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泌尿器科


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当科では泌尿器疾患(尿路結石、悪性腫瘍、排尿障害、過活動膀胱、尿路感染症、外傷など)を対象として診療しています。特に悪性腫瘍・尿路結石・前立腺肥大症に対しては、重点的な治療をおこなっています。

現在の泌尿器科のスタッフは5名おり、月~木曜日を手術日としています。生検や処置などはいつでも可能です。

B棟2階

受付場所
S

一宮西病院 泌尿器科の特長

1
ロボット支援下手術を
積極的に実施

ロボット支援下手術による低侵襲手術を積極的におこなっています(腎がん、腎盂尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、腎盂尿管移行部狭窄症)。手術支援ロボット・ダビンチXiを2021年4月に導入、ダビンチSPを2024年1月に導入し、さらなる低侵襲手術を目指します。

2
最も根治性の高い
経尿道的前立腺核出術

前立腺肥大症に対しては、根治性の高い経尿道的前立腺核出術を中心に、患者さまの個々の状態に応じた術式を提案させていただきます。

3
尿路結石症に対する
レーザー砕石術を実施

尿路結石症に対し、内視鏡を用いたレーザー砕石術をおこなっています。

このような症状はありませんか?

※日本泌尿器科学会のホームページへ移動します

主な対象疾患と診療内容

尿路、性器、悪性腫瘍
(腎がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣腫瘍など)

エコー検診の普及は、無症状の早期腎がんの発見、予後の改善に大きく役立っています。
初診時の拡がり方で予後が大きく左右されるので、肉眼的血尿があれば、ただちに膀胱鏡検査をおすすめします。表在性膀胱がんであっても再発率は高く、術後の定期検査が必要です。多発または再発を繰り返す場合は、BCGの膀胱注入療法が再発防止に効果的です。膀胱機能の保全に努めてはいますが、尿路変更せざるを得ない場合もあります。進行がんには手術・放射線・化学療法を組み合わせて治療しています。PSA検診の普及により、前立腺がんを根治可能な早期に発見できるようになり、当科でもますます治療数が増えています。 全摘・ホルモン療法・放射線療法を組み合わせて根治をめざしています。

前立腺がんについて
前立腺がん
PSA検査
尿路結石

結石の大きさや位置などにより、適切な治療をご提案いたします。

経尿道的尿路結石破砕術(f-TUL)
結石を実際に内視鏡で確認し、レーザーで破砕、除去することができる治療方法です。当院では新型の尿管内視鏡(細径尿管電子スコープ)を導入し、従来の内視鏡や体外衝撃波治療では困難であった腎結石などの治療も施行できるようになりました。入院、麻酔(脊椎麻酔)が必要になります。※f-TULは“FlexbileScope - Transurethral Ureterolithotripsy”の略

体に優しいロボット支援下手術について

ロボット支援下手術

ダビンチSPでの
ロボット支援下手術件数

68
2024年
近年、ロボット支援下手術が急速に普及しています。泌尿器科領域では、前立腺がんに対する前立腺全摘術が保険適応となって以来、現在は腎臓がんに対する腎部分切除術・根治的腎摘除術、腎盂尿管がんに対する腎尿管全摘除術、膀胱がんに対する膀胱全摘除術などの悪性腫瘍の手術だけではなく、良性副腎腫瘍に対する副腎摘除術、腎盂尿管移行部狭窄症に対する腎盂形成術などの良性疾患まで保険適応が広がっています。ロボット支援下手術によって、手術の創が小さくなるだけではなく、より正確な手術をおこなうことが可能となりました。その結果、手術成績が向上し、出血の量も減少、手術の回復も早くなっています。

一宮西病院では、手術支援ロボット・ダビンチXiを2021年4月に導入、ダビンチSPを2024年1月に導入し、さらなる低侵襲手術を目指しております。実際の治療は各々の患者さまの病状により様々です。しっかりと病状、治療の選択肢などをご説明させていただき、最善の治療に努めさせていただきます。
前立腺がんに対するロボット支援前立腺全摘術の創部

ダビンチXi

ダビンチSP

腎がん・腎盂尿管がんに対するロボット支援手術の創部
(左側の場合)

ダビンチXi

ダビンチSP

前立腺肥大症に対する手術治療

前立腺肥大症に伴う前立腺部尿道圧迫

前立腺肥大症に対する手術治療にはさまざまな方法がありますが、当院では2026年4月より根治性に優れた経尿道的前立腺核出術を導入しています。バイポーラ電極を用いた治療法で、BipolEP(バイポーレップ、Bipolar Enucleation of the Prostate)やTUEB(チューブ、Transurethral Enucleation with Bipolar)と呼ばれます。

