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第6回 救急外来について


小高 水曜日のこの時間は「健康のつボ!~病院の上手な使い方」、いざという時に頼っていく病院とはどういう付き合い方をしていけば良いのでしょうか。一宮西病院 事務長の前田 昌亮さんにお話をうかがいます。

つボイ 普段、身体に変調がありますとね、何も考えることなく診てもらっている病院なんですけども、前田さんに病院の機能とか役割とか紹介状のこと、保険診療と自由診療、療養費療養費制度などについて教えてもらいますと、実は複雑なシステムによって私たちの健康は守られているんだなということがよくわかりますね。

小高 今日はそんな「病院の使い方」の中から、「救急外来」について教えていただきます。前田昌亮さんです。

前田 救急外来っていろんなイメージがあると思うんですけれども、例えば夜間や休日にちょっと大変な時に駆け込むような場所、そんな感じじゃないかなと思うんです。しかし実は、治療の緊急性とか重要性、そういうのを仕分けるのが救急外来だと思っていただきたいんですね。

小高 仕分ける。

前田 皆さんが例えば救急車で運ばれてしまうとか、自分でなんとか救急外来に行ってみようとか、多分ご自身の中での判断っていろいろあるとは思うんです。ですが、そもそもこれってどうしたらいいんだろうって悩まれると思うんですね。そういう時にそれを個人の感覚とか判断で悩まなくて大丈夫です。

つボイ んっ??

前田 と言いますのは、まずちょっと話を少しずらしますけども、大変な時「119」かけますよね。

小高 救急車を呼ぶ時ですよね。

前田 はい。ではその前に「#7119」こういう番号があるのをご存知でしょうか?

小高 「119」の前に「#7」が付いているということですね。

前田 これは「救急あんしんセンター」というところにつながる番号でして、で、救急車を呼ぶべきか、それとも病院に行くべきか、わからない時にかけてほしいんです。電話の先にはですね、ドクターとか看護師さんがいて、ちゃんと24時間365日対応してくれます。

小高 ドクターや看護師さんが対応してくれるんですね。

前田 電話をかけた先には彼らが待っていて、症状を伝えていただきますと、これはすぐ救急車を呼んでくださいとか、これは車で行っていただいて大丈夫ですよとか、逆に翌朝まで待っていただいて、かかりつけ医のところにご受診でも大丈夫ですよとか、そういったアドバイスをしてくれる場所なんです。ですから、まずはそういったところがあるよというのを知っていただきたいです。

つボイ はい。

前田 そこに電話をかけて、では病院に行ってくださいっていう話になった場合に、病院というのはいろんな種類があります。そのご指示に従っていただければいいんですが、簡単に例えますと、1次救急病院、2次救急病院、3次救急病院、3種類あります。

小高 病院がそれぞれ分類されてるわけですか。

前田 そうなんです。実は私の所属は一宮西病院ですけども、一宮西病院は2次救急病院となっていまして、それぞれ違いがあるんです。

小高 どう違うんでしょう。

前田 1次救急病院は簡単に言うと、地域の救護室みたいなイメージですかね。入院や手術とかまでの必要はないんですけれども、ちょっと翌朝まで待つのはえらいと。そういった比較的軽症な患者様の対応をするのが1次救急です。

つボイ なるほど。

前田 2次救急病院はというと、1段階上がります。地域の中核病院って聞いたことあると思うんですが、簡単に言うと、入院治療とか緊急手術が必要な患者様の対応をしていくのが2次救急病院です。ですから、救急車で搬送される病院の多くは2次救急病院であることが多いですね。

小高 はい。

前田 では、3次救急病院は何ですか?というと、これは最後の砦、すなわち救命救急センターです。さらに高度な対応をしなければならない方とか、命の危機に瀕している方、そういった方々を24時間体制で受け入れているのが3次救急病院です。

小高 それぞれ役割を分けながらやってるんですね。

前田 先程の「#7119」にかけて、例えば救急車を呼んでくださいってなると、今度は「119」なんですが、「#7119」にかける以前に明らかに危険なサインが出ていましたら、それはもうすぐに「119」にかけてください。

小高 救急車を呼ぶ。

前田 突然バットで殴られたような激しい頭痛が出たとか、手足が麻痺して動けないですとかですね、明らかに自分たちでも判断できるレベルの重篤さというのはあると思いますから、そういったサインがある場合は直ちに「119」。どうしようと迷って不安な時は「#7119」。そういった形でやっていただくと、正しく導いていただけるかなって思います。

小高 この「#7119」は、全国どこからでも「#7119」でいいんですか?

前田 大丈夫です。例えば名古屋市の場合は、救急あんしんセンター名古屋というところにかかりますので、どこからでも大丈夫ですし、相談自体は無料になってますので、安心してお使いいただけると思います。

小高 私的にはしんどい。だけれども、こんなことで救急車を呼んで大したことなかったですねって言われるのは嫌だなと思うことあると思うんですね。

つボイ ためらいますよね。救急車呼ぼうかどうしようか。

小高 そういう時は「#7119」。

前田 特にご高齢の方とか、あとは小さいお子様は、少しの時間で急激に変わることがあります。ですから全然遠慮なくそういったところにおかけいただきたいなと思います。

つボイ 救急病院にもそれぞれの役割があるんだなと思いましたね。

小高 はい。そして、これはどうしたらいいんだろう、どう行動したらいいんだろうと迷ったら「#7119」へということですね。

つボイ この番号は覚えておいてくださいね。

小高 来週も前田さんに病院の上手な使い方を教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。

つボイ はい、質問お待ちいたしております!

小高 「健康のつボ!~病院の上手な使い方~」でした。

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