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第8回 ダイエットは無駄?


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~肥満症について~」。一宮西病院 内分泌・糖尿病内科部長/肥満症治療センター長の伏見宣俊先生に単なる肥満ではない「肥満症」について教えていただいております。

つボイ 肥満「症」。症とついております。これ治療しないで放っておくと死につながる病気にもなるし、そこまでいかなくても日常の生活に支障が出て、「生活の質」「QOL」の低下を招くということでありますので、しっかり聞かないといけないですね。

小高 そうなんですよね。肥満症の治療っていうことを考えた時に、まず思い浮かぶのはやっぱり「体重を減らすこと」。つまり皆さん大好き?一度はみんなやったことがあるという「ダイエット」だと思うんですが、伏見先生、まずは手始めに「ダイエットに挑戦!」ということで、いいですか?

伏見 「体重減らす」という意識は、大変いいと思うんですけど、やはり自己流のダイエットっていうのは危険を伴うってことは意識していただきたいなと思います。

つボイ 自己流。自分でこうやったら体重減るだろうということで、自分で考えて、まず食べ物をちょっと減らすとかね。

小高 単純にやっぱりダイエットっていうと「食べ物減らす」というとこに行く人が多いと思いますけれど、減らし方に問題がある?

つボイ 極端なことするのは、やはりリスクだというお話ですね。

小高 丸一日食べない日を作るとか、一食抜いてずっといくとか。

伏見 食べ過ぎるのは、良くないですけれども「極端に絶食の期間を長く取る」とかいうのはやはりおすすめしてないですね。いろんな病気をお持ちの方もいらっしゃいますので、無理はしてはいけないですし、一番大事なのは継続できるってことですね。長く続けられる内容っていうのが重要かなと思います。

小高 「闇雲に運動する」こちらはどうですか?

伏見 運動ももちろんいいことなんですけれども、普段運動してない方が、いきなり全力で運動するというのは、やはり危険ですね。普段、運動習慣がない方は、まずは最初ストレッチをしていただくといったところから入って、徐々にやっていただきたいですね。怪我すると元も子もないですから。

つボイ 「食事を減らす」というのも栄養のバランスが崩れて、それもまた病気になったりするし、運動もやりすぎややり方を間違ってやると体壊してしまう。

伏見 巷には、本当にダイエット方法や運動療法の情報がたくさんあふれてます。中には我々から見ると間違った方法とか、長続きが困難な方法っていうのもやはりあるのかなと思っております。あとは一時的に良かったとしても、やはり長く続けられないとかえってリバウンドしやすかったりします。

小高 リバウンドするようなダイエットの仕方っていうのは、どこかに問題がある?

伏見 リバウンドしやすい原因としては、極端な減量を短期間でやりすぎると体が防御反応を示して、リバウンドしやすいですね。その防御反応っていうのは、基礎代謝を減らしてしまうっていうことが分かってます。そうしますと、その後のリバウンドにつながりやすいってことが分かってますので、やはり運動と適度な食事制限をバランスよくやっていただくっていうのが理想かなと思います。

つボイ そうするとリバウンドはしにくい?

伏見 しにくいですね。

小高 最近とても流行っている「糖質ダイエット」はどうですか?

伏見 糖質ダイエットもこれは私の個人の考えもありますけれども、導入としてやっていただくのはいいかと思います。しかし。短期的には結構痩せますが、なかなか長続きしないというのがデータとして分かっております。長期間この糖質ダイエットが果たして本当に体にいいのかっていうのはまだ分かってないところでございますので、導入だけはいいですが、その後は、全体的なバランスを整えるダイエットがいいかなというふうに思います。

小高 適切なダイエットのポイントをまとめるとどんなところでしょうか?

伏見 栄養バランスをうまく取りながら、そして、偏った栄養があるものだけは絶対摂らないなど、やはりビタミン不足になったりとかします。運動も急にやるというよりは、最初は少ない量から少しずつ増やしていく、例えば、運動って言うと大変ですので、運動をやるというよりは少し遠回りしていただくとか、少し歩数を少し増やしていただくとか、10分だけちょっと余分に歩くとか、少ないスモールステップでやっていただくっていうのがいいのかなと思いますね。

つボイ ちなみに私も歩いているんですが、1日の目安はあるんでしょうか?

伏見 最終的な理想としては8,000歩ぐらい行けるといいですけれども、普段3,000歩ぐらいの方がいきなり8,000歩はちょっと大変ですので、1,000歩ずつ少しずつ増やしていっていただくとかがいいかなと思います。

小高 肥満じゃなくて「肥満症」で、病気というものにもつながってるんですよってふうに言われると、やっぱり非常に怖くて、急激に、早く目標体重にいきたいって思っちゃうんですが、ちょっとゆっくりしたほうがいいですか?

伏見 それは大事ですね。やはり失敗すると、のちのちの減量がさらに困難になります。また、その失敗したっていう気持ちがモチベーションを下げてしまうとか、自己肯定力が下がってしまうっていうのも良くないです。正しいやり方っていうのをしていただけるといいかなと思います。

つボイ やっぱり自己流はあかんぞということですね。

小高 効果がないどころか、リバウンドの危険性も高いということでしたね。じゃあ、肥満症どう治療していったらいいんでしょうか?来週からは肥満症の具体的な治療法について伏見先生に教えていただきます。

健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいています。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生をお呼びして、教えていただきます。

つボイ 質問、お待ちいたしております!

小高 「健康のつボ!~肥満症について~」でした。

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