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第7回 透析について②


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~腎臓病について〜」。一宮西病院 腎臓内科 第二部長 / 腎&シャント・レミッションセンター長 福田道雄先生腎臓について教えてもらっています。先週から福田先生に透析のお話を伺っておりますよ。

つボイ はい。血液検査の中のクレアチニンの数値だけでなく、計算で出てくるeGFRというこの数値が大切だということでしたね。

小高 その数値が正常な腎機能に対して10%くらいまでに落ちてきたら、そろそろ透析を考えるとのことなんですね。さあ、ではその透析、具体的にはどんなことを行うのでしょうか。福田先生です。

福田 体の外に血液を循環させます。1分間に200~300cc回します。その外を回って戻ってくる間にダイアライザーという筒があって、その筒の中にはストローが数千本から1万本入っていて、血液はそのストローの中を通ります。透析液というこう毒素がない液をストローの外を回すことで、ストローから毒素が出てくると。それから余分な水をそのストローに陰圧をかけることで過剰な水を抜くと。ということで、腎臓の血液を綺麗にする、余分な水を抜くという機能を肩代わりする。

福田 ただ肩代わりって言うと、透析をしているともう腎臓が正常な方と一緒って思ってしまいがちなんですけど、実際はもう透析しなきゃいけないねという状態をキープしてるだけなんです。もう腎臓が正常の人と一緒になるっていうわけじゃないんです。なので、普通に透析してると十分ではないので、夜中に寝てる間8時間透析をするとか、透析を長い時間すればするほど体が綺麗になるので、普通は4時間と思っているんですけれど、5時間、6時間、8時間ってするとやっぱり長生きするってことがわかってます。

つボイ あ、そうですか。

小高 はい。私のイメージでは身近な人に透析してる人いますけど、週に3回で、大体やっぱ4、5時間かけて透析を行っているというイメージですけど。それでは実際のところはじゃ、足りない、欲を言えばもっともっとした方がいいってことですか?

福田 そう。英語ではHDプロダクトという、週に何回やってるかを2回かけて、で1回の透析時間をかける数字があって、それが70あると長生き。週3回8時間やると、3×3×8で72。

つボイ ああー、はいはい。

福田 だけど、今おっしゃった…

小高 4、5時間だと…

福田 サザンが9、9×4=36。

小高 半分ぐらいっていうことですよね。だから、その夜にやるような、もっと長い時間やるっていう場合も出てくると。

福田 もう30年ぐらい前に、フランスのキールっていうところで8時間やるといいよっていうのが出たんですけど、そこがまあ、にわかにまた脚光を浴びて、日本ではこうオーバーナイト透析という名前で、夜寝てる間にやる透析っていうのをこう頑張ってやってる病院がいくつかあります。

つボイ 器具をつけて寝るということですか。私、寝相が悪くて寝返りとかするんですが、それをつけて寝てる時は、きちんと寝ないといかんわけですかね?

福田 いや、それがその透析してる方々は、そのやってる夜の中に1回も血圧測らないとか。もしこう血液が漏れたらそれを、液をセンサーする、その上に手を置くんですけど、もう現場に行くと本当真っ暗で。

つボイ はい。

福田 もう寝相が良かろうが悪かろうが、普通に血圧も測らずにやってるんです。

つボイ あ、そうなんですか。

小高 血液の大部分をその機械を通して濾過をするっていうことですよね。合併症とかそういった心配はあるんですか?

福田 透析っていうのはもう出血と一緒ですよね。首をスパーンと切って1リットルを30秒で血が出るのと、1ヶ月で20リットル血が出るのって、血圧、つボイさん首をスパーンと切ると下がりますよね。

つボイ はい、はい、はい。

福田 ということは、やっぱり長い時間かけた方が血圧も下がりにくい。

小高 だから、何時間も長い時間、やっぱりどうしても透析って。

福田 透析中の患者さんのつらいのは「上手に排尿させてもらえないのか」っていうのと、「今日、血圧が下がって気持ち悪くなったり、足がつらないかな」っていう、その合併症はやっぱり長い時間かけた方が少なくなります。

つボイ ああ、そうか。

小高 あと、透析を始める時に処置いきなり始めるんじゃなくて、いろんななんか処置をしますよね?

福田 例えば透析を、血液透析というのだと、シャントという手術をしなければいけないし、腹膜透析でもSMAPという呼びますけど、お腹の中チューブ入れる手術をしなきゃいけない。大体それは、1ヶ月前ぐらいには終わっていてほしいので。

小高 はい。

福田 もう今日の今日始めるよっていうと、小指の2つ繋がるぐらいの管(カテーテル)を首から心臓の入り口に刺してやるんです。

小高 もう緊急的な場合ですね。

つボイ 血液透析というのは、腎臓の機能を回復させるためのものでなくて、機能しなくなった腎臓の働きを外の機械で代わりに行うということなんですね。

小高 そういうものなんですね。一般的には週に3日、1日4時間ぐらいっていうのが標準的な、まあ、透析の受け方なんですが、できれば本当はもっと長い時間をかけた方が体への負担は少ないということなんだそうですよ。福田先生のお話の最後に出てきた「シャント」については、来週もうちょっと詳しく教えていただきます。

そしてこのコーナー「健康のつボ!」では色々な病気について専門家の先生に解説していただいております。皆さんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして教えていただきます。

つボイ 質問お待ちいたしております。

小高 「健康のつボ!~腎臓病について~」でした。

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