんもいつもと違う頭痛ということで、救急車を呼んでくれると思います。

くも膜下出血の症例

症例①
【経過】路上で友人と会話中に、突然頭痛と嘔吐が出現し、救急車を要請。
【診察】なんとなくボーっとしているが、診察上は問題なし。
例えばこの方は、路上で友達とお話ししているときに、突然頭が痛くなって吐きだしました。友達もびっくりしちゃって、救急車を呼んでくれました。ところが、救急車に乗っている間に症状が落ちついて、痛みはとれて、診察しても異常がないんです。これで異常がないからいいじゃないですかって帰ると、実は大変でして…。

実際のCT画像

検査をしてみると、このCT画像のように出血していることがあるんですね。ただ、出血はかなりの量なんですけど、この段階では意識もしっかりしているし、診察で異常がないということは後遺症もほぼありません。この段階で治療をすると、後遺症も残らずに事なきを得る。
こういったパターンもありますので、なったら手遅れというわけではないんです。早く病院に来ていただければ、再度破裂する前に脳外科の先生が治療できて、障害なく治ることもあります。ですので激しい痛みがでた場合は、ためらわずに救急車を呼んでいただきたいと思います。

このように症状が激しい場合もあるんですけど、くも膜下出血でも症状が軽いことがあります。
症例②
【経過】最近ふらつきがつづくとのことで、脳神経内科を受診。
【診察】異常なし。しんどそう。血圧210と高値。
【病歴】3週間前に後頭部に刺すような痛みと冷や汗が生じたが、痛みは軽減。
例えばこの方は、最近ふらつきがつづくということで私の外来に来ました。ふらつきか…と思って、どうみても頭痛というキーワードがないんです。何も異常はないですが、その方を見るとすごくしんどそうで血圧も上がっていました。ちょっと変だなと思って聞き直したら、3週間前に冷や汗もかくぐらいの結構激しい頭痛があったみたいなんです。先ほどの例じゃないですが、頭が痛かったけど放っておいたら少しおさまった。でも、そのあとなんとなく調子が悪かったとおっしゃったんです。
こういう場合にCT検査をすると、出血があっても3週間経って血が吸収されているので、普通のCTでは血が写らない。なので、MRIの検査を追加しました。MRIは非常に感度が高いので、特殊な撮り方をすると血が写ります。それでMRIを使ったMRAという血管を診る検査で、動脈瘤があることがわかって、再破裂する前に事なきを得ました。
発症後すぐだと症状もフレッシュでわかりやすいし、医者もすぐに検査をしようとなるんですが、時間が経ってからだとなかなかわかりにくくなってしまう。みなさんも警戒度が低くなるし、医者のほうも警戒度が低くなって診断がすごく難しくなる。ですので、ひどい症状がでたとき、本当に痛みが激しいときは、その場で救急車を呼んですぐ病院に来てもらったほうがいいということになります。

実際のCT画像

実際のMRI画像

受診すべき頭痛のサイン

すぐに病院を受診した方がよい頭痛
頭痛 過去に経験がない非常に強い痛み(特に5分以内でピークに達する)
引き金 労作、せき、息ごらえ、いきみで突然痛くなる
痛む部位 後頭部の片側が鼓動と同期するように痛む・目の奥が痛む
姿勢変化 立っていると痛いが、横になると楽になる
その他 発熱・悪心・嘔吐意識障害(一過性含む)けいれん・めまい・しゃべりにくい見えづらい歩きづらい半身が動かしづらい
すぐに病院を受診した方がいい頭痛というのを簡単に説明します。まず、頭痛としては今まで経験したことがないような非常に強い痛みで、しかも痛みがでてすぐにピークに達するのが怖い頭痛。これは特にくも膜下出血などの頭痛の特徴とされています。
その他の症状にも赤文字で書いてありますが、吐いたり、意識が一時的におかしくなったりする症状。みなさんしゃべりづらいとか、歩きづらいとかあったら、おかしいと思うんでしょうけれども、ちょっと気持ち悪いくらいだったら「まぁ、ちょっと様子見ようか」と思うかもしれません。ですが、そういった頭痛も危ないサインになりますので、ぜひ救急車を呼んでいただきたい。

椎骨動脈解離

救急車を呼ばなくてもいいかもしれないけれども、結構な確率で危ない病気で椎骨動脈解離というものがあります。頭の後ろの血管に裂け目ができる病気で、首の後ろ側に脈打つような頭痛がでる。心臓の鼓動で血が送り出されますが、血管にキズがあると血が送られてきたときにキズが広がるので脈打つように痛みます。それをそのまま放っておくと本当に血管が破れて、くも膜下出血になることもありますし、血管がつまることもあるんです。首の後ろが単に痛いだけであればまず大丈夫ですが、脈打つような痛みがつづく場合はすぐ病院に来て検査を受けた方がいい症状になります。
このくも膜下出血と椎骨動脈解離の2つは症状が特徴的ですから、覚えていただけると非常にいいと思います。

