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第7回 肥満症はなぜ治療が必要か?


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~肥満症について~」。一宮西病院 内分泌・糖尿病内科部長の伏見宣俊先生に単なる肥満ではない肥満症について教えていただいております。

つボイ BMI25以上の肥満の状態で採血、採尿検査、血圧測定などによる検査の結果、高血圧、高脂血症など何らかの健康障害があるという時に肥満症ということになるわけですね。

小高 そして、その肥満症はなぜ治療が必要と言われているんでしょうか。教えてください、伏見先生です。

伏見 肥満症は慢性疾患でございますので、徐々に進行していくんですね。最初は健康障害の数が少なかったり、軽症だったりしますと無症状なわけなんです。しかし、それらが複数になってきたり、長年放置しておきますとだんだん進行して動脈硬化が進行したりしてきます。

小高 動脈硬化が進行するとどうなりますか?

伏見 動脈硬化が進行しますと、心筋梗塞や脳卒中、脳出血や脳梗塞など非常に重大な生命にも関わるような病気に繋がってきます。

つボイ 私、心筋梗塞は経験済みです。

小高 癌なども関係しているものはあるんですか?

伏見 そうですね。これは11個の健康障害の中には入ってないんですけれど、大腸癌や乳癌、子宮体癌が肥満症との関連が言われております。当然ながらこういった癌というのも命に関わってきますので、放置しておくのは良くないっていうことになりますね。

つボイ 心筋梗塞やら癌やら一番怖い病気ばかりですやん。

小高 そうですね。あと「軽い糖尿病の気がありますね」なんて言われる方も結構いると思うんですが。

伏見 そうですね。糖尿病も軽いと言って最初は放置するわけです。他にも軽い血圧が高いとか軽い尿酸値が高いとか、こういう「軽い」が結構たくさん集まってきますと一つ一つは軽くてもたくさん集まると非常に大きな病気に繋がりやすくなります。先ほど言った心筋梗塞や脳卒中などに繋がりやすいっていうのはわかってます。なので軽いから放置しとくっていうのは良くないですね。

小高 やっぱり何らかの治療をしていかなければいけないですね。

伏見 対策をするっていうことですね。

小高 痛みとか初期の段階では、あまり痛みとか辛さっていうのを覚えるような症状っていうのはないようですが、前回お聞きしていた特徴的なところでいくと「階段上ると息が切れる」や「日中どうにも眠くてたまらない」、「夜中にトイレに起きちゃう」などこれは病的な症状と言えないまででも、非常に生活の中において、日常の生活に不便というか。

伏見 そうですね、病気かもしれませんしね。日中の強い眠気、支障が出るっていうことは睡眠時無呼吸が隠れてるかもしれませんし、やはり検査してみないとわかりませんね。そういった症状や腰や膝の痛みがでてきますと「生活の質」いわゆる「QOL」っていうのが低下してきます。

つボイ これは、体重が重くなるから常に膝や腰に負担がかかるから痛くなると考えてよろしいですか?

伏見 そうですね。重りをずっと持って抱えてるってことですので、膝や腰の負担っていうのは起こりやすいですね。

小高 結構、肥満によって肥満症によって膝や腰に負担がかかって手術が必要になってくるなんてこともあるみたいですよね。

伏見 ありますね、変形性膝関節症っていうことですね。手術される方多いですね。なので初期の段階から何らかの対策を取るっていうのが大事と思います。

小高 現代社会は、いろいろ食べ物も豊富だったり、カロリーも高かったりするので、不摂生だと太っちゃうっていうのは自己責任みたいに言われる部分があって、ちょっと恥ずかしいから病院には行かない「自分が肥満だ、肥満症だ」って認めたくないそういう気持ちに陥っちゃうことがあるような気がするんですが。

伏見 今は、もう肥満症の考え方は、決して自己責任ではないということが言われるようになってきております。

つボイ 私の酒のせいではなかったわけですか?(笑)

伏見 もう現代病で、半分は遺伝によるものでございますし、残りも社会環境の要因ですね。今、本当にストレスが多いですし、仕事のパターンも夜型の方もいっぱいらっしゃいますし、そういったことが複雑に絡み合って発症しますので、決して自己責任ではないということが重要ですね。これは大変重要なことでございます。

つボイ 私も社会的原因とか遺伝的なことがあるということかも分かりませんけども。肥満症も最初のうちは症状もないし、太っていてちょっと血圧が高いだけ、血糖値がちょっと高くて糖尿病の気配があるだけと言ってそのままにしてしまいがちなんですけれど、それを放置していると、やがて重大な疾患がやって参りますよ。こういうことですね。

小高 肥満症というのは治療が必要になってくるんですよというお話なんですね。来週も伏見先生にこの肥満症についてうかがっていきます。

「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいています。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして、教えていただきます。

つボイ 質問、お待ちいたしております!

小高 「健康のつボ!~肥満症について~」でした。

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