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泌尿器単孔式ロボット手術センター


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全国有数の単孔式ロボット手術センターへ
最小限の傷で、より精密で安全な手術を
一宮西病院では、泌尿器科領域において次世代手術支援ロボット・ダビンチSPを用いた単孔式ロボット手術を積極的におこなっています。前立腺がん、腎がん、腎盂がん、尿管がんを中心に、傷を最小限に抑えながら、より精密で安全な低侵襲治療を提供しています。

さらに、2026年3月からは2台目となるダビンチSPを導入し、これまで以上に迅速で高度な治療体制を実現しました。現在は全国有数の単孔式ロボット手術センターとして、幅広い泌尿器がんに対応しています。

ダビンチSPとは

ダビンチSPは、1ヶ所の小さな創(きず)からカメラと多関節鉗子を挿入し、狭い空間でも高い自由度で操作できる手術支援ロボットです。従来のダビンチXiが複数(一般的に4ヶ所)の創を必要としたのに対し、ダビンチSPでは単一創での圧倒的な低侵襲手術が可能になりました。
ダビンチSP ダビンチXi
ロボットアーム 単孔式
(シングルポート)
多孔式
(マルチポート)
創の数 1ヶ所 4〜6ヶ所
特徴 狭い空間での精密な手術 広い空間でのダイナミックな手術
※症例によって、助手用ポートの創(5~12mm)を追加することがあります。

受診方法
受診からリハビリまで、シームレスな医療を提供

ダビンチSPによる患者さまのメリット

痛みが少なく、早期の社会復帰ができる

創が少ないため、術後の痛みを抑えることができます。これにより、日常生活や仕事への復帰を早めることが期待できます。

創が小さく目立ちにくい

単一創で手術をおこなうため、従来のダビンチXiと比較して創の数を大きく減らすことができます。

体内への影響を最小限に留めることができる

従来のダビンチXiでの手術イメージ

ダビンチSPでの手術イメージ

従来のダビンチXiを用いた手術では、一般的に腹腔(胃・肝臓・腸などがある空間)を経由して目的の臓器に到達する必要がありました。

一方、ダビンチSPでは、腹腔を通らずに後腹膜(前立腺・腎臓・尿管のある空間)へ直接アプローチできます。そのため、
  • 過去の腹部手術の影響を受けずに手術ができる
  • 手術後の合併症が少ない
  • 将来、胃・肝臓・腸などの腹部手術が必要になった場合も、手術の影響を最小限に抑えられる
という大きなメリットがあります。

当院での適応疾患

当院では主にがんを中心にダビンチSPを用いています。

疾患ごとの創部について

ダビンチSPを用いることで、従来のロボット手術と比較して、創を少なく手術することができます。
前立腺がん

ダビンチSP

ダビンチXi

腎がん (部分切除)

ダビンチSP

ダビンチXi

腎がん (全摘除)

ダビンチSP

ダビンチXi

腎盂がん・尿管がん

ダビンチSP

ダビンチXi

膀胱がん (全摘除)

ダビンチSP

ダビンチXi

身体への負担を軽減する、仰臥位でのロボット手術

腎摘除位(従来の手術)

仰臥位(ダビンチSP)

従来、腎臓・尿管の手術の際は、手術中に腎摘除位(横向きで腰を折り曲げる姿勢)になる必要があり、患者さまの負担になっていました。

当院のダビンチSPでは、多くの場合、仰臥位(あお向け)で手術をおこなうことが可能です。手術中の無理な体位による身体への負担を軽減することで、より安全で優しい手術の提供に努めております。

ダビンチSPでの手術実績

当院では2024年からダビンチSPでの手術を開始し、全国有数の執刀数を誇ります。
前立腺がん
腎がん
腎盂がん・尿管がん
膀胱がん
※治療特性上、膀胱がんのロボット手術では、主にダビンチXiを用いて手術をおこなっています。
2024年 2025年 2026年
(3月時点)
前立腺がん 34 69 23
腎がん 部分切除 9 9 6
全摘除 7 6 3
腎盂がん・尿管がん 9 8 3
膀胱がん 2 0 0

医師紹介

泌尿器単孔式ロボット手術センター長
高野 晃暢
一宮西病院 泌尿器単孔式ロボット手術センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

