第1回 ロボット支援手術とは?
小高 今週からの「健康のつボ!」は、、ロボット支援手術について、一宮西病院 外科副部長で消化器低侵襲手術センター副センター長の岡田 和幸先生に教えていただきます。
つボイ ロボット支援手術?
小高 ロボットが支援してくれる手術。
つボイ これはあれですかアイボとか、ペッパー君とかが手術してくれるわけですか?
小高 違うと思います。はい、ロボット支援手術は何なのか、そして手術と言っているから外科的な治療ということだと思いますが、どんな病気を治してくれるのか教えていただけるのは岡田先生です。先生、まず「ロボット支援手術」とは何か?教えてください!
つボイ ロボット支援手術?
小高 ロボットが支援してくれる手術。
つボイ これはあれですかアイボとか、ペッパー君とかが手術してくれるわけですか?
小高 違うと思います。はい、ロボット支援手術は何なのか、そして手術と言っているから外科的な治療ということだと思いますが、どんな病気を治してくれるのか教えていただけるのは岡田先生です。先生、まず「ロボット支援手術」とは何か?教えてください!
岡田 “ロボット”と名前が付いているからといってですね、ロボットが今流行りのAIを使ったりして、自分で勝手に考えて手術をしてくれる、というわけではありません。
つボイ ああ、そうなんだ。
岡田 まだそういったレベルまではさすがに行っていないですね。
小高 自動運転みたいに、見てたらいいよっていうのではないということですね。
岡田 あくまでロボットの「支援」の下で手術を行うということです。
つボイ 主体は人間だと。
岡田 そうです。ロボット自体は外科医が操作します。
小高 操縦するわけですね。
岡田 お腹とか胸に小さな穴をいくつか開けて、カメラや手術の器具を入れて行う内視鏡手術というのがあるんですけど、よく似ていますがそれが進化した手術方法が「ロボット支援手術」といいます。
小高 はい。
岡田 従来の開腹手術や内視鏡手術の場合は、患者さんのすぐ横に術者がいたんですけど、ロボット手術では、患者さんから少し離れたところにコックピットのような所がありまして、そこに座ってカメラの画像を見ながら手術を行っています。
小高 患者さんを直接見ながら手術をするのではなくて、その患者さんの患部とか、いろんなところの画像を見ながら手術をするんですね。
岡田 ロボットの手は4本あって、1本がカメラで、残りの3本の手で組織をつまんだり、切ったり、縫ったりして手術を進めていきます。
小高 いわゆる遠隔操作というやつですかね。
岡田 遠隔操作にはなりますね。
小高 その3本とカメラをちょっと遠いコックピットのようなところから全て1人の先生が動かしながら手術すると。
岡田 一度には右手と左手の2本しか動かせないんですが、足にスイッチがあって、それで切り替えます。
つボイ 足も使う!ドラマーみたいですね。
岡田 そんなに高度ではないかもしれないですけど(笑)今1番と2番を使ってるけど、入れ替えて1番と3番を使うとか、それを足元のスイッチで切り替えるというやり方ですね。
小高 よくドラマで見る典型的な外科手術は、まず最初に先生がメスって言うと、看護師さんが渡しますよね。ロボット支援手術では、ああいった助手的な看護婦さんは横にいないってことですか?
岡田 いるにはいます。オペの看護師さんと、助手の先生は横で座っているんですけど、ロボットのセッティングが終わってしまうとあまりすることがないですね。あとはもうロボットの手を入れ替えるとかそれぐらいです。
つボイ 手術中の先生の汗を拭いてあげるとか...
小高 あはは(笑)
つボイ そんなこともうしないですか。
岡田 そうですね。ロボットに限らず、あんまりしないです(笑)
小高 ドラマの世界だけでしたね。じゃあ従来の手術のイメージと全然変わってきますね。
岡田 違うと思いますね。
小高 ダヴィンチ手術って聞いたことありますが、あれのことですか?
岡田 ダヴィンチというのはですね、アメリカの会社が開発した手術支援ロボットの名称です。一番最初に開発されて、当時はダヴィンチしかなかったので、一般的にダヴィンチ手術というのがロボット支援手術の代名詞的に使われてきました。
つボイ ほぉ~。
岡田 日本製のものもありまして、それも使われていくようにはなっています。今は泌尿器外科とかですね、消化器外科、婦人科、胸部外科でも日本製のものも使えるようになってきていますが、やはりダヴィンチが世界的に一番普及しているロボットにはなります。
小高 ここの会社のこのロボット、あそこの会社のあのロボットで、どこの部分の手術専用とか向いてるとか、そういうのもあるんですか?
