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腎&シャント・レミッションセンター


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レミッションは、医療現場で“病気が完全に治癒すること”に用いる言葉です。

2023年度から当院腎臓内科 / 入院透析センターを美浦利幸部長が立ち上げ、腎・透析領域の全般に亘って微に入り細を穿って取り組んでおられます。この腎臓内科 本丸の出城・真田丸として、腎疾患やシャントの根治に特化した治療をおこなうのが「腎&シャント・レミッションセンター」です。かかりつけの先生にも一員となって頂ける“バーチャルなセンター”を目指します。

慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群の根治・腎機能が低下した方の腎機能改善、頻繁にシャントへのカテーテル治療(PTA)を繰り返されている方の治療頻度を減らす試み等をおこないます。腎炎で「根治」を目指すのは、「私は病気なのだ」と思いながら生きていくのと、「私の病気は治ったんだ」と生きていくのは違うと思うからです。「病気が軽いから、透析になる可能性が低いので治療する必要はない」と言われてしまっている方に「病気でない人生」を取り戻して頂くため、合併症が起こらないよう最善の策を講じて寛解を目指します。腎機能が低下して定期的に採血するしかないと言われてしまった方が少しでも透析にならないよう進行を食い止めるノウハウも駆使します。

腎&シャント・レミッションセンター長 福田 道雄

主な対象疾患

  • 腎炎やネフローゼの根治を目指す方
  • 腎臓が悪いといわれた方
  • シャントの問題でお困りの方

実績

腎炎やネフローゼの根治を目指す方へ

名古屋市立大学では、堀田修先生流派として扁摘+パルス+上咽頭炎治療(EAT)の効果を研究していました(UMIN ID:000009157)。
  1. 2004年~2018年11月に腎生検を行った698名のうちIgA腎症/IgA血管炎は222名でした。
  2. 他院での2年以上の治療(扁摘+パルス未施行、主にRAAS阻害薬による経過観察)では寛解せず、2012年1月~2015年12月に当グループへ紹介となったIgA腎症の方35名(発症後2~15年)のうち、すでに腎不全の方4名を除外した31名の後ろ向き観察研究では、上咽頭治療を受けた11名の方全員が寛解を得ています(日本腎臓学会, 2016年)。
  3. 2012年1月~2017年12月に上咽頭炎治療を受けたIgA腎症の方20名の検討では、観察期間中央値7ヶ月間に15例が寛解を得ています。血尿は19名で消失しています。治療前の血尿・蛋白尿・腎生検所見の重症度によらず治療効果が得られていました(日本腎臓学会, 2018年)。

※寛解=尿蛋白≦300mg/gCrかつ尿潜血≦1-4/HPFが半年以上継続と定義

腎臓が悪いといわれた方へ

私達のレミッションメソッドはGFR低下slopeの低下を抑制しました。
(第50回日本腎臓学会学術総会(2007年,浜松))
シンポジウム 2-6 タイトル「慢性腎臓病対策を進めるために~地域での取り組みから学ぶこと.レミッション・クリニックと総合的な腎不全抑制対策」

シャントの問題でお困りの方へ

私は、増子記念病院で維持透析の方90名~100名の主治医を受け持ちながら、週に2回は血管外科・シャント当番を担当し、年間60件~70件の高度なシャント手術、300件のPTAを行ないました。(2021年にはシャント手術50件、PTA291件、2022年にはシャント手術74件、PTA322件、2023年には61件、PTA271件)

コンテンツ一覧

    腎臓でよくある質問
Q. 血尿が出ているといわれたのですが。
A. 腎臓内科の疾患か泌尿器の疾患か区別が必要です。
血尿だけでタンパク尿がないと様子見とする病院もあるようですが、当院では根治を目指せます。
 ➡詳しくは血尿についてをご覧下さい。

Q. タンパク尿が出ているといわれたのですが。
A. タンパク尿は糸球体の悲鳴です。タンパク尿が多いほど腎機能が低下して透析になりやすいのです。
 ➡詳しくはタンパク尿についてをご覧ください

Q. 腎生検が必要と言われたのですがしなくてはいけないのですか。
A. 経過、検尿、採血で腎生検をした場合の診断名の予想はつきます。
 しかし治療には副作用がつきものであるため、根拠のため生検をするのです。
 ➡詳しくは腎生検についてをご覧ください。