当センターでは、最新のロボット支援手術システムであるダビンチSPを活用し、患者さまにとってより身体への負担が少なく、安全で質の高い医療の提供を目指しています。ダビンチSPは、単一孔から精密な手術操作を可能とする新しい手術支援ロボットであり、これまで以上に低侵襲で、整容性にも配慮した手術が期待できます。また、当院はダビンチSPを2台、ダビンチXiを1台導入しており、全国的にも充実したロボット手術体制を整えております。ダビンチSPの操作資格を有する医師も複数在籍しており、チームとして積極的にダビンチSPによる手術をおこなっております。私たちは、この先進的な技術を単に導入するだけでなく、十分な経験と工夫を積み重ねながら、前立腺がん、腎がん、腎盂がん、尿管がん、膀胱がんなど、さまざまな泌尿器科疾患に対して最適な治療の実現に努めています。

当センターでは、患者さまお一人おひとりの病状や生活背景にあわせ、安心して受けていただける医療の提供を何より大切にしています。今後も、地域の皆さまに信頼されるセンターとして、より安全で高度なロボット手術の発展に取り組んでまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。
資格
  • 日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・指導医
  • 日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
  • 日本内視鏡外科学会 技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
  • 日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター(膀胱・前立腺領域、副腎・腎尿管領域)
  • 日本ロボット外科学会 ロボット手術専門医
  • 日本ロボット外科学会 Robo-Doc Pilot 国内A級ライセンス
学会発表
2024年
  • 第38回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会
    講演発表「ダビンチSPサージカルシステムを用いたロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術の初期経験」

2025年
  • 第112回日本泌尿器科学会総会
    講演発表「ダビンチSPを用いた仰臥位後腹膜アプローチによる腎尿管悪性腫瘍手術の初期経験の報告」
  • 第39回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会
    講演発表「ダビンチSPを用いた仰臥位での傍腹直筋切開、後腹膜アプローチによる腎尿管全摘除術の初期経験」
  • 第39回日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会総会
    インテュイティブサージカル社共催 ランチョンセミナー 講演
    「SPシステムで切り拓くロボット手術の革新」

2026年
  • 第113回日本泌尿器科学会総会
    講演発表「ダビンチSP サージカルシステムを用いた仰臥位もしくは側臥位での、2通りの異なる後腹膜アプローチによるロボット支援腎部分切除術の初期経験の報告」
「ダビンチSPを用いた仰臥位での傍腹直筋切開、後腹膜アプローチによる腎尿管全摘除術の報告」のリーフレットが全国の病院に配布されました。

よくある質問

手術の創はどれくらいですか? 本当に創1つでできるのですか?

ダビンチSPでは、4~6cmの単一の創で手術をおこなうことが可能です。ただし、より安全に手術をおこなうため、必要に応じて助手用ポートの創(5~12mm)を追加することがあります。

手術の痛みは少ないですか?

はい、従来のダビンチXiに比べて創の数が少なく、痛みは一般的に少ない傾向があります。そのため、術後の早期離床・早期回復が期待できます。

保険は使えますか?

はい、対象となる疾患では健康保険が適用されます。高額療養費制度も利用できるため、自己負担を抑えられる場合があります。詳しくは外来受診時にご相談ください。

手術まで長く待ちますか?

当院では2026年4月よりダビンチSPの2台体制を導入しており、比較的短い待機期間で手術日程を調整可能です。がんを中心に手術をおこなっていますので、可能な限り早期の治療開始に努めています。

どんな病気が対象ですか?

対象となる主な疾患は以下の通りです。
  • 前立腺がん
  • 腎がん
  • 腎盂がん・尿管がん
  • 膀胱がん

当院では、疾患の種類だけでなく患者さまの状態を踏まえて、ダビンチSPとダビンチXiを使い分け、より最善の医療を提供できるよう努めています。

入院期間はどれくらいですか?

疾患や術式により異なりますが、概ね以下の入院期間になります。
前立腺がん
11日間
腎がん
10日間
腎盂がん・尿管がん
12日間
あくまで目安であり、患者さまの状態に応じて最適な退院時期をご提案します。

過去にお腹の大きな手術を受けていますが手術できますか?

はい、可能な場合が多いです。当院のダビンチSPでの手術は、腹腔(胃、肝臓や腸がある空間)を介さず、後腹膜(前立腺・腎臓・尿管のある空間)へ直接アプローチできるため、過去の腹部手術による癒着の影響を受けにくいことが大きな特長です。

手術歴のある患者さまでも治療の選択肢を広げやすいため、まずはご相談ください。

紹介状がなくても受診できますか?

はい、紹介状がなくても受診可能です。ただし、CTやMRIなどの画像検査や紹介状をお持ちいただくと、よりスムーズに診療を進められます。

また、他の医療機関に通院中の方は、主治医の先生からのご紹介も歓迎しています。

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