第5回 肥満と糖尿病

伏見 肥満症と糖尿病ですが、まず肥満症の定義からもう一度再確認させていただきます。肥満症はBMIが25以上ということですね。BMIというのは、体重( kg )を身長( m )の二乗で割って、25以上の場合を肥満と呼んでおります。そして、その中で健康障害が一つでもあると「肥満症」ということになります。今回は、肥満症と糖尿病についてですけれども、糖尿病と一言に言ってもいろいろなパターンがあるんですね。1型、2型とか、その他いろいろあります。肥満症の場合に合併する糖尿病はほとんどの場合、2型糖尿病とご理解いただければいいかと思います。
つボイ 1型と2型には、どういう違いがあるんでしょうか?
伏見 1型は、膵臓からインスリンという血糖を下げるホルモンが作られなくなって発症するものになります。2型のほとんどのケースは、後天的に生活習慣が加わって、重なって、体重が増えて発症するのが2型糖尿病となります。
小高 太って肥満、脂肪がついてどうして糖尿病になっていくんでしょう?
伏見 これは、膵臓からインスリンが出ているんですけれども、そのインスリンが肥満の方かなり過剰に出ています。なぜ過剰になっているかと言いますと、うまく出ているインスリンが働かなくなってしまっている状態なんです。これが病気の本質です。せっかくたくさん出たインスリンが血糖をうまく下げてくれなくて、発症するのが2型糖尿病となります。
小高 脂肪がつくとそういう状態になっていくんですか?
伏見 そうですね。このインスリンがうまく働かなくなる理由としては、脂肪から悪い分泌物が出るんです。肥大した脂肪から出ている悪い分泌物などが、インスリンの働きを弱めてしまうんです。それで血糖値が下がらなくなってしまうんですね。
つボイ せっかくインスリン出しているのにインスリンが働かない状況になっているということですね。
伏見 そうです、その通りです。
小高 では、肥満症が原因の糖尿病は、痩せれば治るということですか?
伏見 そうなんです。痩せるとインスリンの効きがよくなって、血糖値が下がるケースがあります。発症した早い段階で少し減量するとぐっと効くことがあります。インスリンの働きが悪くなったことを「インスリン抵抗性がある」といいます。また、インスリンの働きが良くなったことをインスリンに対して「感受性が良くなった」と言ったりします。
つボイ 脂肪からインスリンの働きを邪魔するもの出ているから、痩せるとそれがなくなるので、良くなるということですね。
伏見 そうです。
小高 なんとなく糖尿病は、発症してしまうと、一生のお付き合いっていうイメージがあるんですが。早期に減量して痩せることができたら完全に治った状態になるということですか?
伏見 そうですね。治ったと言っていいかわかりませんけれども、寛解状態(治療によって病気の症状や検査上の異常が一時的または永続的に軽くなったり、消失したりしている状態)と言ってもいいと思います。そういう状態になるケースもよく見られます。特に体重が多くて発症した糖尿病のケースでグッと痩せられるとお薬もいらなくなり、食事運動療法だけでよくなった、健康な方と変わらない数値にまでなる方もいらっしゃいます。
小高 「痩せようと思ったらすぐ痩せられるから大丈夫!」って言って、太ったり痩せたり太ったり痩せたり、こういう状態はどうなんですか?
伏見 あんまりよくないですね。やはりこの体重が増えてインスリンが過剰に出るということは、膵臓に負荷をかけている状態なんです。膵臓は結構デリケートな臓器ですので、たくさんインスリンを出すという行為は膵臓が疲弊してしまって、膵臓の細胞が壊れていってしまうこともわかってます。やはりあまりいいとは言えないですね。
小高 好きなだけ食べて飲んで太って、減量したらすぐ痩せるから大丈夫っていうのもよくはないですね。
伏見 そうですね。やっぱり適切な体重を維持するほうがいいかと思いますね。
つボイ 1型と2型には、どういう違いがあるんでしょうか?
