第7回 脳出血とくも膜下出血

金井 脳の中の血管が破れる病気として、脳出血とくも膜下出血があります。まず脳出血についてご説明します。脳出血は、脳の細い血管が破れて出血する病気です。原因の多くは高血圧です。血管が破れて出血すると、主に手足の麻痺や、しゃべりにくさといった症状が現れます。ひどい場合には、意識障害を起こすこともあります。症状としては、脳梗塞に似ている部分もある病気ですね。
小高 脳出血の場合はどのように治療するんですか。
金井 脳出血の治療ですが、基本的には治療法が多いわけではありません。特に出血が小さい場合は、薬物治療が中心になります。血圧を下げて、これ以上出血が広がらないようにすることが主な治療です。一方で、出血が大きい場合には、脳の中で出血が広がり、正常な脳を圧迫してしまいます。そのまま放置すると、重い後遺症が残ったり、場合によっては命に関わったりすることもあります。そのため、状況によっては頭を開いて、脳内にたまった血の塊を取り除く手術を行うことがあります。ただし、手術が必要になるということは、それだけ重篤な状態であると考えてよいでしょう。
つボイ なるほど。
小高 そうか、脳の中で血がわーって出てきたら、なかなか触れないっていうのは、素人でもなんとなくイメージはできます。
つボイ 出血もちょろっと出る場合と、たくさん出る場合とあるんですね。
金井 画像検査では、CTで出血した部分が白く写ります。小さな出血であれば「少し白く写っている」程度ですが、重症の場合には、画面の半分近くが真っ白に見えるほど大きく出血していることもあります。そのようなケースでは、正常な脳が圧迫されていることもあり、非常に危険な状態といえます。
小高 そうか、血が出ること自体も問題だけど、その血が脳のいろんな所を圧迫しちゃって、またそっちでも問題が出る?
金井 そうですね。出血が大量になりますと命にも関わってきます。
小高 そしてもう一つがくも膜下出血でしたよね。
金井 はい、そうですね。こちらも血管が破れて起こる病気という点では脳出血と同じですが、原因の多くは「脳動脈瘤」と呼ばれる、脳の血管にできたこぶです。その動脈瘤が破裂することで発症します。特徴的なのは、突然の激しい頭痛です。症状としては比較的わかりやすい病気ですね。重症の場合には意識を失ってしまうこともありますが、意識がある方でも頭痛は非常に強く、ぐったりしていることが多いです。実際には、救急車で搬送されてくるケースがほとんどです。
つボイ これはどうやって治していくんですか。
金井 こちらについても、一度漏れてしまった出血そのものを元に戻すことはできませんので、まずは再出血を防ぐことが治療の中心になります。通常、症状が安定している場合は、いったん出血が止まっている状態ですので、そこから再び出血しないよう処置を行います。治療法は大きく分けて二つあります。一つは、頭を開いて行う「開頭クリッピング術」で、動脈瘤の根元をクリップで挟み、血液が流れ込まないようにする方法です。もう一つはカテーテル治療で、血管の中から動脈瘤にアプローチし、内部を埋める方法です。
小高 しっかり頭を開けて行う手術と、カテーテルの場合と両方あるということですね。
つボイ いずれにしても、高血圧というのが大きな原因になるわけですね。
金井 そうですね。特に脳出血は高血圧が最大の原因ですし、くも膜下出血についても高血圧が発症の要因の一つになります。いずれにしても、高血圧には十分注意が必要ですね。
つボイ お医者さんが「血圧が高いので注意しましょう」と言うのは、そうしたいろんな病気につながる可能性があるからということですね。
小高 脳動脈瘤があるよっていうのは検査でわかるものなんですか。
金井 そうですね。脳動脈瘤を見つけるには、基本的にはMRI検査が有効です。CTではわからないことが多いため、頭痛などの症状をきっかけにMRIを撮影して見つかるケースがあります。また、症状がない方でも、検診としてMRIによる脳ドックを受けていただくことで発見されることがあります。実際には、そのような形で見つかることがほとんどですね。
小高 脳出血の場合はどのように治療するんですか。
金井 脳出血の治療ですが、基本的には治療法が多いわけではありません。特に出血が小さい場合は、薬物治療が中心になります。血圧を下げて、これ以上出血が広がらないようにすることが主な治療です。一方で、出血が大きい場合には、脳の中で出血が広がり、正常な脳を圧迫してしまいます。そのまま放置すると、重い後遺症が残ったり、場合によっては命に関わったりすることもあります。そのため、状況によっては頭を開いて、脳内にたまった血の塊を取り除く手術を行うことがあります。ただし、手術が必要になるということは、それだけ重篤な状態であると考えてよいでしょう。
つボイ なるほど。
小高 そうか、脳の中で血がわーって出てきたら、なかなか触れないっていうのは、素人でもなんとなくイメージはできます。
つボイ 出血もちょろっと出る場合と、たくさん出る場合とあるんですね。
金井 画像検査では、CTで出血した部分が白く写ります。小さな出血であれば「少し白く写っている」程度ですが、重症の場合には、画面の半分近くが真っ白に見えるほど大きく出血していることもあります。そのようなケースでは、正常な脳が圧迫されていることもあり、非常に危険な状態といえます。
小高 そうか、血が出ること自体も問題だけど、その血が脳のいろんな所を圧迫しちゃって、またそっちでも問題が出る?
金井 そうですね。出血が大量になりますと命にも関わってきます。
小高 そしてもう一つがくも膜下出血でしたよね。
金井 はい、そうですね。こちらも血管が破れて起こる病気という点では脳出血と同じですが、原因の多くは「脳動脈瘤」と呼ばれる、脳の血管にできたこぶです。その動脈瘤が破裂することで発症します。特徴的なのは、突然の激しい頭痛です。症状としては比較的わかりやすい病気ですね。重症の場合には意識を失ってしまうこともありますが、意識がある方でも頭痛は非常に強く、ぐったりしていることが多いです。実際には、救急車で搬送されてくるケースがほとんどです。
つボイ これはどうやって治していくんですか。
金井 こちらについても、一度漏れてしまった出血そのものを元に戻すことはできませんので、まずは再出血を防ぐことが治療の中心になります。通常、症状が安定している場合は、いったん出血が止まっている状態ですので、そこから再び出血しないよう処置を行います。治療法は大きく分けて二つあります。一つは、頭を開いて行う「開頭クリッピング術」で、動脈瘤の根元をクリップで挟み、血液が流れ込まないようにする方法です。もう一つはカテーテル治療で、血管の中から動脈瘤にアプローチし、内部を埋める方法です。
小高 しっかり頭を開けて行う手術と、カテーテルの場合と両方あるということですね。
つボイ いずれにしても、高血圧というのが大きな原因になるわけですね。
金井 そうですね。特に脳出血は高血圧が最大の原因ですし、くも膜下出血についても高血圧が発症の要因の一つになります。いずれにしても、高血圧には十分注意が必要ですね。
つボイ お医者さんが「血圧が高いので注意しましょう」と言うのは、そうしたいろんな病気につながる可能性があるからということですね。
小高 脳動脈瘤があるよっていうのは検査でわかるものなんですか。
金井 そうですね。脳動脈瘤を見つけるには、基本的にはMRI検査が有効です。CTではわからないことが多いため、頭痛などの症状をきっかけにMRIを撮影して見つかるケースがあります。また、症状がない方でも、検診としてMRIによる脳ドックを受けていただくことで発見されることがあります。実際には、そのような形で見つかることがほとんどですね。

