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第12回 脳卒中のおさらい


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(小高)
毎週この時間は「健康のつボ」です。日本人の死因の第4位になっている「脳卒中」について、専門家の先生にお話を伺っています。ゲストは一宮西病院ストロークチーム・脳神経外科の部長、宮嵜章宏先生です。今日もよろしくお願いします。

(宮嵜)
よろしくお願いいたします。

(小高)
色々なお話を伺ってきておりますが、宮嵜先生の脳卒中シリーズも残すところ今週と来週の2回となりました。そこで今週はもう一度「脳卒中とは」というおさらいを先生にしていただきます。

(宮嵜)
まず脳卒中という病気は、脳の血管の病気です。脳の血管が詰まって脳細胞が死んでしまうというのが、いわゆる「脳梗塞」。また、脳の血管そのものが破綻して出血を起こすというものの中に「くも膜下出血」や「脳出血」があります。その要因としては、不整脈やコレステロール・喫煙・アルコール・糖尿病などいろいろな問題があるのですが、最大の危険因子は高血圧とタバコになります。特に血圧は冬に高くなる傾向がありますから、今後寒くなってくると要注意です。

(小高)
これからじゃないですか・・・。

(宮嵜)
特に、脳卒中の中でも激しい痛みで発症する「くも膜下出血」は命に関わる病気ですので、十分注意してください。

(小高)
覚えています。ハンマーで殴られたように痛いんですよね。

(宮嵜)
そうですね。そういう場合にはすぐにでも救急車を呼んでください。

(小高)
こういったことを一言で覚えられる良い言葉があると、先生に教えていただきましたね。

(宮嵜)
はい。『FAST』という標語です。『FAST』は「早く」という意味の英単語ですが、F・A・S・Tそれぞれが救急車を呼ぶべき脳卒中のサインを表しています。「F」はFace、顔面の麻痺。「A」はArm、片腕の麻痺。「S」はSpeech、言葉の障害や、ろれつが回りにくくなる。最後は「T」のTime、それらの症状があるときは、少しでも早く救急車を呼んで病院に来てください、という合言葉です。

(つボイ)
今の『FAST』というのは、もちろん自分自身の自覚もありますが、周りにいる人も気付けることですね。「ちょっと顔が歪んでいますよ」って発見してあげるのも良いことですよね。

(宮嵜)
そうですね。家族に指摘されて救急車で来院された方もたくさんいらっしゃいます。

(小高)
一口で脳卒中といってもいろいろ症状が違っていて、病気によっては脳卒中だと気付きにくいものもあるので、それぞれを理解したうえで気をつけなければいけないですね。

(つボイ)
それぞれを理解したうえで『FAST』の『T』が利いてくるわけですよね。

(宮嵜)
はい。脳卒中の方が皆さん言われるのが、「今までなんともなかったんです」とか「今朝まで普通にしていたんですけど」ということです。つまり、突然発症するのが特徴なんです。病院に来られたときには、脳卒中が起こった時間、いつまで元気だったのか、普段からお薬を飲まれている方はお薬の内容を知らせてください。もともとどういう病気でかかっていたのかがその後の治療に必要になってきます。

(つボイ)
そういう情報があるのとないのとでは、運ばれてきた方の処置が違ってくるんですね。

(宮嵜)
はい。「お薬手帳」をお持ちの方は持参いただければ、どういうお薬を飲んでいるかわかるので処置のスピードも変わってくることもあります。

(つボイ)
私は授業中に学校の先生の言うことをほとんど聞いていなかったんですが、この年になると、こういうお医者さんの言うことはものすごく真剣に、聞き漏らすまいと思って聞いていますよ。

(宮嵜)
こういう知識があるかないかということは、ご本人の健康だけではなくて、周りの方の健康にも関係してきますので。

(つボイ)
気付いてあげられる、ということですね。

(宮嵜)
そうですね。お孫さんとかお子さんとかにこういう病気のことを伝えてあげるということも、ご自身の健康を守るためにも良いかもしれません。

(小高)
「おじいちゃん!ろれつが回っていないよ!」って気付いてくれるかもしれませんもんね。

(つボイ)
健康は家族で守る、ということが大事でしょうね。

(宮嵜)
そうですね。ぜひ健康的な生活と食生活で脳卒中を予防していただきたいと思います。

(つボイ)
分かりました!

(小高)
ありがとうございました。一宮西病院の宮嵜章宏先生にお話を伺いました。「健康のつボ~脳卒中について~」でした。