伏見 1型は、膵臓からインスリンという血糖を下げるホルモンが作られなくなって発症するものになります。2型のほとんどのケースは、後天的に生活習慣が加わって、重なって、体重が増えて発症するのが2型糖尿病となります。
小高 太って肥満、脂肪がついてどうして糖尿病になっていくんでしょう?
伏見 これは、膵臓からインスリンが出ているんですけれども、そのインスリンが肥満の方かなり過剰に出ています。なぜ過剰になっているかと言いますと、うまく出ているインスリンが働かなくなってしまっている状態なんです。これが病気の本質です。せっかくたくさん出たインスリンが血糖をうまく下げてくれなくて、発症するのが2型糖尿病となります。
小高 脂肪がつくとそういう状態になっていくんですか?
伏見 そうですね。このインスリンがうまく働かなくなる理由としては、脂肪から悪い分泌物が出るんです。肥大した脂肪から出ている悪い分泌物などが、インスリンの働きを弱めてしまうんです。それで血糖値が下がらなくなってしまうんですね。
つボイ せっかくインスリン出しているのにインスリンが働かない状況になっているということですね。
伏見 そうです、その通りです。
小高 では、肥満症が原因の糖尿病は、痩せれば治るということですか?
伏見 そうなんです。痩せるとインスリンの効きがよくなって、血糖値が下がるケースがあります。発症した早い段階で少し減量するとぐっと効くことがあります。インスリンの働きが悪くなったことを「インスリン抵抗性がある」といいます。また、インスリンの働きが良くなったことをインスリンに対して「感受性が良くなった」と言ったりします。
つボイ 脂肪からインスリンの働きを邪魔するもの出ているから、痩せるとそれがなくなるので、良くなるということですね。
伏見 そうです。
小高 なんとなく糖尿病は、発症してしまうと、一生のお付き合いっていうイメージがあるんですが。早期に減量して痩せることができたら完全に治った状態になるということですか?
伏見 そうですね。治ったと言っていいかわかりませんけれども、寛解状態(治療によって病気の症状や検査上の異常が一時的または永続的に軽くなったり、消失したりしている状態)と言ってもいいと思います。そういう状態になるケースもよく見られます。特に体重が多くて発症した糖尿病のケースでグッと痩せられるとお薬もいらなくなり、食事運動療法だけでよくなった、健康な方と変わらない数値にまでなる方もいらっしゃいます。
小高 「痩せようと思ったらすぐ痩せられるから大丈夫!」って言って、太ったり痩せたり太ったり痩せたり、こういう状態はどうなんですか?
伏見 あんまりよくないですね。やはりこの体重が増えてインスリンが過剰に出るということは、膵臓に負荷をかけている状態なんです。膵臓は結構デリケートな臓器ですので、たくさんインスリンを出すという行為は膵臓が疲弊してしまって、膵臓の細胞が壊れていってしまうこともわかってます。やはりあまりいいとは言えないですね。
小高 好きなだけ食べて飲んで太って、減量したらすぐ痩せるから大丈夫っていうのもよくはないですね。
伏見 そうですね。やっぱり適切な体重を維持するほうがいいかと思いますね。
つボイ 肥大した細胞からはインスリンの働きを悪くする分泌物が出ているということでした。
小高 なるべく早い時期に体重を落とすと効果が大きいようなんですが、ずっと肥満だった人でもそのままでいるよりは体重を落としたほうが健康にはいいそうです。さあ来週も伏見先生に肥満症について教えていただきます。
「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいています。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして、教えていただきます。
つボイ 質問、お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~肥満症について~」でした。
小高 なるべく早い時期に体重を落とすと効果が大きいようなんですが、ずっと肥満だった人でもそのままでいるよりは体重を落としたほうが健康にはいいそうです。さあ来週も伏見先生に肥満症について教えていただきます。
「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいています。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして、教えていただきます。
つボイ 質問、お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~肥満症について~」でした。

