第8回 透析③~シャントについて~

小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~腎臓病について〜」。一宮西病院 腎臓内科 第二部長 / 腎&シャント・レミッションセンター長 福田道雄先生に腎臓について教えてもらっております。腎臓の透析のお話を伺っていますが、いろいろ大変です。
つボイ あの「シャント」は知らなかったとかね。
小高 そうそう。あの「透析」っていう言葉は知ってても、「シャント」って何?っていう人結構言いますけれどね。今日はそのシャントについて詳しく伺います。福田先生です。
つボイ あの「シャント」は知らなかったとかね。
小高 そうそう。あの「透析」っていう言葉は知ってても、「シャント」って何?っていう人結構言いますけれどね。今日はそのシャントについて詳しく伺います。福田先生です。
福田 典型的な「シャント」は手首の辺で、静脈と動脈に5ミリぐらいの窓を開けて繋ぎ合わせるものです。繋ぎ合わせると、そこに流れる血流が2、3日で1分間に500、ひと月ぐらいで1分間に1,000ぐらいになります。
小高 結構たくさん。
福田 たくさん繋がないと100も流れてないのが普通なんですけど。
小高 普通の血管だとそんなに流れないので、もっと流れてその外に出して、循環をよくすると。「まずは透析をしましょう」「血液透析をしましょう」ということになると、そのシャントを作成して整えて。このシャントを作成したらそこから血液を出して機械で腎臓の代わりに濾過、透析をすると。
つボイ シャントは、直前にやるものなんですか?それとも、シャントをしてから透析がちょっと間が空くものなんですか?
福田 何年か前に手術をしてから刺すまでの日数と、結局始まってからトラブルがないかということを統計で調べてみたら、3週間待たないかで大違いだったんです。手術をして。なので、もう1ヶ月以上時間が間が空くなっていう、そこで始めないと、もう遅いんですね。明日から透析だから、今日手術しましょうというのでは遅いんです。
つボイ あ、ダメか。
福田 ただし、人工血管と言って、動脈に人工血管を繋いで、その人工血管がまた静脈に繋ぐと。こう言うバイパスを作ることもあるんですね。その場合は最近は、すぐに刺せる素材があるんで、それだともう今日手術して明日使えるってこともできます。
つボイ そういう方法もある。
福田 ですけれども、人工血管っていうのは異物なので、バイ菌が入った時に、やっぱりもう全部取らないと直らなくなっちゃう。
つボイ うん。
福田 やっぱり自分の体とかだと、免疫とかが働いたり、抗生物質が入ったりするんで、膿んでも直るんですけど、人工血管だとこう、敵がバリケード張っちゃって、抗生物質が入りづらくなったりして、もう結局取らなければならなくなっちゃう。なので、なるべくは自分の血管で作った方がいいです。
つボイ あー、そういうことがある。
小高 その透析というのは結構長期にわたって行うもので、そのシャントを介してということになっていくわけですけれど、これはもう1回作ったら、あとはもうずっとそのまま使っておけば良いというものなんですか?
福田 そうではなくて、手術をしても透析始まっても年に何回も風船で狭いと膨らますとか、もう一度もうちょっと肘寄りに繋ぎ直すとか、結構いろんなことをしなければいけないことが多々あります。
つボイ メンテナンスをしないといけない。
小高 私の知ってる人で透析してる人は、よくそのシャントのところに聴診器当ててます…あれは何をしてるんですか?
福田 ええ。いいシャントだと「コー、コー、コー」こういう音がするんです。これが連続性だといいんですけども、例えば上の方が狭いと圧がかかっちゃうので「ハッ、ハッ、ハッ」こう断続的な音になったり。
小高 先生、上手、上手ですね(笑)。シャント音、やっぱ音が違うわけだ。
福田 針を刺す前にスタッフは、シャントまず触ります。この触った時もいいシャントだと「ジュルジュルジュル、ジュルジュルジュル」って揺れるんです。これはスリルって言います。上が狭いと「ドクン、ドクン」と揺れるんですね。なので、ちゃんと触って、ちゃんと音を聞いてということをしていると、先生も「音がいつもと違います」とか、先生「触った感じが低いです」「あー、じゃあエコーしようよ」。エコーして、「あ、これ悪いね。じゃあ詰まっちゃう前に直そうね」ってすぐ直すと。なのでこう、日々針を刺すスタッフ、看護師さんや技師さんの嗅覚が鋭いと痛い思いして風船するとか、痛い思いして手術する可能性が減るんです。
つボイ なるほど。
小高 透析している時って、その透析そのものもしっかりと管理しなきゃいけないけど、その出入り口となるシャントのメンテナンスっていうのも注意しておかないといけないと。
福田 はい。あと、何回も刺すの失敗がある場合があるんですね。みんなそのスタッフは自分の腕を責めるんですけど、同じ方を同じスタッフで刺してて、うまく入らないっていうのは、実はやっぱりシャントが悪い場合があるんですね。なので、「あ、この人何回も針が入らないことがある。じゃあシャントどうかな?」ってやると、やっぱりどっか悪いんですね。そういうことをしていくとシャントは長持ちする、それから患者さんも長生きするんです。
小高 結構たくさん。
福田 たくさん繋がないと100も流れてないのが普通なんですけど。
小高 普通の血管だとそんなに流れないので、もっと流れてその外に出して、循環をよくすると。「まずは透析をしましょう」「血液透析をしましょう」ということになると、そのシャントを作成して整えて。このシャントを作成したらそこから血液を出して機械で腎臓の代わりに濾過、透析をすると。
つボイ シャントは、直前にやるものなんですか?それとも、シャントをしてから透析がちょっと間が空くものなんですか?
