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第5回 腎臓の病気②


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~腎臓病について〜」。一宮西病院 腎臓内科 第二部長 / 腎&シャント・レミッションセンター長 福田道雄先生に腎臓のお話を伺っております。

つボイ 腎臓の病気にもいろいろあることが分かりました。

小高 腎臓の病気を抱える人は多いと言います。今日も福田先生に腎臓の病気について教えていただきます

福田 何年か前は、大人の8人に1人が慢性腎臓病、CKDと言われていたんですけれども、最新のデータでは5人に1人と言われています。

つボイ 8人に1人から5人に1人!

福田 一つはもう見落とさないために、裾野を広げて、皆さんで一生懸命探してるから見つかってきているというところもあるかもしれません。一方で、やっぱり我々、国民生活病、血圧だ、コレステロールだ、糖尿だ、そういうことの影響が出てきちゃってるのかもしれないんです。

つボイ そっかぁ。

福田 例えば高齢者だともう数人に1人が透析とか。透析してるから生きていらっしゃるとか。もういろんな年齢層において腎臓病の方が多いのが事実なんです。

小高 腎臓の病気で困っている人が多ければ多いほど、治療法だとか、それにまつわるお薬であったり、それから病院で使う機械であったりっていうのは、どんどん進化してるんじゃないかな?と思うんですが、最近のその腎臓病にまつわる状況っていうのはどうなってますか?

福田 そうですね、腎臓と心臓と両方の負担を取るんだよっていうお薬が出てきています。 それから慢性腎炎にしても何とかして治すための薬をいろいろ開発されてます。
例えばステロイドという薬を飲むにしても、腸まで行って働く薬とか、とにかくいろんな薬が出てきてますね。

つボイ 心臓と腎臓も今のお話からすると一緒に見ていかなくてはいけないということなんですね。

福田 その通りです。 心臓は、体の中に血液を回してるポンプです。 水が多いと心臓はアップアップになりますね。「送ったり、また来たよ!」って、水が多いと心臓は苦しいんです。
でもその回っているポンプ、血液回路から水を出すのが腎臓。 蛇口が腎臓ですよね。 パサパサのパンを食べても体の中に水が入るんで、水を捨てなければいけない。 なので、水が多いほど腎臓は仕事しやすいんですよ。
ちょっとひねれば水が出る。 例えば干からびちゃうと、体に水が足りない、腎臓は蛇口をひねっても水が出ない。 つまり心臓と腎臓は逆の立場なんです。

つボイ ふん、ふん。

福田 水が多いと腎臓は喜ぶけど心臓は苦しい。 水が少ないと心臓は喜ぶけど腎臓が苦しい。 なのでその最近は、心臓を守る、腎臓も守る、と言って、体の中の水を低く、少なくする薬が出てるんですけれども、ごく一部の方は、それで逆に腎臓が悪くなっちゃうことがあります。

小高 でもやっぱり先生のお話聞いていると、腎臓っていうのは、やっぱ常にものすごい、いろんな働きをし続けているので、そういう臓器っていうのはやっぱ悪くなりやすい、年を重ねてずっと動き続けてきた腎臓はへたってきやすいっていうことでやっぱりその腎臓に疾患抱える人たちが多いっていうふうに考えていいですか?

つボイ 心臓なんかもう、生まれてから死ぬまでガート動いてるから、あそこも過酷働きをしてますけども。 腎臓だって、すごいたくさんの水を入れて濾過して、また送り返してって、結構ハードな仕事をしてる臓器ですよね。

小高 腎臓というのを、なかなか痛みを伴うことも少ないっていうこともたくさんあるし、見つかりにくいっていうような話でしたけれども、でもやっぱり早期発見で随分と変わってくる。

つボイ やっぱ検診が大事。ちゃんと数値が出てくるもんなんですか?

福田 はい。 でもその検診は、やっぱ見落とさないためになってるんで、受診していただいた方で、「いや、大丈夫ですよ」っていう方も少なくないのも実際、現実です。

小高 逆に、見つかりにくいから検診をするんだけれどもちょっとした変化でも見逃さないようにしなきゃいけないから、大きく拾い上げるので大丈夫な人も多いけれど中には本当に深刻な人も隠れているという裏の意味もあると。

福田 はい、そうです。 それが、この「eGFR糸球体濾過量60 」っていうのがその数字です。

つボイ eGFR …。という言葉が出ましたけれども。私、この間、人間ドックで、「これ、ちょっとあかんよ、この数字は」と言われましたけれども。これはどういう数字なんですか?

福田 はい。 1分間に心臓は5、6リットルの血を送り出します。 腎臓には大体1リットル回ってきます。 ヘモグロビンの濃さにもよるんですけど、その中の血液の液って言いましたね。それは大体600cc入ってます。 その600ccが腎臓に入ってきた時に、糸球体のフィルターで濾過するのは大体120ccなんですね、1分間に。 残りの480ccは、素通りしたりします。

つボイ はい。

福田 この120というのは大体100に近いので、何となくこの腎臓の機能を100%は eGFR 120に近いよっていう感じで、糸球体濾過量、英語を略して eGFR。これを腎臓の機能の目安にしてるんです。

eっていうのは、計算式で
Estimate、計算したよっていう意味のeがつきます。

つボイ 糸球体の働きの良さ悪さを見る、目安になる数値。

福田 はい。 糸球体が1分間に濾過できている血「液」水の部分の量の指標ですね。高いと濾過できている。

小高 高い方がいいんだ。下がってくると、要注意。

福田 はい、そうです。

つボイ  eGFRの数値が60を切ったら、検査、生活習慣の改善などが必要となってくるので、今、私もちょっと今、緊張して聞いておりました。

小高 すぐさま何かってんじゃないけど、ちょっとこう黄色信号に差し掛かってるよっていうことなんだよね。下がり続けるとやがては透析っていうことにもなりますので、今のうちに気をつけておいてくださいという数値ですよ。

つボイ そうなんですね。はい。

小高 来週からは、「透析について」福田先生に教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では色々な病気について専門家の先生に解説していただいております。皆さんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして教えていただきます。

つボイ 質問お待ちいたしております。

小高 「健康のつボ!~腎臓病について~」でした。

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