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放射線診断科


メッセージ

放射線診断科

放射線診断科では、各診療科の依頼に基づき、検査は主に診療放射線技師が、IVRは各診療科医師および放射線科医師が、また得られた結果に対して放射線専門医が速やかに分析し報告書を作成しています。診断機器は、320列CTを含めマルチスライスCT装置4台、高磁場MRI装置3台(3.0テスラ×2台、1.5テスラ×1台)、ガンマカメラ1台、血管造影装置5台(ハイブリッド含む)と、いずれも最新鋭の装置を導入しています。これらを駆使して、CT・MRI検査、核医学検査、血管造影検査を行い、無駄な被曝がないように適切に検査をおこない、放射線被曝や防護についても管理、監視し、かつ身体的負担の少ない画像診断を心掛けています。また、地域のクリニックの先生方からご依頼の検査も行なっております。CT、MRI、RIを中心に検査を行い、画像および報告書を速やかにお渡しいたします。

対象疾患と診療内容

CT検査

CT検査

当院では4台のMSCT(320列、80列、64列、4列)を保有しております。320列CT(Cannon製 Aquilion ONE)では撮影範囲が16cmに拡大されています。これにより主要臓器全体を一回転で撮影可能となり、従来CTでは得られなかった3D-CTの動態情報が得られるようになり、臨床的メリットは極めて大きくなっています。頭部領域では一回の低被爆スタディで、全脳の3D-CT Arteriography、Venography、並びにその高精度フュージョン画像、更にはSubtraction CT Angiography (CT-DSA) による血流の動態観察も可能です。加えて一回のスタディで全脳のCT Perfusion検査もでき、虚血性脳疾患に対し、低被爆で形態、動態と機能、そしてそれらの高精度フュージョン画像が得られます。

CT検査

心臓領域では従来の64列CTでは達成できなかったデータの等時相性(16cmのArea Detector による一回転でのシンプルなデータ収集)のため、画質の飛躍的な向上が得られます。しかも低被爆撮影であることと、より少ない造影剤での検査であること、加えて一回のスタディで機能解析も可能で、従来の生理学的検査に置き換わる可能性もあります。

MRI検査

MRI検査

当院では3台のMRI装置(3.0テスラ/SIEMENS社製 MAGNETOM Verio、3.0テスラ/Philips社製 Ingenia、1.5テスラ/Cannon製EXCELART Vantage)を保有しています。テスラとは磁力の大きさを示す単位で、基本的にはその数値が大きいほど高精細な画像を得ることができますが、検査の目的に応じて磁力による得意不得意を考慮しながら装置の性能をより発揮できるように使い分けて検査を実施しています。3.0テスラMRIの利点として、その得られる信号の強さが挙げられます。従来の1.5テスラ装置に比べ約2倍の信号が得られ、解像度が向上します。またその信号の強さを検査時間の短縮に利用することも可能です。MRIの特徴として造影剤を用いずに血管撮像(MRA)ができることが挙げられますが、頭部を例にすると穿通枝と呼ばれる従来見えなかった微小な血管も描出できます。

核医学検査

核医学検査

核医学検査(シンチグラム)は、CTやMRIといった形態画像診断法では得られない生体の代謝や機能のデータを提供してくれます。また、がんや炎症の全身検索および治療中には治療効果を判断するデータを提供できます。放射性医薬品(RI製剤)を注射や経口投与することで、身体の特定の臓器や腫瘍・炎症の箇所に集積させそこから放出されるガンマ線をシンチレーターで検出し撮像します。得られた検査画像をシンチグラフィといいます。

負荷心筋シンチ(99mTc、201Tl)

この検査では、安静な状態で薬を注射し、心筋細胞にどのくらい血流が保たれているかを撮像します(安静時の検査)。次に薬剤等で心臓に負荷をかけ、同じ薬を注射し撮像します(負荷時の検査)。このため血圧や脈拍などを把握しながらの検査になります。この2つの画像(負荷時と安静時)を比較することで、心筋細胞の血流状態の差を評価します。
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