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足の動脈硬化からなる病気「末梢動脈疾患:PAD(パッド)」


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こんな足の症状でお悩みではありませんか?

聞きなれない病気かもしれませんが、動脈硬化によって足の血管が狭くなったり、詰ったりする病気のことを末梢動脈疾患(通称PAD:パッド)と言います。日本人では70歳以上のかたの7-8%に見つかる病気です。


主な症状

初期

  • 無症状
  • しびれ
  • 冷感






中期

  • 間欠性跛行
→歩行時に足の痛み(太ももやふくらはぎ、お尻の辺りの痛み)を伴うが、しばらく休むと症状がとれてまた歩ける

後期

  • 安静時の足の痛みを伴う痺れや冷感
  • 足の指や踵にできた傷がなかなか治らない
  • 足壊疽 など


症状は整形外科が取り扱う疾患である腰部脊柱管狭窄症※とも似ており、どちらの病気も合併している場合もあります。また、動脈硬化によって細くなった足の血管をそのままにしておくことで、最重症(上記の後期症状)になってしまった病気のことを重症下肢虚血(CLI)といいます。いずれの症状も下腿切断を余儀なくされる場合が多いために、比較的すみやかな診断と治療が必要とされます。

重症下肢虚血

※「腰部脊柱管狭窄症」
脊柱管は背骨の中にある管状の空間で、脊髄と呼ばれる太い神経が脊柱管を通って手足を動かす命令を伝えています。年を重ねると骨やじん帯の変形、また椎間板が出っ張って脊柱管が狭くなります。狭くなった脊柱管の中で神経が圧迫されるのが「脊柱管狭窄症」という病気です。足の動脈硬化と脊柱管狭窄症は自覚症状が非常に似ており、どちらも歩行時に足がだるい・痺れる・痛い・つる等の共通の症状が現れます。症状だけでは見分けがつきにくく、どちらもご高齢の方に多い病気です。

動脈硬化とは

足の動脈の断面図

心臓から出てくる大動脈も、枝分かれして細くなった2㎜たらずの橈骨動脈も、輪切りにすると全部3層構造になっています。動脈硬化はというと、この内側の薄皮にコレステロールが溜まって分厚くなったり、時にはカルシウムが沈着して貝殻のようにカチコチになったりする現象をいいます。分厚くなった分は内側にはみ出しますので、血液の通る内腔は狭くなっていきいずれ詰ってしまいます。頸動脈や脳動脈が詰ると脳梗塞ですし、心臓の血管が詰れば心筋梗塞で命に関わります。足の血管が狭くなれば、足への血流が不十分で、少し歩くだけでたちまち足が痛くなってしまいます。

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細くなった足の血管をそのままにしておくと、足の血管病の最重症である「重症下肢虚血」につながります。


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まずは血圧の検査や皮膚還流圧検査、血管エコー、採血や創部の細菌培養といった非侵襲的な検査を行います


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狭くなった血管をバルーンを使って広げたり、ステントを留置して広げた状態を保持したりして行います


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末梢動脈疾患(PAD)の患者さまを専門的に診させていただく専門外来です