頭痛の検査方法

病院での検査は、主にCTMRIという検査があります。では、CTとMRIはどう違うのかご存じでしょうか。
CT

検査時間が数分
出血は白く見える
× 動脈瘤が評価できない
× 被ばくする
CTはX線を用いて体を撮影する検査方法です。
MRI / MRA

高解像度
血管もよく見える
× 検査時間が30分・予約検査
× 閉所恐怖症や動く方は不向き
MRIは磁気の力を用いて体を撮影する検査方法です。
CTというのは、画像のように出血が起きると白く写るので、頭の血管が破れたときに出血があるかどうかを診るのにすごく優れた検査。検査もものの数分で終わるので、病院に来たらすぐに検査できます。

MRIは検査にすごく時間がかかるので、検査してあげたいと思っても時間がかかるうえに、予約がいっぱいでなかなか取れない。もうひとつの欠点が、閉所恐怖症の方は撮れないです。20~30分の間、大きな音がする中、せまいところに寝ていただかないといけない。また、磁気を使用しているので、ペースメーカーなどの金属が体に入っていると撮れない場合もあります。

いまは病気になっているわけじゃないけど、将来病気になるような危ない血管がないかどうかを検査するときには、CTだとほとんど写りません。検査をしてもわからないんです。両方の検査をすればいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、医療保険で認められていません。同じ頭の検査を2つもやるというのは、基本的には過剰だと見なされる。
だから僕たちも、「この人は緊急で待てないからCTか、待てそうであればMRIか」といった非常に難しい判断をしながら、我々は検査を決めています。ですので、もし待てる場合はできればMRI検査をした方が、将来の病気の危険性を見分けることができます。

あと、特殊な検査では髄液検査。発熱をともなう頭痛の場合に腰のほうに針を刺して、脳の感染症があるかどうかを検査することがあります。全員にすぐおこなえる検査ではないので、よほど疑った場合にしかおこないません。

頭痛の検査は大体CTかMRIで、できればMRIと覚えていただければいいと思います。

頭痛で後悔しないために

一般的に脳はほかの臓器と違って、一度壊れると再生しないといわれています。一度死んだら生き返らないので、なるべく早期に発見して、病気になる前に危険の芽を摘みとることが大事。

隠れ脳梗塞といわれるように、脳梗塞や脳腫瘍があっても症状がでない場所が脳にはたくさんあります。「私は何も症状がないからいいよ」といっていると、知らないあいだに脳梗塞になっていたり、小さな脳腫瘍があったりします。早期に見つけておけば早期に手が打てるんだけど、検査をしないために手遅れになるということもあるので、ぜひ検査を怠らないでほしい。

また、症状があるときには緊急で検査をすることができますが、症状がないときに検査をすることは医療保険の関係でできません。その点もご了解いただきたいと思います。

つらい頭痛の治し方

緊張型頭痛

つらい頭痛に関しては、肩こりからくる緊張型頭痛が多いです。この場合は軽い頭痛が多いので痛み止めを使わないで、姿勢を良くして、ストレッチを心がけてください。あとは針灸も効くので、鍼灸などを利用するのも良いです。
緊張型頭痛への対処
姿勢改善+ストレッチ+鍼灸

片頭痛

片頭痛の年齢別有病率

出典:Sakai F, Igarashi H.
Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey. Cephalalgia.;17,15-22,1997

片頭痛は、ドクンドクンと脈打つような頭痛で、体を動かすと痛みがひどくなる。これは働きざかりの女性に多くて、大体6人に1人ぐらいが片頭痛になっている。これは寝込むような、仕事に支障があるような頭痛になりますので、なんとかしなきゃいけない。特に痛みがあると仕事ができなくなるだけではなくて、つらくて家族のコミュニケーションもできず、家庭の幸せを奪う。
寝込むような頭痛の場合、それは片頭痛かもしれません。予防対策もありますし、最近では特効薬が出てきました。

片頭痛には、生理周期や天候に加えて、疲れやストレスなどの生活環境が関連しているといわれており、睡眠・食事・運動の3つを意識することが症状の緩和につながります。
睡眠
睡眠の過不足を避け、毎朝決まった時間に起きるようにしましょう。
食事
空腹・脱水を避け、3食決まった時間に食べることが大切です。また、赤ワインやチョコレートは避けた方がよく、大豆製品や海藻、肉、魚などを積極的に摂るようにしましょう。
運動
睡眠の1~2時間前にストレッチやヨガをおこなうと、脳に良い刺激が送られ、片頭痛の予防につながると言われています。
月に3日以上の片頭痛があったり、頭痛によって生活に支障が出ている場合には、予防薬もありますので、一度専門医を受診してみてください。

つらい頭痛で困っている方には、いろいろなテクニックや治療薬を使って、少しでも痛くならないように工夫して最善を尽くしますので、ご相談いただければと思います。

出典
※1)日本頭痛学会ホームページ
※本ページに掲載されている情報は、2023年2月時点のものです。

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