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第4回 脳梗塞の治療法


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(小高)
毎週この時間は「健康のつボ」。日本人の死因の第3位となっている『脳卒中』について専門家の先生に伺っております。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科部長の宮嵜章宏先生です。よろしくお願いします。

(宮嵜)
よろしくお願いします。

(小高)
先週から脳卒中の中でも『脳梗塞』について色々とお話を伺っているんですが、今日はその治療法についてのお話です。「脳梗塞になった!」という場合、どんな治療があるんでしょう?

(宮嵜)
脳梗塞というのは血管が詰まった病気ですから、発症早期に病院に来られた場合には血栓を溶かす薬、点滴の薬があります。この治療が行えるのが発症から大体4.5時間以内と言われていますので、症状が出てから4.5時間以内に来院された方は点滴で血栓を溶かす、ということになります。

(小高)
点滴で済むならいいですね。針をちょっと刺すだけなんですから。

(つボイ)
そうですね。

(宮嵜)
ただ点滴だけで血栓を全て溶かせればいいんですけれど、太い血管が詰まってしまったような、より重症の脳梗塞の場合には、カテーテルで血栓を取ってしまう『血栓回収療法』というものが今注目されています。『血栓回収療法』は発症してから8時間以内、さらに最近では16時間ぐらい経っていても有効な場合があるといわれています。

(つボイ)
昔より適応時間が伸びたんですね。

(小高)
前回、脳梗塞は症状が少し分かりにくいというお話だったので、発症に気づいて病院に行って・・・というのを4.5時間に行うのはちょっと難しいなと思いましたけれど、8時間以内、16時間以内って言われると「なんとかなるかも!」という感じがします。

(宮嵜)
そうですね。ただ、そうは言っても少しでも早い方がいいです。やっぱり時間が経てば経つほど、血管が詰まって脳細胞がだんだん死んでいきますので。少しでも早い方がいいんですけれど、ただ時間が経っても”血栓を取る”という方法は全世界的に有用性が認められて、今『血栓回収療法』ができるような病院が、どんどん増えているところなんです。

(つボイ)
どこでもできるわけではないんですね、今の現状では。

(宮嵜)
どこの病院でも24時間いつでも出来る、というわけではないですね。

(小高)
難しい治療法なんですか?

(宮嵜)
『血栓回収療法』というのは、いわゆるカテーテルを使って行う治療なんです。それから、脳梗塞が何時にどこで発症するかなんて分かりませんから、24時間365日いつでも対応できるという医療機関が現実にはまだまだ足りていないのは確かです。

(小高)
技術そのものがすごく難しくて、できる先生が少ない・・・とかそういうのではないんですか?

(宮嵜)
ではないです。『血栓回収療法』ができる先生というのは十分いると思うんですけれど、ただ医療の体制として、全ての病院で治療が24時間365日必ずできる体制にはなっていないということです。

(つボイ)
そうすると、行った先の病院が脳梗塞に対応できなかったら、早く病院に行ったにも関わらず次の病院に・・・とか言っているうちに、先ほどの4.5時間・8時間・16時間が経ってしまうということもあるわけですよね。

(宮嵜)
そういったことが無いよう、いま日本全国で医療体制づくりをしようとしていまして、今年からは血栓回収のストロークセンターというのを作るという動きが出ているところです。

(小高)
私たちはとにかく『早く病院に行く』という努力、そして先生方や病院側は『発症から長くなっても大丈夫な新しい治療法や体制を整えていく』という努力、お互いがやっていかなきゃいけない事っていうのはちゃんとありますね。

(つボイ)
やっぱり前回聞いた脳梗塞の症状に気を付けておく、ということでしょうね。

(小高)
早く行けば行くほど治りも早いですし、後遺症もの主な戦なんかも ちょっと気を付けていきましょう。ありがとうございました。来週もよろしくお願いいたします。

(宮嵜)
よろしくお願いいたします。

(小高)
一宮西病院の宮嵜章宏先生でした。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。