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よくある質問



Q. 以前“動脈瘤”と言われましたが全く症状がありません、それでも調べたほうが良いのでしょうか?

一度、調べた方がよいと思います。一言に“動脈瘤”と言っても、様々な種類があります。できている部位によっては脳神経外科受診なども必要になります。また実際に動脈瘤があったとしても、経過観察で十分なことも多くあるため、必ずしも動脈瘤=治療…とはなりません。治療が必要なのか、経過観察でよいのかをはっきりさせるためにも、一度専門病院の受診をおすすめします。

Q. かかりつけの医師から胸部大動脈瘤と言われていますが、それほど大きくないのでこのままでよいとも言われました。破裂する危険はないのでしょうか?

破裂する可能性が全くないとは言い切れません。胸部大動脈瘤に限らず、すべての動脈瘤は大きくなればなるほど破裂の危険性が高くなります。また、小さいからといって、絶対に破裂しないとも限りません。一般的には、胸部大動脈瘤の場合、5.0~6.0cmまでは、経過観察されることが多いようです。しかし、急激に大きくなってくることもあり、定期的なCT検査が必要です。破裂の可能性は常にありますが、定期的に診察をうけることで、早期発見・早期治療が可能となります。

Q. 大動脈疾患にならないためにはどうすればよいのでしょうか?

まず大原則は“禁煙”です。喫煙は血管に悪影響しか及ぼさず、また、呼吸機能も低下させるので、もし手術となった場合、患者さんご自身が非常に苦しい思いをします。 大動脈疾患は、いわゆる“生活習慣病”の一環として考えることができるので、それら(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)の予防が重要となります。

Q. 以前に見てもらった病院では“動脈瘤があるが手術は不可能”と言われ、非常に不安な毎日を過ごしております。なんとかならないでしょうか?

手術が可能かどうかは、患者さんの全身状態だけでなく、生活環境や家族構成など、疾患以外の社会的要素も取り入れて考慮されるものです。“不可能”と判断されても、他の病院では“可能”と判断されることもあります。一度、専門病院によるセカンドオピニオンをおすすめします。

Q. 高齢者でも手術は可能なのでしょうか?

年齢は、それだけでは手術が可能かどうかを決める判断材料にはなりません。80歳以上の方でも、身の回りのことがある程度ご自身でできれば、十分手術は可能と考えます。

Q. 余病がある場合も手術は可能でしょうか?

当センターでは、術前に詳しい検査と的確な診察を行うことで、実際に安全に手術ができるかどうかを判断します。したがって、余病がある方でも、術前に万全の準備を行うことで、安全性の高い手術ができるようにしております。

Q. 手術を受けた場合、どのような合併症があるのでしょうか?

動脈瘤の部位にもよりますが、代表的なものとしては、脳梗塞や肺炎、対麻痺(下半身が動かなくなる)などがあります。当院では、これらの合併症を極力発生させないよう、様々な工夫を行いながら手術を行なっています。また、事前にこれらの合併症についての説明を十分に行い、患者さんはもちろんのこと、ご家族の方にもわかりやすく説明し、ご理解を得るようにしております。

Q. 手術で使う“人工血管”では、拒絶反応は起こるのでしょうか?

術後に一過性に発熱することはありますが、一般的に言う拒絶反応はありません。

Q. 手術後は、何か日常生活に制限は出てくるのでしょうか?

普通の術後経過の患者さんでは、ほとんどありません。また、術後必ず必要という内服薬もありません。

Q. 入院期間はどれぐらいでしょうか?

胸部大動脈瘤の場合は約2週間、腹部大動脈瘤の場合は約1週間です。また大動脈解離の場合は、手術後も一定期間厳密な血圧管理が必要なので、入院期間は約2~3週間となります。

Q. 手術後はどれくらいで仕事が可能でしょうか?

退院後約1~2週間で、一度外来受診があります。その際問題がなければ、翌日から仕事は可能です。手術の傷の痛みさえ気にならなければ、早期復職は十分可能です。

Q. 紹介状や検査結果がなくても受診は可能でしょうか?

可能です。どうぞお気軽に来院ください。

Q. 身内に大動脈瘤になった人がいるのですが、これは遺伝するものなのでしょうか?

現在のところ、大動脈瘤に関しての遺伝性は明確にはなっていませんが、家族内で発症することがあります。生活習慣病と関係があるため、生活習慣が似ている(同じものを食べたり、同じ嗜好品があったり)と、動脈瘤の可能性も出てくるかもしれません。もし不安があれば、一度専門病院でのご相談をおすすめします。

Q. 非常に大きな手術だと思うのですが、手術後に寝たきりなどにはならないのでしょうか?

脳障害などの合併症が起こらなければ、寝たきりになる一番の原因は長期臥床による四肢筋力低下です。当院では、手術翌日から専門のリハビリスタッフが、寝たきり防止のため早期離床リハビリを開始します。早期離床で一番問題になるのは手術創部の痛みですが、それにより患者さんのリハビリ意欲がなくなることも珍しくありません。当院では適切な疼痛コントロールも行いながらリハビリを進めていくので心配ありません。

Q. ステントグラフト治療を受けたいのですが、どうしても受けられない条件はありますか?

解剖学的にステントグラフトが困難なケースがあります。造影CT検査を行って詳細に評価します。マルファン症候群などの血管炎に伴う動脈瘤では禁忌とする意見があります。

Q. ステントグラフト治療後、大動脈瘤から出ている枝はどうなるのですか?

多くの場合、動脈瘤から出ている細い枝は自然に詰まってしまいます。ただし、この細い枝が残り、エンドリークの原因となる事があります。そのため、後でカテーテルによる塞栓術を追加することがあります。

Q. 60歳代でもステントグラフト治療を受けて良いですか?

比較的若い方には従来の人工血管置換術をお勧めしています。ただし、心臓病や呼吸器疾患を合併している方や開腹手術の既往のある方などでは年齢に関わらずステントグラフトの適応となる場合があります。

Q. CKD(慢性腎臓病)で腎機能が悪いのですが、ステントグラフト治療は受けられますか?

人工血管置換術と比較しても腎臓に対する負担は変わりません。そのため、腎機能障害があるからステントグラフトが出来ない訳ではありません。造影剤量を少なくしたり、輸液したりして、腎機能が悪化しないように工夫をしながら治療します。

Q. ステントグラフト治療後、ワーファリンなどの抗凝固薬は必要ありませんか?

必要ありません。ステントグラフトで治療する血管は比較的太い血管で血流量が多いため、基本的にはワーファリンや抗血小板薬を必要としません。

Q. 一度ステントグラフトが入ったら一生ものですか?

新しい構造のグラフトなので、20年以上のデータはまだありません。時間的な経過でステントグラフトがずれたりする事もあるので、定期的にCT検査にて確認します。検査は生涯にわたって続けていきます。

Q. ステントグラフト治療後、何日位で普通の生活に戻れますか?

早い退院が可能です。腹部大動脈瘤の場合は、問題が無ければ5日ほどで退院できます。

Q. ステントグラフト治療の前後に行う放射線検査の被ばく量は問題になりませんか?

被爆が問題になることはありません。被ばく量は通常のCT検査などよりも低い値ですので、健康に害を及ぼすものではありません。ただし、術後も定期的にCT検査が必要ですので、検査の回数などの管理に配慮しています。