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第2回 痛みは大事な信号


(小高)
水曜日のこのコーナーは『健康のつボ~ひざ関節痛について~』。多くの日本人が悩んでいるひざ関節の痛みについて、一宮西病院・整形外科部長兼、人工関節センター長の巽一郎(たつみいちろう)先生にお話を伺います。

(つボイ)
ひざの痛みについて、皆さん悩んでいるようでメッセージを色々頂いております!まず、R.N【気球戦艦ヤマトさん】。「数ヶ月前、ちょうどひざを痛めてしまいしばらく整形外科に通いました。タイムリーです。それにしても、僕もそんなお年頃になってしまったんですよね…」ということで、先週も放送でありましたが、人間も機械のようなものということでしたね。

(小高)
ね、そのようにおっしゃってましたね。

(つボイ)
つづき、「次回の放送も耳をかっぽじって聞きたいと思います。」ですって。

(小高)
聞きやすくなりましたか?よく聞いてくださいね。

(つボイ)
はい。R.N【三河みどりさん】からもメッセージをいただいております。「ひざ関節は今痛みがひどくてヒアルロン酸を打ってもらったりしておりますが、痛みは改善されず…手術以外では治らないんでしょうか?」と。ひざの悩みは多いですね。

(小高)
本当ね。この辺りのことは、先生がこれからお話してくださると思いますので、待っていてくださいね。
今日はですね、ひざ関節の専門家・巽先生の診察日には大勢のひざの悪い患者さんがやってきます。そのおじいちゃんとおばあちゃんがね、笑顔になるが大好きなんですよ~とそんな先生なんですね。まずはひざが痛くなる理由を巽先生にお聞きしております!

~~~~~~~
(小高)
「ひざさえよければもう本当に元気なのに」「ひざが悪いから歩くのが辛い」とか「歩けないからどこにも行けないし、楽しいこともなくて…」っていう方が多いですよね。

(巽)
そうですよね。

(小高)
それができないと、本当に人生の大半はやっぱ…不便。

(つボイ)
そうやね。生活力と言うか、生命力にも影響してきますね。

(巽)
そうですね。大体ローン払い終わって、子供が成人して50歳から65歳ぐらいで「さぁ自分の時間や!」という時なんですよ。好きなことやれる。そんな時に痛いから山に登られへん、海にも入れない…となるわけですよね。そうなるとつらいというか、面白くないですよね…。

(小高)
痛いのを取り除くにはどうすればいいんですか?

(巽)
僕の患者さんは、診察で「痛いからなんとかしてくれ」と言うんですよ。そこで、99%の整形外科医は痛み止めを出すんです。でも、痛いのはなんでか?という原因を治さないといけないんです。

(つボイ)
痛み止めって対処療法ですもんね。痛いのを止めるというか。でも、痛み止め以外でどうやって治すんですか?

(巽)
そうですね。原因をまず見つけて、原因を治すんです。痛みは、自分の身体を守っている大事なものなんです。もちろん、僕も痛いのは嫌なんですが。痛みは、骨と骨が当たって割れたよというのを伝えてくれるんです。

(小高)
え、骨と骨が当たったら割れるんですか?骨折とは違う?

(巽)
固いものと固いものが当たったら割れるでしょう?茶碗と茶碗が当たったら割れるように、それがおじいちゃんおばあちゃんのひざの中で起こっているの。でも茶碗もふきんを置いてからなら割れないでしょ?

(つボイ)
そして、そのふきんが軟骨だということですね?

(巽)
あ!素晴らしい。

(小高)
あ~!なるほど。

(巽)
軟骨があったときは割れないんです。ぬるぬるしているので。でも無くなったら割れる。それで割れてしまったよ!というのが痛みなんです。

~~~~~~~
(小高)
年を取るとともに、クッションであるひざの軟骨がすり減って、大腿骨と脛骨が直接あたって痛みが出てくる。これがいわゆる「変形性ひざ関節症」の始まりと、いうことなんだそうです。巽先生は、ひざの痛みに対して、痛み止めの薬を原則出さないとおっしゃていましたね。

(つボイ)
痛み止めの薬は対処療法ですからね。先生は痛みの原因を追究して、そこから治していくと・・・こういう姿勢の方ですね。

(小高)
先週もおっしゃっていたように、先生は元々手術が得意な先生なんです。人工関節を入れるというのが原因を取り除くわかりやすい方法ではあるんですが、どうやら手術の前にやるべきことがあるよというのが、先生のお考えのようです。

(つボイ)
それはどうやってやるのか?詳しい方法はまた来週以降ということになります。

(小高)
新生活フロッピー『健康のつボ~ひざ関節痛について~』でした。


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