Q. IgA腎症といわれ、治らないといわれました。
A. 発症早期、血尿やタンパク尿が少ない場合は病気を消せる方も少なくありません。
 ➡詳しくはIgA腎症への根治療法 (パート1,パート2, パート3)をご覧下さい。

Q. もうすぐ透析といわれたのですが、もう無理なの?
A. 食事や投薬を変えると長引かせたり、腎機能が改善可能性もゼロではありません。
 ➡詳しくは腎機能が悪いといわれた方への、回復治療 (パート1,パート2, パート3)をご覧下さい。

Q. どうして腎臓病が心筋梗塞や脳梗塞の原因となるのでしょう?
A. CKDとは、腎と高血圧、腎とカルシウムーリン-骨(MBD)、腎性貧血をご覧ください。

Q. 透析をすれば腎臓病はなかったことになるのですか?
A. 透析をしても透析導入の数ヶ月前の状態を維持するだけで肩代わりにはなりません。
  のみならず単に透析をすれば天寿をまっとうできるというものでもありません。
長生きを目指す透析をご覧ください。

Q. 血液透析・腹膜透析・移植の違いが分からないのですが
A. 腎代替療法選択、腹膜透析 (CAPD) についてをご覧下さい。
    腎臓辞典 ~詳しく知りたい方へ~
腎の構造
血尿について
タンパク尿について
CKDとは
腎生検について
いろいろな糸球体腎炎
尿細管について パート1 腎臓は「海」を陸上に連れてくる装置です
         パート2 人魚っているんですか?
IgA腎症への根治療法 パート1 扁桃摘出 (その1) (その2) (その3)
             パート2 ステロイドパルス
            パート3 上咽頭炎治療
腎機能が悪いといわれた方への、回復治療 パート1 降圧薬
                     パート2 タンパク制限
                     パート3 アシドーシス治療
シャントとは
シャント手術について
PTAについて(痛みをとる、回数をへらす)
元気で長生きを目指す透析
腎と貧血
腎とカルシウムーリン-骨(MBD)
腎代替療法の選択 腹膜透析 (CAPD) について
    福田道雄センター長のつぶやき


腎臓内科 第二部長/腎&シャントレミッションセンター長
福田 道雄
Michio Fukuda


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経歴

生い立ち

業績

受賞歴


腎臓内科に関する相談窓口

「腎臓内科に紹介しようか迷っていらっしゃる」「事前に相談してみたい」などのご相談もお待ちしております (ご相談の際は、個人情報にご注意ください)。先生の御診療後、お昼からでもお電話ください。

相談窓口

Tel. 0586-48-0022 / Fax. 0586-48-0053 (地域連携室)
E-Mail. ichinomiyanishi_jin-consult@yahoo.co.jp
[TEL/FAX 受付時間] 月~金 8:30-19:00 / 土曜日 8:30-12:00
※日曜日・祝日・年末年始はお休み

[メールでのご相談について]
  • 腎臓内科に関するご相談以外は、お答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
  • ご相談に対する回答は1回限りとさせていただきます。その後、診察をご希望の方は、一宮西病院の腎臓内科までお越しください。⇒外来診療担当表はこちら
  • 緊急の症状のご相談は受け付けておりませんので、速やかに医療機関におかかりください。また診療時間や受診予約に関するご質問は、一宮西病院の代表電話(TEL: 0586-48-0077)までご連絡ください。
  • メールでの相談は「診察」とは異なります。確定診断に至るものではありませんので、ご了承ください。
  • メールを送信いただいてから、確認までに2~3日お時間をいただく場合があります。お急ぎの場合は、お電話にてご相談ください。
  • ご相談へのお返事は、1週間程度のお時間をいただいております。1週間程度たっても返信がない場合は、ご自身のメール設定(パソコンからのメールを受信拒否していないか、返信メールが迷惑メールとして振り分けられていないかなど)をご確認の上、お手数ですが再度メールの送信をお願いいたします。
  • このメール相談で、ご相談者さまおよびご相談内容の対象者さまに何らかの不都合・不利益が発生し、損害を被った場合でも、当該回答者及び一宮西病院のいずれもその一切の責任を負いかねます。
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