肩関節センター
ごあいさつ
肩関節は、膝関節・股関節・脊椎と比較して、レントゲン検査では正常なことが多く、正確な診断が困難だと言われています。整形外科医師のなかで肩関節を専門にしている医師は少なく、『忘れられた関節』と呼ばれてきました。しかし日々の臨床の現場では、膝痛、腰痛の次に多いのが、肩関節痛です。当センターでは肩関節を『忘れられた関節』から『治療できる関節』にします。
肩関節チームの治療方針
肩関節の治療は、理学療法や投薬、注射などによる「保存治療」を基本とします。特に当院では理学療法などの保存治療に軸を置き、リハビリテーション部門との連携を密に図り治療を行っています。手術を選択した場合は、患者さま各個人の希望に応じた手術方法をご提案、選択していただきます。
対象疾患
- 腱板断裂
- 拘縮肩(四十肩・五十肩)
- 石灰沈着性腱板炎、
- 反復性肩関節脱臼
- 変形性肩関節症
- 投球障害肩
- 動揺性肩関節
- 上腕骨頭壊死
- 胸郭出口症候群 など
◎肘関節疾患にも対応しています。
当院で行っている手術方法
当院では年間約250症例の肩の手術を施行しています。以下はその一部です。
- 鏡視下(直視下)腱板修復術
- 鏡視下バンカート修復術(Bristow変法も含む)
- 鏡視下関節授動術
- 非観血的関節授動術
- (リバース型)人工肩関節置換術
- 骨折観血的手術(鎖骨・肩甲骨・上腕骨・肘関節)
- 肩鎖関節制動術
- 鏡視補助下第1肋骨切除術 など
医療コラム「専門医が解説する 肩の痛みについて」
一宮・稲沢を中心に各戸配布されている地域密着生活情報誌『くれよん』にて、梶田医師監修による医療コラムを掲載しております。
「専門医が解説する 肩の痛みについて」
コラムの内容はこちらからご覧いただけます。
「専門医が解説する 肩の痛みについて」
コラムの内容はこちらからご覧いただけます。
スタッフ紹介
肩関節センター長
梶田 幸宏(かじた ゆきひろ)
梶田 幸宏(かじた ゆきひろ)
整形外科分野以外のことでも結構です。気になることがあれば何でも相談してください。
肩関節センター
髙橋 亮介(たかはし りょうすけ)
髙橋 亮介(たかはし りょうすけ)
一生懸命頑張ります。よろしくお願い致します。
● カンファレンス
リハビリテ-ション部と隔週月曜日にカンファレンスを行っております。入院および外来患者情報の共有、また各研究の進捗状況の確認と新しい臨床研究の試み、学会活動などを行っています。
● 学会・論文活動
日本整形外科学会、日本肩関節学会、日本肘関節学会、日本関節鏡・肘・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)、日本整形外科スポーツ医学会、日本臨床スポーツ医学会、中部整形外科災害外科学会などの学会に、積極的に発表しております。多数の英語論文・和文論文・雑誌依頼原稿など情報発信をしています。