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生活習慣病が気になる方へ


自分の健康は家族も守る

心臓血管外科医として手術の現場にいると、「なんでここまでボロボロになってしまったのだろう!」と嘆きたくなるほど動脈硬化で傷んだ心臓や血管を、目の当たりにします。「ボロボロにならない」ための究極の方法は、動脈硬化の進行を遅らせることです。動脈硬化の三大原因は加齢、遺伝、生活習慣とされ、とりわけ不健全な生活習慣が引き金になると言われています。過食や運動不足、ストレスの蓄積など身の回りには不健全な生活習慣があふれています。そうはいってもなかなか変えられないのが習慣というもので、これを変えるには、一念発起と地道な努力と多少のコツが必要です。「健康のためなら死んでもいい」というくらい、健康志向が高まっている昨今、いざ食事や運動のことになると、ついつい自分に甘くなりがちです。そこで持続可能な賢い生活習慣法を身に付けることがなにより大切になります。

さてもう一つ大事なことは、専門検診です。心臓や血管の病気は、困ったことになかなか症状として現れず、知らず知らずのうちに進行し、症状が出た時には、すでに手遅れということが少なくありません。たとえば脳卒中では半身マヒの後遺症が残ったり、大動脈瘤が破裂すると命が危なくなります。そのため症状がなくても検査を受けることが大切です。ただ、一般的なレントゲンや心電図などでは見つからないことがあるため、心臓や血管の専門検診を受けることをお勧めします。最近では高性能のCT検査で心臓の血管を詳しく調べることができるようになりました。

当院では、専門検診として“心臓・大動脈瘤スクリーニング検査”を行っており、どなたでもお気軽に受けていただくことができます。検査内容の詳細は下記の通りです。ただでさえ忙しい生活の中、健康になるためにいろいろと気を使うのは大変かもしれませんが、病気になってはじめてわかるのが「健康のありがたさ」、そして自分の健康は家族を守ることにもつながります。ひとり一人が意識を持って、自分のからだと健康に向き合っていきましょう。

心臓・大動脈瘤スクリーニング検査のご案内

この検査は、心臓・大血管のCT、心エコー、ABIなど4種類の検査を行うことで、狭心症、心臓弁膜症、大動脈瘤などの病気の早期発見を目的とした検査です。これらの病気のほとんどは自覚症状がなく、突然発症します。非常に怖い病気ですが、早めに見つければ大事に至る前に適切な治療を開始することができます。症状がなくても、「血圧が高めだな」「脂っこい食事が多いな」など、日々の健康状態に不安がある方は、一度この検査をお受けいただくことをお勧めします。

● 検査内容

採血検査

採血検査

心臓超音波検査

心臓超音波検査

心臓CT 胸腹部CT検査

心臓CT 胸腹部CT検査

ABI検査

ABI検査

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