岡田 微妙な違いはありますけど、ロボットの基本的な構造としては似通っています。先程お話しした4本の手があって、それを全部術者が操作して手術を行うという、その構造自体はどこも似通っているかなと思います。
つボイ ああ、そうなんだ。
岡田 まだそういったレベルまではさすがに行っていないですね。
小高 自動運転みたいに、見てたらいいよっていうのではないということですね。
岡田 あくまでロボットの「支援」の下で手術を行うということです。
つボイ 主体は人間だと。
岡田 そうです。ロボット自体は外科医が操作します。
小高 操縦するわけですね。
岡田 お腹とか胸に小さな穴をいくつか開けて、カメラや手術の器具を入れて行う内視鏡手術というのがあるんですけど、よく似ていますがそれが進化した手術方法が「ロボット支援手術」といいます。
小高 はい。
岡田 従来の開腹手術や内視鏡手術の場合は、患者さんのすぐ横に術者がいたんですけど、ロボット手術では、患者さんから少し離れたところにコックピットのような所がありまして、そこに座ってカメラの画像を見ながら手術を行っています。
小高 患者さんを直接見ながら手術をするのではなくて、その患者さんの患部とか、いろんなところの画像を見ながら手術をするんですね。
岡田 ロボットの手は4本あって、1本がカメラで、残りの3本の手で組織をつまんだり、切ったり、縫ったりして手術を進めていきます。
小高 いわゆる遠隔操作というやつですかね。
岡田 遠隔操作にはなりますね。
小高 その3本とカメラをちょっと遠いコックピットのようなところから全て1人の先生が動かしながら手術すると。
岡田 一度には右手と左手の2本しか動かせないんですが、足にスイッチがあって、それで切り替えます。
つボイ 足も使う!ドラマーみたいですね。
岡田 そんなに高度ではないかもしれないですけど(笑)今1番と2番を使ってるけど、入れ替えて1番と3番を使うとか、それを足元のスイッチで切り替えるというやり方ですね。
小高 よくドラマで見る典型的な外科手術は、まず最初に先生がメスって言うと、看護師さんが渡しますよね。ロボット支援手術では、ああいった助手的な看護婦さんは横にいないってことですか?
岡田 いるにはいます。オペの看護師さんと、助手の先生は横で座っているんですけど、ロボットのセッティングが終わってしまうとあまりすることがないですね。あとはもうロボットの手を入れ替えるとかそれぐらいです。
つボイ 手術中の先生の汗を拭いてあげるとか...
小高 あはは(笑)
つボイ そんなこともうしないですか。
岡田 そうですね。ロボットに限らず、あんまりしないです(笑)
小高 ドラマの世界だけでしたね。じゃあ従来の手術のイメージと全然変わってきますね。
岡田 違うと思いますね。
小高 ダヴィンチ手術って聞いたことありますが、あれのことですか?
岡田 ダヴィンチというのはですね、アメリカの会社が開発した手術支援ロボットの名称です。一番最初に開発されて、当時はダヴィンチしかなかったので、一般的にダヴィンチ手術というのがロボット支援手術の代名詞的に使われてきました。
つボイ ほぉ~。
岡田 日本製のものもありまして、それも使われていくようにはなっています。今は泌尿器外科とかですね、消化器外科、婦人科、胸部外科でも日本製のものも使えるようになってきていますが、やはりダヴィンチが世界的に一番普及しているロボットにはなります。
小高 ここの会社のこのロボット、あそこの会社のあのロボットで、どこの部分の手術専用とか向いてるとか、そういうのもあるんですか?
岡田 微妙な違いはありますけど、ロボットの基本的な構造としては似通っています。先程お話しした4本の手があって、それを全部術者が操作して手術を行うという、その構造自体はどこも似通っているかなと思います。
つボイ 我々がダヴィンチ手術と言っておるこの「ダヴィンチ」は商品名だったんですね。
小高 そうですね。術式名にはよくその手術法を編み出したお医者さんの名前が付いちゃったりするものもありますから、つい分かりやすい通称で呼んでしまいそうですが、今はダヴィンチ以外にも色々な機械があるそうですから、正式に言うとロボット支援手術となるわけですね。
つボイ なるほどね。
小高 さあ、それでは来週はロボット支援手術のメリットを教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~ロボット支援手術~」でした。
小高 そうですね。術式名にはよくその手術法を編み出したお医者さんの名前が付いちゃったりするものもありますから、つい分かりやすい通称で呼んでしまいそうですが、今はダヴィンチ以外にも色々な機械があるそうですから、正式に言うとロボット支援手術となるわけですね。
つボイ なるほどね。
小高 さあ、それでは来週はロボット支援手術のメリットを教えていただきます。
そしてこのコーナー「健康のつボ!」では、いろいろな病気について専門家の先生に解説していただいております。みなさんもテーマとして取り上げてほしい病気や症状などがありましたら、このコーナーまでお寄せください。専門の先生に教えていただきます。
つボイ はい、質問お待ちいたしております!
小高 「健康のつボ!~ロボット支援手術~」でした。