福田 何年か前に手術をしてから刺すまでの日数と、結局始まってからトラブルがないかということを統計で調べてみたら、3週間待たないかで大違いだったんです。手術をして。なので、もう1ヶ月以上時間が間が空くなっていう、そこで始めないと、もう遅いんですね。明日から透析だから、今日手術しましょうというのでは遅いんです。
つボイ あ、ダメか。
福田 ただし、人工血管と言って、動脈に人工血管を繋いで、その人工血管がまた静脈に繋ぐと。こう言うバイパスを作ることもあるんですね。その場合は最近は、すぐに刺せる素材があるんで、それだともう今日手術して明日使えるってこともできます。
つボイ そういう方法もある。
福田 ですけれども、人工血管っていうのは異物なので、バイ菌が入った時に、やっぱりもう全部取らないと直らなくなっちゃう。
つボイ うん。
福田 やっぱり自分の体とかだと、免疫とかが働いたり、抗生物質が入ったりするんで、膿んでも直るんですけど、人工血管だとこう、敵がバリケード張っちゃって、抗生物質が入りづらくなったりして、もう結局取らなければならなくなっちゃう。なので、なるべくは自分の血管で作った方がいいです。
つボイ あー、そういうことがある。
小高 その透析というのは結構長期にわたって行うもので、そのシャントを介してということになっていくわけですけれど、これはもう1回作ったら、あとはもうずっとそのまま使っておけば良いというものなんですか?
福田 そうではなくて、手術をしても透析始まっても年に何回も風船で狭いと膨らますとか、もう一度もうちょっと肘寄りに繋ぎ直すとか、結構いろんなことをしなければいけないことが多々あります。
つボイ メンテナンスをしないといけない。
小高 私の知ってる人で透析してる人は、よくそのシャントのところに聴診器当ててます…あれは何をしてるんですか?
福田 ええ。いいシャントだと「コー、コー、コー」こういう音がするんです。これが連続性だといいんですけども、例えば上の方が狭いと圧がかかっちゃうので「ハッ、ハッ、ハッ」こう断続的な音になったり。
小高 先生、上手、上手ですね(笑)。シャント音、やっぱ音が違うわけだ。
福田 針を刺す前にスタッフは、シャントまず触ります。この触った時もいいシャントだと「ジュルジュルジュル、ジュルジュルジュル」って揺れるんです。これはスリルって言います。上が狭いと「ドクン、ドクン」と揺れるんですね。なので、ちゃんと触って、ちゃんと音を聞いてということをしていると、先生も「音がいつもと違います」とか、先生「触った感じが低いです」「あー、じゃあエコーしようよ」。エコーして、「あ、これ悪いね。じゃあ詰まっちゃう前に直そうね」ってすぐ直すと。なのでこう、日々針を刺すスタッフ、看護師さんや技師さんの嗅覚が鋭いと痛い思いして風船するとか、痛い思いして手術する可能性が減るんです。
つボイ なるほど。
小高 透析している時って、その透析そのものもしっかりと管理しなきゃいけないけど、その出入り口となるシャントのメンテナンスっていうのも注意しておかないといけないと。
福田 はい。あと、何回も刺すの失敗がある場合があるんですね。みんなそのスタッフは自分の腕を責めるんですけど、同じ方を同じスタッフで刺してて、うまく入らないっていうのは、実はやっぱりシャントが悪い場合があるんですね。なので、「あ、この人何回も針が入らないことがある。じゃあシャントどうかな?」ってやると、やっぱりどっか悪いんですね。そういうことをしていくとシャントは長持ちする、それから患者さんも長生きするんです。
つボイ 人工血管は、すぐに透析に入ることができるけれど、異物を体内に入れるわけですからそれなりのデメリットも出てくると。そういう意味では動脈と静脈を直接繋ぐ方法が良いのですけれど、定着するまでに時間がかかると。こういったようなことでしたね。
小高 定着するまでの時間、透析を始める1ヶ月前にはシャント手術を行う必要があるわけですね。しっかりとした検査、スケジュール管理というのが必要になってきます。来週は血液透析以外の代替療法というのをお聞きします。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では色々な病気について専門家の先生に解説していただいております。皆さんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして教えていただきます。
つボイ 質問お待ちいたしております。
小高 「健康のつボ!~腎臓病について~」でした。
小高 定着するまでの時間、透析を始める1ヶ月前にはシャント手術を行う必要があるわけですね。しっかりとした検査、スケジュール管理というのが必要になってきます。来週は血液透析以外の代替療法というのをお聞きします。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では色々な病気について専門家の先生に解説していただいております。皆さんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして教えていただきます。
つボイ 質問お待ちいたしております。
小高 「健康のつボ!~腎臓病について~」でした。

