歯科外来
問診票等必要文書
あいさつ文
2024年4月、新たに小児障がい者歯科を専門とする歯科外来を開設いたしました。当センターの小児発達外来をご利用中の患者様方を中心に、心身の障がいを理由に一般の歯科医院では適応が難しい方を対象としております。一般の歯科医院では処置が困難な理由は多々ございます。知的能力障害や発達障害により歯科の必要性が理解できず、診察台に横になることや器具に強い恐怖心や抵抗感を示されたり、障がいにより極端に緊張が入り処置を受ける姿勢を保つことが困難な場合など、患者様ごとに多種多様にわたります。私たちは、そのような中でも患者様の不安な気持ちを減らし、安心して歯科受診できるような創意工夫に日々取り組んでおります。
当センターの歯科外来の役割は、『トレーニングの場』として考えております。ご紹介いたしましたように、心身に障がいをお持ちの方々は多種多様な理由で、口腔ケアが難しい場合もございます。歯科に対する不安を取り除き、ご自宅での日々の口腔ケアはもちろん、一般歯科でも上手く受診できるようになることを目標とし、お口の健康から患者様のQOL向上に貢献できるように今後も取り組んでまいります。
歯科外来の診療について
当センターの歯科医師が主治医となって診療を行います。また、当センターの歯科衛生士と協力して診断、支援、アドバイスなどを行い、歯科治療に対する不安を取り除いていきます。
〈診療日〉
火曜日/ 9:00~12:00、13:30~17:00
診療に不安を感じないための工夫
実際に使う器具に触れて、怖い物でないことを実感
触れた器具等、次に何をするか、秒数なども掲示
診察台が怖い場所というイメージをなくす工夫
安心できるように、声をかけながら診療
スタッフ(関わる職種)
問診や口腔ケアの実施・指導に加え、診療の補助などを行います。一人ひとりのお子さまの体調や気持ちに寄り添い、リラックスして口腔ケアを受けていただけるように心がけています。また、重症心身障がい児者入所施設としては、歯科衛生士による入所者への口腔ケアはもちろん、主として入所者の口腔ケアを実施する看護師や療育員(看護助手・介護福祉士・保育士)などの施設職員のために研修会や実技指導を実施し、口腔衛生に関する知識と口腔ケアの技術を提供しています。
診療受入れ可能な方
- 当センターの小児発達外来に受診されている方
- 当センターに入所中のご利用者様
- 当センターの短期入所のご利用者様
※入所中のご利用者様に関しては、水曜日 13:30~17:00(月3回不定期)を中心に実施しております。
※短期入所の際にご希望の場合は、日時等に条件がございますので、気軽にお問合せください。
※保育園や教育機関、一般歯科からの直接のご紹介は基本的にはお受けしておりません。他機関へご相談ください。
初診時にお持ちいただくもの
- 保険証・母子手帳・お薬手帳(お持ちの方)
- お子さまが普段お使いの歯ブラシ
- 問診票 《問診票はこちらから》
※歯ブラシをお忘れの場合は、当センターにて購入も可能です。
※初診の際、カウンセリングで約1時間要するため、事前の問診票記入にご協力ください。
※問診票をホームページからプリントアウトできない場合は、診察の10分程前に来院し、記入にご協力をお願いいたします。
予約から診察まで
ご質問・ご不明点については、お気軽にお問いあわせください。