経尿道的前立腺核出術

① 経尿道的に肥大した腺腫を剥離電極で剥離

② 剥離した腺腫を膀胱内へ落とす

③ モルセレーターで腺腫を細分化し、吸引して摘出

この手術では、前立腺肥大症の原因となる前立腺内腺を内側から核出(くり抜くこと)し、遊離した組織を膀胱内へ落とします。その後、モルセレーターという専用の機器で細かく切除しながら体外へ取り出します。摘出した組織はすべて病理組織検査に提出するため、前立腺がんの有無について確認することができます。

前立腺肥大症では、排尿時に高い圧力が必要となる“高圧排尿”の状態が続くことで、膀胱機能・腎機能の低下や尿閉などのさまざまな障害を引き起こします。経尿道的前立腺核出術は、排尿の妨げとなる前立腺組織を根本から取り除くことで、尿の通りを改善し、高圧排尿を解除することを目的とした根治性の高い手術です。

核出術は高度な技術を要する手術ですが、これまでの500例を超える手術経験をもとに考案・確立した“ビークテクニック”という手術手技により、安全性を維持しながら短時間での核出を可能にしています。この手術手技は、学術論文としても報告をおこない、学会のセミナーなどでの普及活動にも努めています。
※Noda Y, Naiki T, et al. Our experience in developing and implementing the beak technique, a new surgical technique for bipolar enucleation of prostate. Urology Video Journal. 2024;23:100282. doi:10.1016/j.urolvj.2024.100282

このような方はご相談ください

※尿道カテーテル(バルーンカテーテル)
また、経尿道的水蒸気治療(WAVE)や前立腺尿道吊り上げ術(PUL)などの治療後でも症状の改善がない・再発した場合には、経尿道的前立腺核出術による手術が可能な場合があります(適応については外来診察で判断いたします)。さらに、「手術は難しい」、「手術はできない」と他院で説明を受けた方でも、治療が可能な場合があります。特に尿道カテーテルを留置されている方においては、核出術によってカテーテルを抜去できる可能性があります。

前立腺肥大症でお困りの方は、ぜひ一度、泌尿器科外来でご相談ください。

症例数

2023年 2024年 2025年 2026年 2027年
体外衝撃破砕石術
(ESWL)
15 10 0
経尿道的尿管砕石術
(TUL)
109 138 128
経尿道的前立腺切除術 0 0 0
経尿道的前立腺レーザー蒸散術 18 21 33
腎悪性腫瘍手術 開腹 0 0 0
鏡視下 19 6 0
ロボット 14 36 30
(Xi 15)
(SP 15)
経尿道的膀胱腫瘍切除術 126 122 127
膀胱全摘除術 開腹 0 0 0
鏡視下 3 2 0
ロボット 11 5
前立腺全摘除術 開腹 0 0 0
鏡視下 3 0 0
ロボット 57 60 82
(Xi 10)
(SP 72)
腎尿管全摘膀胱部分切除術 鏡視下 10 3 0
ロボット 2 15 10
(Xi 2)
(SP 8)
2018-2022年
2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
体外衝撃破砕石術
(ESWL)
69 75 42 35 16
経尿道的尿管砕石術
(TUL)
60 63 67 101 119
経尿道的前立腺切除術 0 0 1 1 0
経尿道的前立腺レーザー蒸散術 37 24 5 22 21
腎悪性腫瘍手術 開腹 2 0 0 0 0
鏡視下 11 17 15 17 14
ロボット
経尿道的膀胱腫瘍切除術 90 107 73 120 117
膀胱全摘除術 開腹 3 0 1 0 0
鏡視下 4 4 5 4 7
前立腺全摘除術 開腹 5 0 0 0 0
鏡視下 5 17 14 26 7
ロボット 25 44
腎尿管全摘膀胱部分切除術 鏡視下 8 5 10 12 7
ロボット
2013-2017年
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
体外衝撃破砕石術
(ESWL)
127 164 79 68 70
経尿道的尿管砕石術
(TUL)
7 2 63 72 71
経尿道的前立腺切除術 28 34 22 4 1
経尿道的前立腺レーザー蒸散術 0 0 17 36 24
腎悪性腫瘍手術 開腹 4 5 6 5 12
鏡視下 0 0 0 0 0
経尿道的膀胱腫瘍切除術 49 63 79 78 81
膀胱全摘除術 開腹 0 1 2 0 3
鏡視下 0 0 0 0 0
前立腺全摘除術 開腹 2 0 2 0 6
鏡視下 0 0 0 0 0
腎尿管全摘膀胱部分切除術 鏡視下 0 0 0 0 0

臨床研究に関するお知らせ


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